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レールの上を全裸で歩く

こんにちはー!レールを全力で突っ走ってる(全裸の)今田と申します。”レールの上を歩くだけの人間になるな” と馬鹿の一つ覚えのように書いてある自己啓発本をたくさん読んできた私ですが、結局レールの上を走ってます。幼稚園に行って、小学校に行って、中学校ではがんばって勉強して、偏差値52の高校に行って、もう少し頑張って勉強して大学入りました。そして今就職活動。

ずっと日本にいて古風な義務教育をなんの疑問も持たずに受け、先生から「今田さんは本当に優秀ですねえ」と言われる優等生でした。義務教育の評定はオールAもしくはオール5でした。しかし実際に学力があるわけではなく、先生に好かれることが得意でした。勉強頑張って、問題を起こさず先生にニコニコ話しかければ好かれます。でもきっとその先生たちの記憶に残ってるのは問題児の生徒で、私のような生徒はすぐにアーカイブされてしまうことでしょう。そしてめったなことがないと思い出せない。ああ悲しい。私も学校の窓ガラス割りまくればよかった(実際にあった事件)。

なので私は、世の中にいる
「この人すげー、さすが、小学生の時から奇才だったんだな」や、
「考え方が一般人とはかけ離れてるんだな」
のような人になりたくても、なることができません。普通人間です。
もしあなたが、”いやいや、今田さんは相当変わってるしすごいよ。”と思ったとしたら、すみませんけど、あなたの頭がおかしいです。

4歳の時、祖父に「将来の夢はなに?」って聞かれて
「おいたたん!(医者)」って答えました。祖父母&親が信じられないくらい喜んでくれたのを覚えています。おそらく彼らは「セーラームーン」や「プリキュア」と答える微笑ましい4歳児(女)を思い描いていたのでしょう。しかし4歳ながらも ”病気で苦しんでいる人をこの手で助けたい” という意思を持った受け答えに感涙。自分の育て方は間違ってなかった、と親も安心したようです。

しかしその後すぐに私の夢は”トリマー”に変わり、彼らの期待を裏切る形になってしまいました。このことを重ねてお詫び申し上げます。

その後いろいろな経験を経て(書くのがだるくなってきたので割愛)
「すごいこと言えば周りがすごいと思ってくれる」ことを体感しました。周りと言っても親とかですけどね。「次のテストで100点取る!」とか「リレーの選手に選ばれそう!」とか。運よく達成できたホラもありましたが、実現できなかったビックマウス(虚言癖)もたくさんあります。

・広告モデルになる
・コンドームのパッケージデザインして大学で配る
・Googleからスカウトが来る
・自分が拾った猫についての物語を絵本にしてヒットする

ちなみにGoogle以外は途中まで現実化しつつありました。しかし結局全て実現せず、私の日常は日常のままでした。私はただの嘘つきです。


要約

最近褒められたり感謝されることが増えて、自分が特別で非凡な存在なんだと勘違いしてしまうかもしれないと思いました。でも自分が凡なことは自分が一番わかってるし、自分が特別だと思ってたら必ず傷つきます。前に友達の友達に「今田はファッション狂気」と言われていたのを聞いて怒り狂いました。きっとそれって自分が変わった存在だと思い込んでたから、そうじゃないことを見抜かれて傷ついたんだと思います。

私はただの虚言癖がやばい普通の人です。私に期待しないでください。私は私が好きなように生きて死んでいきます。誰の期待にも応えるつもりはありません。自由が一番です。

私は普通の人間なので、ここで宣言しておかないと誰かの期待通りに生きてしまいそうなので、ここに宣言させてもらいました。ここまで読んでくれた人、まじ優しいね。

自由に生きてこー


※タイトルの「全裸」に関して伏線を回収していませんが、ただ面白いかなと思って入れただけなので気にしないでください。





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