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日記を毎日書くコツ5選 〜私が日記を14年間書き続けるワケ〜

強み意識はなかったが「毎日日記を14年間書き続けていること」実はすごい継続能力な気がしてきた(自画自賛)。


新しい働き方LABの研究員2期生で、Living Anywhere Commons企画(以下LAC企画)に当選した我々には、『半年間 毎日日記を書く』というミッションが課せられた。高校1年生から日記をつけているアマチュア毎日日記ラー(そんな言葉はない)な私にとっては、即答「御意」だった。


しかしLAC企画の事前ミーティングに参加すると「日記を毎日書くという不安」を抱えている方が多く存在し、企画が始まった昨今でも「日記が止まっている」という呟きを目にした。

ので、同じ企画で実験をする方 及び このnoteを開いてくれた方に向けて『毎日日記を続けるヒント』を勝手に言いたいと思う。「もっと軽く考えてええねん」が伝わったらいいな。


日記を毎日書きやすくなる5つの方法と、参考程度に私の味気ない日記の中身と、なぜ毎日日記を書いているのかを順に挙げていく。


一貫して言えることは2つ。

① 継続が大事
② "日記を書くこと"が目的ではない


1. 全行埋める必要はない

というスタンスが大事。
本当に何も起こらない日が人間にはあるので、7行のうち2行でも全然いい。

大事なことは、例え2行でも「今日は本当に何にも起きなかった。書くことがない。」と日記に書くことだ。

余白はOK、空欄はNGだ。


2. 凝りすぎない

こだわりを持つことはもちろん大切だが、そのこだわりがプレッシャーに感じて『日記を書く行為が面倒』になるぐらいなら、そのこだわりは捨てた方が良い。絶対に続かない。

逆の考えで、気分がいい日にイラストを追加するなどは全然あり。後から見返した時に「この日は羽振りがいいなw」と微笑ましく思うはずだ。

凝った日記にするのではなく、気分の良い特別な日を凝るようにする。


3. 溜めていいのは2日分まで

多忙や気分が乗らないなどの理由で、どうしても日記を書けない日がある。14年の経験上2日以上放置しないこと』を大きな声で忠告したい。

3日以上前のことなど思い出せるはずがなく、自分のTwitterを遡る・Googleカレンダーを見返して何した日か思い出すなど、余計な労力が生まれてしまう。

例え1行でもその日に書いておく。

あとは4日後に突然「あっあの日は駅長と仲良くなったんだ」と思い出された時に追記したらオーケー。


4. 見える範囲に日記を置く

『どこかから取り出す』という労力を削ることがポイント。

その些細な労力一つが面倒で「明日まとめて書こう」が続き、借金が溜まって大変厄介なことになる。習慣づけることが大切なので、存在を忘れないためにも目に見えて、手の届く範囲に置くことが重要。

14年続けていても「あ、昨日日記書いてねぇーや」があるのだから気が抜けない。私は常に机の上にペンと共に置いている。


5. 筆記具を決めると良い(私は)

これは個人の好みだと思うが、私の場合は日記を書く用のペンを固定で決めている。14年前から自然とこうしていたので具体的な根拠はないが、日記全体を見渡した時になんとなく揃っていて気持ち良さは感じる。ふわっとしたものだが。

些細な気持ち良さは日記を続ける上で大切。

日記帳が変わる・月が変わるタイミングでペンを変えることもある。もう本当にこれは、好みの世界。


【毎日日記を書くコツ5選】
1. 全行を埋める必要はない
2. 凝りすぎない
3. 溜めていいのは2日分まで
4. 見える範囲に日記を置く
5. 筆記用具を決めると良い(私は)


▼私の日記を公開

毎日日記14年選手の、LAC企画バージョンの日記を公開してみよう。

個人名や地名は伏せています


「えっこんな味気ないの」と引くかもしれないが、こだわることと継続することを天秤にかけた時、私は継続することを選んだのだ。


これでええねん。
北海道のシルエット一向に上手くならないけど、最近は一筆書きで書けるようになってきた。これでええ~~~~~ええねん♪


私のフリースペースはアイドルちゃんのことで溢れている。


日記をチェックする大ボス、が猪狩くんに詳しくなる仕組みになっている。これぞフリースペース。(SE : ラッパのファンファーレ)




▼毎日日記を書き続ける理由

なぜ日記を書いているのか動機を分析してみたら、理由は2つあった。そして日記を書く意図が明確であれば、たぶん日記は続く。

書くことが目的ではないのだから。


▽クローズドな吐き口

大手呟き媒体のTwitterというものが我々にはあるが「誰にも見られない媒体で(今回の実験では大ボスが閲覧するが)心情を吐き出すこと」が人生において役立つことがある。

モヤモヤしていたことを紙に書き出すとスッキリするように、クローズドな媒体で、他人を気にせず吐き出せるだけで、心が軽くなることはある。高校生の頃には分からなかったが、大人を進めるにつれこの吐き口は意外と大切だったと気付かされた。


そういえば小学生の時、めちゃくちゃ可愛くて誰とも共有したくなかった交換日記帳も1人で書いていたな。好きな男の子が優しくしてくれたとか、火が出そうな内容を1人楽しく書いては、たまに見返してニヤニヤしていた。毎日日記もその延長なのかもしれない。
因みにその交換日記帳は本当に誰の目にも触れてはいけないものなので、既に処分済みだ。残念だったな(?)



▽自分が将来、見返して楽しむためのツールにすぎない

私にはこちらの要素が8割ぐらいを占める。

おそらく私は「今日めちゃくちゃ楽しかったよ!」を残し、未来の自分に当時の楽しさを思い出させることが好きなのだ。


それは色々な形がある。携帯電話やカメラの撮影データもそうだろう。

お友だちとライブ遠征に行って楽しかったことは、10年前からブログに残している。(なお10年前のブログは最近サービスを終了していた…👼)


海外での稀有な体験もブログに残している。


インスタに投稿することも。


YouTubeにVlogをアップすることも。


どれも全部「今日こんなことして私めちゃくちゃ楽しんだ!」を残している。おかげで私は、自分で自分のブログを読み返して5年前のことに笑っているし、ライブへ一緒に行った友だちも「たまに読み返してあのライブを思い出してるよ」と言ってくれる。

楽しかったことも、月日が経つと多少なりとも忘れてしまう。
でもこうして、例え高校時代のくどい言い回しに耐えがたくても、読み返すとすぐに当時の楽しさに戻ることが出来る。過去ばかりを引きずっても仕方ないが、きっとこれが私のSNSの使い方なんだろうなと思った。



その一方で、完全オフラインの毎日日記。

SNSではマイナスなことを書かないように意識している私にとって、日記だけは正直に書いていたりする。嫌なことを思い出してしんどくなる時もあるが、これはこれで大切な存在だと思っている。

忘れていた感情を再認識したり、考え方が180度変わっていたり、「この時のアツい気持ち、今は忘れていたな」と過去の自分に触発されたりする。

楽しかったことはSNSに残して、その場限りの自分の気持ちやネガティブな出来事は日記に残す。そんな使い分けをしていると思う。


最近では、大野智さんの個展グッズである「5年日記」に2021年から移行した。これは5年分の同じ日の日記を縦に書く仕様になっており、発売された大野さん自身も毎日日記を書かれている方だ。

私のジャニオタの始まりの人である大野さん、お元気ですか。最近は暑くなってきましたね。

大野さんはライブ前に松山千春を聴いていたので


この5年日記を書いていて、ちょっと感慨深くなった6/9の日記を共有しようと思う。

2020年の6/9は、仕事で北海道に長期滞在しており、都民的には毎日が刺激的だった。(5年日記内にはないけど)
2021年の6/9は、東京で生理痛に苦しんでいて、昨年の今頃は楽しかったなとセンチメンタルになっていた。

人名は伏せています


そして今年2022年の6/9、私は再び北海道に滞在している。北海道で満喫しまくってめちゃくちゃ楽しかった6/9のことを行パンパンに書いた。

1年前の私に「来年は北海道で楽しんでいるよ!」「仕事持って来てるよ!」と胸を張って伝えたくなるような6/9を過ごした。もちろん1年前のネガティブ感情なんて覚えていない。


今書いていることが将来、自分の背中を押してくれるかもしれない。そうこれが、私が毎日日記を書く理由だ。

【毎日日記を書き続ける理由】
1. クローズドな吐き口
2. 自分が将来、見返して楽しむためのツールにすぎない


同じLAC企画で日記を書くことになった皆様。
行き詰まった時は1行だけでも良いので、今日食べたものでも書いてみてほしい。そしたら次の日も書きやすくなり、結果地道に続いていくことになり、数週間後には「全く同じもの食べてるじゃんw」と笑えるはずだ。

その「そんなことあったわw」と振り返ることで日記が楽しいものになって、書き続けられるのかなと私は思っている。


LAC企画の実験が終わる半年後の自分へ、今の自分を思い起こさせるツールが『毎日日記』

LivingAnywhere生活を通して日記に綴られる半年後の自分の変化、とても楽しみです。




LAC企画に参加が決まったことで、半年間の日記2冊生活が始まった。始めは「転記すればいいや」と思っていたが、意外と書く内容は異なっていた。(詳しくは初回の研究計画レポートにて)


また日記が倍になるのは負担かと思いきや、むしろ2冊あることによってこれまで以上にしっかりと「日記を書く時間」を確保するようになった。1冊のみ書いていた時より、元来の毎日日記も充実度が増している(これでも)。


ということで皆様、今日の日記は「てんさんに日記のコツを聞いた」と書いてくだされ。


fin.

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