絵を描く

一年に一度くらい創作欲がふつふつとわいてくることがある。もともとアーティストになりたくて写真をやってやめて普通に生活してるんだけどこれはなんなんだろうね。本能なんだろうか。芸術の価値は世間一般の価値とは違う部分があると思うんだけどそういうところに救われる。私は絵はうまくないのだけど絵がうまくなくても絵を描きたいという欲望があるってすごいと思うんだよね。結果が思わしくなくても色を扱いたい欲望はある。

今写真をやらない理由は(インスタはやってるけど)事実しかないからだよね。事実は美しくもあるんだけどカメラがないといけないのと、事実しかうつらないことや対象の強さが直接写真の強さになることが最近はあまり面白く感じられない。

前に絵を描く欲が出た時はスケッチブックとクレヨンで描いてたけど今回はアクリル絵の具とポスカ(白黒)を買って小さめのスケッチブックに絵を描いてます。抽象画、色遊び。

私すごく色の組み合わせに執着があって。記憶にある限り3歳くらいからあるんだけど小さい頃遊んでいたキリンの絵のパズルの黄色、黄緑、水色の色の綺麗さと強さ、クレヨンみたいな色展開の小さな消しゴムが12本くらいセットになってる文房具(猫の絵が書いてあってピンク、黄色、紫、黄緑、エメラルドグリーンなどなどの色)でずっと色の合わせて遊んでいた。ピンクと黄色、エメラルドグリーンと黄緑、ピンクと紫、水色とピンク、黄色と水色。

ヘリオガバルスのバラの花びらで処刑する絵を最近知ったんだけど、この絵見た時、わ〜!合成みたいって思ったのとピンクの綺麗さに心奪われてしまった。15世紀くらいの絵画に最近の現代美術家が上書きしたみたいでいいなと思った。版が2つある感じ。