3分で読める本日の注目ニュース(2024年6月25日): 経済、芸能、スポーツ、話題
経済ニュース
・2023年度の国の一般会計税収は、70兆円を超える見込みであることが24日、分かった。過去最高だった22年度の71兆1373億円に続き、2年連続で70兆円の大台を突破する見通し。企業の好業績を背景に、所得税や法人税の税収が好調に推移している。22年度を超えて、過去最高を更新するかどうかが焦点になる。
毎年度の税収は、4月から翌年5月分までが対象となる。3月期決算企業が納める法人税などを反映するためだ。財務省が現在精査中で、23年度分を7月上旬に発表する。
政府は23年度補正予算段階で、税収は69兆6110億円を想定。今年の4月末までを見ると所得税収が順調に推移している。法人税収は、円安進行で海外事業の収益が拡大した企業業績に支えられ、政府が予想する14兆6620億円と同程度になるもよう。
消費税収は歴史的な物価高などを背景に22年度に過去最高を更新した。
国の税収は、リーマン・ショックの影響があった09年度に38兆7330億円まで落ち込んだ。その後、消費税増税や景気回復を背景に増加傾向が続いている。
芸能ニュース
・ロックバンド「サザンオールスターズ」が6年ぶりに国内最大級の野外音楽祭「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」に出演する。10日間開催される最終日の9月23日に大トリで登場。桑田佳祐(68)は「最後の夏フェスにさせていただければ」と話し、サザンのフェス出演を今回で最後とすることを決めた。
25周年を迎える同フェスは8月に千葉市の蘇我スポーツ公園、9月に茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で計10日間開催。サザンはこれまで2005、18年の2度出演し、どちらも大トリを務めた。夏フェスの観客は若者が中心だが、サザンのステージには70代から子供まで老若男女が集まり、まさに国民的バンドであることを示してきた。
その夏フェスを卒業。桑田は理由を「令和の夏は暑すぎる」と説明。メンバー全員が60代後半となり、パーカッション担当の“毛ガニ”こと野沢秀行(69)は10月に70歳になる。桑田は「ナウでヤングな若者も、気がつけばメンバー全員古希目前。高齢者バンドにとって、令和の夏は暑すぎるよ」と冗談交じりにコメントした。
「勝手にシンドバッド」「真夏の果実」「HOTEL PACIFIC」など、夏の代表曲が多数あるサザンは夏には野外ライブも多く開いてきた。野外ステージではヒット曲「みんなのうた」の歌唱時に桑田がホースを握り、観客に水をまき散らすのが定番。今回のステージでもらしさ全開でヒット曲を多数披露する。
同フェスには約150組以上が出演。後輩たちも最後にサザンのステージを目に焼き付ける。桑田は「後進の素晴らしいミュージシャンたちに日本の夏フェスの未来は託したい」と思いを込めて、最後のステージに立つ。
≪初出演は79年江の島「JAPAN JAM」≫サザンが夏フェスに初めて出演したのは、1979年8月に江の島で行われた「JAPAN JAM」。その後は83年の「西武球場スーパーフェス」や、85年に旧国立競技場で行われた「国際青年年記念 ALL TOGETHER NOW」などに出演。06年には桑田が中心となり、浜松市の浜名湖で「夢人島フェス」も開催された。
スポーツニュース
・「女子ゴルフ・アース・モンダミン・カップ・最終日」(24日、カメリアヒルズCC=パー72)
2位と6打差の首位から出た小祝さくら(26)=ニトリ=が3バーディー、2ボギーの71をマーク。通算16アンダーで逃げ切り、4月のヤマハ・レディース以来の今季2勝目を挙げた。ツアー通算11勝目。
2打目をグリーン奥に外した3番パー4でボギーが先行。その後はなかなかバーディーがこない。「なかなかパターも決まらずもどかしいゴルフ。ショットもちょっと調子が悪くバーディーくるのかな?と思った」と我慢の展開を強いられ、安田祐香、同組の高橋彩華らが猛追を見せ、一時は2打差に迫ってきた。
それでも、カート道付近から2度の救済を受けた14番パー5でバーディーを奪うと、続く15番パー3は「自分でもビックリ」と振り返るほど難しい尾根超えの10メートル近いロングパットを決めきり、連続バーディー。17番でボギーをたたいたが、セーフティーリードを生かして逃げ切りに成功し、2022年以来の1シーズン複数回優勝を果たした。
大会は2日目と4日目の降雨によるコースコンディション不良により、2021年の日本女子オープン以来、ツアーでは3年ぶりの予備日を使用し、異例の月曜決着となった。5日間4ラウンドの戦いを制し、「すごく長い戦いにはなったけど、こうして月曜日を迎えられて4ラウンドプレーして優勝を挙げられたので、すごく思い出に残る優勝だなと思う」と笑顔を見せた。
話題のニュース
・栃木県那須町大島の「那須どうぶつ王国」は24日、幻の白いオオカミと呼ばれる絶滅危惧種「ホッキョクオオカミ」の赤ちゃん2頭が誕生したと発表し、写真を公表した。ホッキョクオオカミの赤ちゃん誕生は日本の動物園で初めて。
王国によると、2頭は雄と雌で、同園で飼育する雄「アザリー」(5歳)と雌「シンラ」(8歳)から5月16日に誕生。初産のため刺激を与えないよう慎重に見守り、6月2日に初めて健康状態をチェックし、順調に生育していることを確認した。22日時点の測定で、赤ちゃんは雄が体長約40センチ、体重約3910グラム、雌が約40センチ、約3010グラム。
7月下旬から親子で過ごす様子を一般公開する予定で、王国の担当者は「希少な赤ちゃんの可愛い姿が見られます」と話している。
ホッキョクオオカミはアラスカなど北極圏に生息するオオカミの亜種。個体数が少なく、国内での飼育例も多くないという。アザリーは2020年9月にドイツの動物園から、シンラは同11月にチェコの動物園からそれぞれ来園し、ペアで過ごす時間を作って繁殖を試みていた。
王国では赤ちゃんと両親以外に「サンナ」(雌、5歳)がおり、国内の動物園では那須町と秋田市の2カ所のみで飼育されている。
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