双極性障害と診断されてから復職まで part7(最終)
2018年7月14日、主治医から復職診断を受けて、正式復職へのカウントダウンが始まりました。
まずは、社内カウンセラーとの面談。以下の3点を主に話しました。
①復職診断が下りたこと。
②リワークへ週4~5日で安定的に通い続けていること。
③今の会社でなければならない理由。
を話しました。
③に関しては、やっぱり私は「自分ならではの何かを残し続けたい」という気持ちが根底にあることをお話ししました。
・自分ならでは→「仕事、性格、経験、趣味、信念などを掛け合わせた何か」
・何かを残し続ける→「安定的な感情の上で成り立っている"人とのつながり"を大切にしながら、持続可能な事業を創り続ける」
これらを具現化できるスキルやノウハウを身につけられる(であろう)
今の会社に戻りたいという想いを伝えました。
(余談ですが、「双極と〇〇」のテーマトークの取り組みに関しても、"自分ならではの経験"と"人との繋がり"を意識して、何かを残し続けたいという想いのもと、双極ツリーを作成できたらいいなと思っています。)
この面談で、復職日は、仮で8月1日に決定しました。
そして、上司、産業医との正式復職への面談へ。
まずは、上司との再会です。(めちゃくちゃ優しくて、面白い人です。)
ラインで1度、経過報告をしていましたが、休職者を焦らせないように、人事から直接連絡することを控えるよう言われていたようです。
それでも、幸いにも、お互い自然と笑顔で再会できたのです。
上司「おー久しぶり!本当に良かった!帰ってきてくれてありがとう!」
テン「本当にご心配おかけしました。待っていてくださって、本当にありがとうございます!帰ってこられて、とても嬉しいです。」
(ご迷惑おかけした関係者には謝罪の言葉を伝えねばと思っていますが、仲間へは、まずは感謝の言葉をたくさん伝えようと思っています。)
上司「最近、リワーク行ってるんだって?どういうことやってんのー?」
テン「社内研修っぽいことをやってますー。」
上司「あー大学の頃のゼミみたいな感じかな?ま、俺ゼミ取ってなかったからわからないけどね!笑」
のような感じで、あまり久しぶりな感じもせず、
いつもの感じで、温かく受け入れてくれました。
そして、産業医面談に関しては、
半年間の休職期間を、A41枚で振り返って説明しました。
本当に理想的な回復ストーリーだと褒めてもらえました。
というか、この経験をもとに事業化もできるんじゃない?と、上司と産業医のみでの面談では言ってくださっていたそうです。(上司談)
その時、「自分の気持ちと向き合い続けて、行動することを諦めなくて良かった。」と、心から思いました。
そして、面談の結果は、当初の予定通り8月1日からで決定。
ひとまず定時出勤、定時退社で、リモートワークや直行直帰も無し。
1ヶ月間はサポート業務メインで外勤も基本的にはなし。
2ヶ月目からは様子を見ながら、サポート業務+社内プロジェクトだけ参加。
3ヶ月目からは担当顧客を考えるとのことでした。
「やりすぎ注意」という病気のことも、とても理解してくださっているようでした。
その後上司と色々と話しましたが、
「俺も倒れて人間不信になったことあるけどさ、今後、こういった疾患はもっともっと増えていくと思う。独立してパラレルワークをやっている西村君も、この半年間くらい、思い悩んでいたらしいけど、知ってる?精神疾患関連の復帰サービスや商品、事業は本当に必要とされると思うんだよ。落ち着いたら、一緒に事業化考えようぜ。原体験をしているっていう事は本当に強みだよ。」と言ってくれたのでした。
この言葉で、私は「自分らしさ」と「人とのつながり」をまた一つ手に入れられたのかもしれない、と思いました。
まずは2〜3年間、継続的に働きつづけることを目標にして、少し落ち着いたら、なんらかの事業化も進められたらいいな〜という展望を抱いています。(軽躁ではなく。)
このように、これからも沢山周りの人に支えられていくと思います。
沢山迷惑もかけていくだろうな、と思います。
また、うつっぽくなるかもな、とも思います。
それでも、本当に少しずつでいいから、いろんな色で毎日を彩りながら、
いつか奥ゆきのある絵が描けるといいなあと、そう信じて生きていきたいです。
おわり。
あとがき
まず、最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
こんなに1つの出来事に対して文章を書いたのは、卒論ぶりかと思います。
落ち込んでいた期間、一瞬一瞬は果てしなく長かったのですが、振り返るとあっという間の半年間です。(上がっていた期間は一瞬一瞬は光のように過ぎ去りました。)
8月1日からの復帰ということもあり、これを書いている今(7月24日)は、復職までの最終調整期間です。
ただ、最終調整でありながら、単なるスタートにすぎないという自覚が強くあります。
もちろん、今後の不安や焦りもありますが(嬉しさ30%、不安30%、楽しみ20%、焦り20%という感じ。)、どのように自分が仕事に復帰していけるのか、少し楽しみでもあります。
引き続き、Twitterの更新やツイキャスは続けていきたいと思っておりますので、みなさま今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
本当にいつもありがとうございます。
テン
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?