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クライマキナ/CRYMACHINA 発売前考察 神機編

主にビジュアルブック目的ではなまるパッケージ版を予約したCRYMACHINAの発売前考察です。

【各部署の役割】

公式サイトより

設定厨を自称する林Pが手がけるだけあって、各神機はそれぞれに専門の仕事が割り振られて、役割に応じた機能や精神性を獲得していったと細かく決められています。
ちなみに神機が持つ自我は後天的なものでイデアコードというモノで獲得したという設定。

なぜなにエノアより

※※※

  • 第一:一番えらい。誰も逆らえないのでエデンは2000年間平和だった。

  • 第二:一番つよい。第一の権限を支える武力とも言える。

  • 第三:機密事項。他の機械には教えられないなんらかの役割が課されていると思われる。

  • 第四:人間定義。「人間らしさ」の審査員。また「人間らしさ」のデータ管理も仕事の模様。

  • 第五:データ収集。エデンの外=宇宙の情報収集が仕事。

  • 第六:インフラ維持。エデンの機能を維持するメンテ屋さん。

  • 第七:身体再生。人類再生成った後にふさわしい身体を造るのが仕事。

  • 第八:精神再生。「人間の精神」を再生するのが仕事。

【壊していいのか……?】

「すべてコロ してでも、生きてやる」がキャッチフレーズの本作ですが、ちゃんと各神機の役割を見ていくとどいつぶっコロ してもヤバくね?と思います。

最強が壊されたら、壊した奴が最強ですし
機密事項を壊したら明らかに一番重要なデータの閲覧が永遠に不可能になるし
人間定義の審査員を壊したらそもそも誰が人間だって決めるのってエデンの存在意義の根元を破壊することになるし
データ収集担当を壊したら何かしらの宇宙規模の事故(小惑星の衝突や危険な星圏の突入を許してしまうなど)を防げなくなりますし
インフラ維持担当を壊したらエデンは遠からず崩壊するし
身体再生担当を壊したら、レーベンたちの義体をメンテ製造する要員がいなくなるので自殺行為もいいところ。

※※※

ちなみにヒロインのエノアは物語開始時既に四体もの神機から攻撃を喰らっていますが、彼女とて壊したらやべぇ存在なのは当然のこと。

クライマキナ実機プレイ初公開より

人類再生が目的である以上、人類の精神再生担当を壊したら神機の製造された本来の目的達成手段が失われてしまいます。
うーん実に不毛。エデン維持担当である第五(情報収集)と第六(インフラ維持)以外は壊しても時間をかけて造り直せばなんとかなるという考え方もできますが……

※※※

なお常識的に考えて一番壊したらやべぇのは第六インフラ担当のロゴスですね。
エデンの機能が維持できなくなって全滅です。

逆に一番壊してもなんとかなるのは第二の秩序維持担当のエクレシアですね。
最強を壊せるなら壊してみろって話ですが、本当に壊せたのならそいつが正義だ。正義は勝つってドフラミンゴもそう言っている。
……本当なら最強を覆すと秩序は崩壊するけどもう崩壊しているので手遅れですね。

ようするに第一の統括担当がロストした時点で遠からず神機たちの争いによって自滅するのは必然だったと言えましょう。
レーベンたちが修復できる程度までぶっコロ すのか完全にブッコロ した!するのかは不明ですが後者っぽいんだよなぁ……。

【各神機考察】

現状提示されている情報だけでもかなり物語の展開が読めそうなので考察というか予想というか。

主な情報源はこの二つ。
各神機のテーマ曲の歌詞を読むと結構わかる部分が増えますね。
共通してサビ部分に入る前に

LoadEnemyinfomation●XXXXX●▼
(敵情報を取得。XXXXX(該当神機の名前が入力される))

とあり、また

RaiseYourideaCode●XXXXX●▼
(あなたのエゴはXXXXX(該当神機によって違う))

も入っており、さらに共通して

ActivateCombatProgram●●▼
(戦闘プログラム起動)

RaiseyourideaCode●DETERMINATION●▼
(あなたのエゴは『決意』)

The soul shines brighter XXXXX
(XXXXXによってその魂は輝く(XXXXX部分は各神機によって違う))
ShineOnideaCode●●▼
(エゴよ輝け)

も入っています。イントロと違ってサビ部分の歌詞はテンプレートに則った形で機械っぽさが増していますね。
エノア視点から各神機と戦うレーベンたちの様子を詠ったBGMなので「ShineOnideaCode」は「貴女E.V.E たちのエゴは神にだって負けない」「神機とE.V.Eのエゴはどちらだって眩い」と意訳してもいいかなと思っています。
というか既にイデアコードを「エゴ」と意訳しているのですが。

いずれにせよイデアコードの設定がなぜなにエノアで提示されたことですげぇ歌詞の意味がわかりやすくなりました。

【第二神機 エクレシア】

テーマ曲の歌詞内容が脳筋すぎるヤツ。

個人的に考える「天使」のイメージの具現化といった印象。
メガテンのメタトロンと似た方向性でしょうか。
神の意思を人へと伝える代行者であり代弁者であり自我を持たない機械的存在であるため「ヒトガタの機械」に成ってしまう。
一応これでもヒトガタになっている時点で本人たちなりに人間寄りになろうと努力はしているんだけど、人間から見たら異形という点が私論の天使と被る感じですね。
……というか本当にメガテンのメタトロンのせいなんだよなこういう考え方になったのって。

※※※

現在神機統括の代行をしている第三神機ノエインの方針に従わず、最強であるが故に誰もその態度を咎めることができず、本人の思うところのまま動いているので、エデンの皆様にとっては「何考えているかわかんねーうえにどういう理由で襲われるかわかんねーし襲われたら絶対勝てない」というものすごく恐ろしいヤツです。

……結果的に第八神機エノアへの攻撃が中途半端で完全殲滅が成功していないのは、エクレシアの暴走が恐ろしくて徹底攻撃できないからかもしれませんね。
あとでロゴスに修理させること前提の、エデンにある程度被害が及ぶような大規模攻撃計画を実行しようとしたら「お前の方がエデンの秩序を乱している。死ね」とかなんとかそういう理由でいきなり襲ってくるかもしれないので、エノアへの攻撃に対する抑止力になっているの感があります。

※※※

ストーリー的には最強という設定が付与されている以上はいずれ倒さなきゃならない壁という立ち位置っぽいですね。
スポ根漫画の強豪校的立場のヤツ。

歌詞を見る限りはE.V.Eに対する試練として立ちはだかり、また公正なる審判者としてエノアにチャンスを作ってくれているのではと思っています。

割り振られた役職が「秩序維持のための武力」なので本人が自身を脳筋だとよくよく自覚しており「人間のことは自分にはわからん!わからないからわかっているはずのエノアにそっちの案件は任せる!その結果として自分が壊されても任務は全うできるからヨシ!!」と割り切ってんじゃないでしょうかコイツ。

役職上はロゴスみたいに自我が芽生えない可能性があったにも関わらず、ちゃんと自我が芽生えたうえで結局機械らしい脳筋オーラバリバリなのがなんかエモい。

【第五神機 レティア】

ロゴスは自我が芽生えていないので仕方ないとしても、レティアはエノアより先に自我が芽生えたにも関わらず、人間らしい姿にこだわっていないデザインなのが異質ですね。
他の連中は一応は、二本の足に二本の腕を持つくらいは人間を模しているのに、レティアだけは半端に顔面だけ人間を模して、あとは自分の役割を重々承知しているデザインになっていると見えます。

  • 全ての方向に向けられた、全ての情報を見逃さないとする人間の顔面

  • 顔面を囲う惑星の周回軌道ラインのようなリングフレーム

  • 無数の剣状のオブジェクト

エデンの外の情報観測を体現しつつも、半端に人間らしさが出てしまって機械に徹し切れなかった感があってなんか哀しいですね。

※※※

エノアにとっては自我が芽生えたばかりの頃に色々と教えてくれた先生や恩師みたいな存在のようなのですが、それでも容赦なくエノア否定派閥に入っているという……。
機械は公私混同しない。

個人的に最初に壊すことになる神機はレティアじゃないかと思っています。
エノアとの因縁がありますし、一番真っ先にぶっ壊しても直近でエデンにもエノアたちにも危機が訪れないため。

どうもレティアは広大な宇宙において知的生命が生まれる可能性が極めて小さいことをよく知っており、だからこそ自分たちを造った本物の人間だけが極めて特殊な例外的存在であって「作り物の箱庭で生まれた人間を模した機械なんて人間であるとは認めないぞ」ってスタンスに見えますね。
役割の関係上、もう現状維持でいいじゃんってなって人類再生を諦めた、というか元々蚊帳の外に置かれた役割なので……。

ただ、それならなおさらのこと「第一神機プロパトールの命令なら聞くけど代行者のノエインの意見なんて聞かない。自分はずっと宇宙を観察し続けるだけ」と傍観者であり続ける選択肢があったはずなのに、攻撃に参加したのは……教え子であるエノアのエゴを見たいのではと妄想しています。

※※※

あと個人的にレティアの戦闘曲が現状では一番好きです。

【第六神機 ロゴス】

エデンで働くガテン系クジラ。

イデアコードは持つものの、その役割上自我が未だ芽生えていない唯一の神機です。
ただ歌詞を読む限りはエノア視点では「ヒトがヒトになる過程の獣の残酷さと美しさを兼ね備えた存在」と詠っているように見えますね。
人間は文明的で理知的に気取っているけど、原初の獣性から離れられずそこから生じる業こそが美しいと評するのはさすが人間全肯定のエノア。

今更解釈は不要でしょうが、クジラは非常に知的な哺乳類であり人間と近しい存在であると考える人も多い動物です。
人間嫌いのレーベンからすれば「クジラみたいな生物こそ在るべき知的哺乳類の姿なのでは?」とか言い出しそう。

※※※

でも結局はロゴスは機械なので、野生動物の持つ美しさとかそういうのとは無縁であり、エデンのインフラを維持するメンテ屋さんなんですよね。
……ただ、エデンがあまりに広大でよく完成されたシステムであるというのであれば、植物や動物に虫や細菌ウィルスに至るまでのありとあらゆる生物群が織り成す生態系に酷似したインフラ維持システムを築きあげて管理しているという可能性もあり、獣性と機械というのは別に矛盾せず同居できるのでは?とも考えられます。

一つの大きな設備は巨大なロゴスの眷属であり、小さなロゴスの眷属を喰らって設備維持しているイメージですね。
そういうのがエデンのあちこちに在って、小さいロゴスの眷族はより小さなロゴスの眷属を喰らい、必要な資源への変換やエネルギー譲渡システムがスムーズに行われているという解釈です。

……だとしたらぶっコロ せんのコイツ?スケールデカすぎね?
中枢管理のロゴス本体を破壊して、眷属ロゴスだけは独立して動くのでしばらくエデンは保つ……かもしれないくらいのシナリオ運びかもしれませんね。

しかしこんな人間より動物寄りとされているヤツですらE.×.P(人間らしさポイント)持っていてぶっコロ したら獲得できるってエグいな……。
野生の本能がない人間は結局それはそれで人間じゃないと断定されているようです。

【第四神機 アントロポス】

森川智之ボイスじゃなくて本当に良かった。
なんかこいつ見ているとボ卿とお館様を思い出すんですよ……。

この質疑応答から見るに、E.V.Eに選ばれる人格データの選別はどうやらアントロポスの仕事の模様。
エノアは環境管理が仕事で、アントロポスは人事みたいな感じですね。
他にもアントロポスは

このように「本物の人類の歴史データ」も管理している模様。
仮想世界で生まれた創作物はエノアも管理できるのでしょうが、本当の人類のデータに関してはアントロポスの仕事と解釈しています。
仮想世界で生まれたミコトはだから自分の好きな映画を見ようと思えば見れる……といいね。

ノエイン除く他の四体はエデンの維持担当とすれば人類再生の仕事の中枢は

  • ソフト担当:エノア

  • ハード担当:ゾーエー

  • 総括審査:アントロポス

みたいな感じに思えますね。なぜなにエノアの質疑応答を見る限り、実質的にアントロポスがエノアの上司的立場に伺えます。

エノアは自分の造った仮想世界の状況をアントロポスに定期報告し、アントロポスは「このあたりは本来の歴史からズレているのでこういう風に修正してください」「この娘はE.V.Eの素質があります。義体製造をゾーエーにお願いしておきますね」とかそんな仕事をしていたんじゃないかと思います。

一方でゾーエーはたぶんあの性格だから「本物の人類のデータもっと閲覧させてよ」「ダメ。それは貴女の趣味であって本来の仕事から外れている。っていうかなんでケモミミなの?」とか微笑ましい日常が繰り広げられているんじゃないかと思っています。

……こう考えるとアントロポスってただの中間管理職なのか……?

※※※

ただ、彼が「人間定義を満たした」と判断する権限を持っているので、この一点のみでは第一神機プロパトールを越え得る絶大な権限を保有しているんですよね。
人類再生が成ったら、あとは機械たちはその人間に従うのが決定事項なので。
逆に言えば彼が「人間定義を満たした」とする存在を永遠に認めなければ、故意に否認をし続けていたのであればアントロポスはラスボス候補にすらなりますね。

そもそも審査員のアントロポスをぶっコロ したらレーベンたちは永遠に誰からも人間と認められなくなっちゃうので、絶対に破壊してはいけない奴です。
でも「そんなこと知ったこっちゃねぇ皆コロ しにしてでも生きてやる」という展開になったらそれはそれである意味とても人間らしい。

逆説的にアントロポスは敵対していない中立存在ではあるけれど「機械に人間認定されなきゃ人間扱いされないってそもそもおかしいでしょ」と、仮想世界で人間として生きてきたレーベンたちにとっては当然覚える反感をぶつけなければテーマがブレちゃうと思います。
レーベンたちは厳密には人間じゃないんですけど、普通に我々と同じような現代社会で生きてきて死んで機械の身体にヨミガエって「お前本当は機械でココロは造り物だから」とか言われても絶対自覚が芽生えない。

※※※

しかし「愛こそ人間的」と定義する機械がどうしてこんな怪しい隠者のような姿に成ったのか……。
他の神機を見ているとホントにエクレシアはわかりやすい奴だなって発売前からもう勝手に決め込んでいます。

【第七神機 ゾーエー】

身体再生が仕事なだけあって、他の神機と比べると非常に人間らしいフォルムをしています。
でも腕の大きさが左右非対称で歪だったり肌と衣服の境界が曖昧だったりするのは……本人の性格的に「これが美しいと思うから」っぽいですね。
あるいは自分の義体はあえて人間らしさを追求しきっていないのかもしれません。

ゾーエー自作の私兵部隊トリニティたち

事実トリニティのメンバーは「なぜケモミミなのか」という一点を除けば、端正な美少女で統一され、レーベンたちと違って機械らしいパーツがほとんど無く制服も支給されておりゾーエーの美しさへのこだわりが伺えます。
なおなぜケモミミなのかということについてエノアが代わりに答えてくれていますが。

自分以外全肯定のエノアが珍しく否定とも肯定とも取れない返答をしていますね。

オマケにこのトリニティの人格データは勝手にゾーエーがパクったものですが

天使か何か?

割とジャン以外はみんな好き勝手やって生きてそうですよ……。

※※※

エノアとゾーエーは、ソフト面とハード面で人類再生の中核を担っている神機でありE.V.Eの義体を製造したのもゾーエーなので他の神機と比較すると結構密に連絡を取り合って意見の擦り合わせをしていたのではないかと思います。
先ほどのエノアにしては珍しい肯定とも否定ともし難い返答や、勝手に人格データ持ち出して私用されたのに目を瞑ること、さらにはゾーエーが自作のE.V.Eであるトリニティを造り、エノアのE.V.Eとぶつける様を考えると……陰キャ極まりないエノアにちょっかい出したいお姉さんか何かかよゾーエーって思えてきますね。

正直一言でこの二人の関係を私見でまとめるとこうなります。

正反対の性格した同性が親友になる展開わたし大好き!!(その後殺し合いになるのもっと好き)

※※※

レーベンたちの義体が戦闘で傷ついていけば修復できるのはゾーエーだけ……ってなことになりそうですし、ゾーエー本人が出張らなくてもトリニティがいるのでゾーエー本人を破壊する展開は中盤以降か、そもそも訪れないということもありえそうです。

ゾーエーはかなり人間臭いので獲得E.×.P高そうなんですが利害や損得の兼ね合い、何よりエノアが「ゾーエーはコロ さないで」とレーベンたちと揉める展開がありそうというかあると嬉しい。

あと基本的に芸術家極まりないゾーエーのテーマ曲の歌詞ですが

\\never let you hurt us again
(二度とわたしたちを傷つけないで)
RaiseyourideaCode●REVENGE●▼
(あなたのエゴは復讐)

だけ妙に浮いていて不穏なんですよね。
REVENGEは復讐じゃなくてネバーギブアップ的な意味かもしれませんがとにかくここだけ浮いています。

【第三神機 ノエイン】

機密事項が担当という不穏極まりない神機。
そりゃ自律機械にホイホイ閲覧させたくないデータだってあるだろうけれど、わざわざそれを管理する専門の神機を造るとはこの世界の旧人類はホントもうな……。

第一神機がロストした現在は代行で統治権を握っているというのも非常にうさんくさい。
実際、エノアを攻撃している神機たちもノエインを信頼しているわけではなく意見に同調(レティア)ないし状況に乗っかっただけ(ゾーエー)って感じがします。
ロゴスは都合のいいペットみたいなもんだから……。

※※※

私的にノエインがラスボス最有力候補であり、実は旧人類の生き残りなのではないかと考えています。

エデンを旧人類が宇宙へ打ち上げた時に、コールドスリープ状態で潜り込んでいた生身の人間が混じっていてもおかしくない。
コールドスリープ状態でも義体に精神を宿らせて、エデンに干渉する技術もあるかもしれない。
第一神機の裏側でエデンを支配する黒幕といった予想ですね。
当然こんなことは機密事項になるに決まっています。

ロボット三原則に則れば、レーベンたちも機械なので人間は攻撃できません。
それでも「生きたい」という生存欲求とエゴを貫くために三原則を打ち破って「ブッ殺した!」できたのならもうそれは十分人間じゃないかと。

※※※

ノエインはわからないところが多すぎてこれ以上は予想しようがないですね。
腰回りが異様にセクシーだとかほっちゃんの悪役演技が楽しみだとか個人的な嗜好はありますが……。

【第八神機 エノア】

ヒロイン。

たぶん立体映像でしか姿を持っていなくて、義体が存在しないから完全に人間の少女の姿をしているのではないかと考えています。
正に幻想的で理想的な美少女の姿をしているのだけれど、やたらブーツがゴツいのは……ろるあ氏の趣味だな?

※※※

エノアの性格の卑屈さはなぜなにエノアで十分発揮されていたので、前作CRYSTAR主人公の零ちゃんと久遠を足して割った感じのキャラに思えてきました。
「私なんか……」な娘が「私でも……!!」に成るカタルシスが必ずあるだろうと信頼できるのはCRYSTARがそのあたりを決して蔑ろにせず貫いたおかげですね。

他人のイデアコードやエゴを詠うエノアにも、ちゃんとエゴがある。
OPテーマの文字化け部分は「私はその気持ちを表現したいけど機械の私がそんなことを言っていいの?」という気後れが文字化けになっている気がします。

\\suppressing my 諢滓ュ
CreateSoulForEVE●●▼

(E.V.Eの魂を創るためなら
私は諢滓ュを抑え込む)

NotToNotice();より
なぜなにエノアでも諢滓ュを発言しようとしてます

※※※

なおこんな感想が全部吹っ飛ぶ公式エイプリルフールネタがコレ。

「人をダメにする機械」というワードが脳内に流れ込む遠野ひかるボイスによって抑えきれなくなっていく……!

【おわりに】

林P、ろるあ氏、リウイチ氏のインタビューが公開されていたので貼っておきます。
林Pの手がけた作品はビジュアル面でぐいぐい惹かれるんだよなぁと思っていたら、気を使っていた結果だったという。

私はそんなビジュアルが気に入ってアートブック目当てにはなまるパッケージ版を予約したのであって決してエノアのはなまるASMRのために予約したのでは……!!
ちなみに最近の私はメンタルやられ気味なので実際聞くと結構鬱になります。全肯定はそれはそれでつらい。

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