美術館について

もともと写真展を見に行く機会は多く、写真家の人にお会いすることも沢山あったのだけど写真以外にはあまり興味がなく、草間彌生など余ったチケットを貰ったり友達となんとなく東京都現代美術館に行ったりしたことはあったけど一人で美術館に行くってあまりなかった。

森美術館かアーツセンターでやっていた古代から現代の美術を網羅している展示にてエジプトかギリシャの陶片を見た時に私は芸術を理解した。それからは沢山の絵画や彫刻にふれるのが大好きになって旅行に行っては美術館ばかり巡っていた。

大きな美術館だと東京国立博物館など国立の力はやはり強く、物量や企画の強さも魅力的。コネクションが強いのか全国の美術館から良作を借りてくることができるところが魅力。東京国立近代美術館も毎回行くわけではないけど、どうしても見たいなという企画展はたまにある。過去に見てよかったのはトーマスルフ、草間彌生。西洋美術は興味が薄めなのだけど西洋美術館でみたモネの麦わら(ピンク&黄緑)がとてもよかった。ずっと見てられる作品に出会えるのは嬉しい。上記の美術館は常設展があるので企画展以外も沢山楽しめて楽しい。東京国立博物館のすべての展示を見るには休憩なしで8時間くらいあれば見られるかもしれない。本館の常設展も頻繁に展示替えをしており、さらに全ての時代を網羅しているので本当に東京国立博物館はすごいなと思う。そういえば庭園&茶室まであるんだよね。庭園と茶室はまだ行ったことないや。

国立以外で大きいのは森美術館や国立新美術館、サントリー美術館辺りでしょうか。常設展がないのが特徴。正確に言うと森美術館はちょっとだけ収蔵作品をピックアップして見せてくれるスペースがあるけど。サントリー美術館は60点くらいのなんか惜しいんだよなという企画が多かったんだけど、リニューアルもしたしこれからに期待(むちゃくちゃ失礼)。

中型の美術館だと、根津美術館、出光美術館、細見美術館、三井記念館などがしみじみとよいゆっくり見られる場所が多い。根津美術館のセレクトのセンスの良さ、細見美術館、出光美術館や三井記念館の素朴で真面目なセレクトなどキュレーターの人間味を感じる。各美術館解説が丁寧で(英語表記はないけど)日本語読める人にはかなり親切設計。日本の美術が中心。

小さい美術館は五島美術館、畠山記念館など。小さいけども育ちがよいというか住宅街に突如現れる感じが地元感があってよい。展示数は少なくても良いものをもっているんだなと思う。主に茶の湯系の日本美術。

上記の内容はほぼ東京の美術館になってしまったけど、大阪京都奈良の美術館もとてもよくて、奈良国立博物館は本当に仏像しかなくて奈良パワーを感じた。一生分の仏像を見ることができる。仏像がゲシュタルト崩壊する。仏像にありがたみを感じなくなる。という体験ができる。奈良はのんびりとしていて1回しか行ったことないけど大好きになった。

最近脳みそだけ使ってで生きているような感じで、定期的に文章を書くなどして考えていることや感じたことを整理していきたい。筋トレやラジオ体操などをして体を使うことを感じたい。美術館や美術についてはもっともっと沢山触れていきたいし色々なことを感じていきたい。