3分で読める本日の注目ニュース(2024年10月28日): 経済、芸能、スポーツ、話題
経済ニュース
・ 読売新聞社は、26日から11月24日までの「秋の読書推進月間(BOOK MEETS NEXT)」に合わせて、全国世論調査(郵送方式)を実施した。国や自治体が書店を支援することに「賛成」と答えた人は79%に上り、「反対」の18%を大きく上回った。
書店が減ることに不安を「感じる」と答えた人は63%で、「感じない」は35%だった。不安を「感じる」と答えた人のうち、書店支援に「賛成」は89%で、「感じない」とした人でも、「賛成」は63%に上った。住んでいる地域で、書店が減っていると「感じる」は65%で、「感じない」は33%だった。
経済産業省が設置した大臣直属の「書店振興プロジェクトチーム」は、関係省庁連絡会議を年内をめどに設置し、書店支援の取り組みを強化する。書店を文化の発信拠点と位置付け、本の流通が滞れば国家の存立基盤や競争力を左右する懸念があるとの判断からだ。
支援に「賛成」は、いずれの年代でも7~8割台を占めており、国などが書店を支援することへの理解は広がっているようだ。
本を買う場所(複数回答)の最多は「書店」の74%で、2位は「オンライン書店」の30%。年代別にみると、「書店」はすべての年代で最も多く、若年層ほど高い割合だった。書店に望むこと(複数回答)は、「豊富な品ぞろえがある」の56%がトップで、「自宅の近くにある」39%、「検索システムの導入など本が探しやすい」25%などが続いた。
一方で、月1回以上、書店に足を運ぶと答えた人は計43%で、昨年調査の51%より減った。この1か月間で本を読んだ人は47%、読まなかった人は51%だった。
調査は8月20日~9月26日、全国の有権者3000人を対象に行い、2025人から回答を得た(回答率68%)。
芸能ニュース
・衆議院総選挙が27日、投開票され、テレビ各局は投票締め切りの午後8時と同時に出口調査の数字を発表した。
テレビ朝日「選挙ステーション2024」は、8時3分に東京7区で立憲民主党の松尾明弘氏の当選確実、丸川珠代氏の落選を伝えた。丸川氏は元テレビ朝日アナウンサー。
2010年の「愚か者めが!」発言を使い、「それから14年」と、裏金問題で重複比例なしという厳しい状況の中、街頭演説で涙をこぼしながら支持を訴える映像を放送した。
その直後に「落選確実」を報じて、小木逸平アナが「お助けくださいという涙の訴えは届きませんでした」と古巣の元アナウンサーの敗北を淡々と伝えた。
東京・新橋の選挙事務所では関係者がテレビの開票速報を見守っており、落選確実の一報に落胆する様子が見られた。
丸川氏は93年に東大からテレビ朝日にアナウンサーとして入社。07年に当時の安倍晋三首相の意向もあって第21回参議院議員通常選挙に出馬し初当選した。12年から厚生労働大臣政務官、21年に東京五輪・パラリンピック担当大臣など安倍内閣で大臣職を歴任した。
スポーツニュース
・<2024年10月22日(火)~10月27日(日)WTTチャンピオンズモンペリエ@フランス>
10月27日、女子シングルス準決勝で張本美和(16=木下グループ/世界ランク7位)が銭天一(24=中国/同21位)をゲームカウント4-2で下し、決勝進出を果たした。
10代世界最強格の張本が、中国最後の砦となったユニバーシアード2023金メダリストとマッチアップ。唯一の対戦、2023年のWTTゴアでは張本が3-1で勝利していた。
攻守のバランスよく攻める張本が、まず第1ゲームを11-6で先取するも、次はループドライブやロングサーブなどでリズムを変えた銭天一に7-11で取り返される。
3ゲーム目も9-9まで競り、ここから2本フォア側を攻めた張本が奪う。だが第4ゲームは銭のボールの回転にラケットの角度が合わず、6-11で落とす。
2人が巧みにコースを突き合う熱戦となった5ゲーム目は、8-8から先手を取った張本が11-9で押し切り、第6ゲームも張本が隙のない攻めで11-6で奪い、勝利した。
中国最後の刺客を破り、決勝に駒を進めた張本。20歳の大藤沙月(ミキハウス)との新世代日本人対決となった。
話題のニュース
・世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が判明した候補者は、閣僚や閣僚経験者でも敗北が相次いだ。
埼玉5区では、法相で自民前職の牧原秀樹氏(53)が立憲元代表で前職の枝野幸男氏(60)に敗れ、比例復活もならなかった。牧原氏は28日午前2時過ぎに事務所に現れ、「ひとえに私のせいです。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と頭を下げ、「今は何も現実を受け止められない感じです」と話した。
牧原氏は石破内閣で初入閣した。その直後、教団や関連団体主催の集会などへ、秘書も含めて計37回参加したことが判明。2022年の党の調査には含まれておらず、牧原氏は「正確な情報の把握が間に合わなかった」と釈明した。
枝野氏との対決は7度目。牧原氏は自民党内で無派閥だった政治姿勢などをアピールしてきた。
兵庫1区では、前文部科学相で自民前職の盛山正仁氏(70)が立憲前職の井坂信彦氏(50)に選挙区で敗れた。盛山氏は午後8時過ぎ、「みなさんに支えていただいたにもかかわらず、結果に結びつけることができず申し訳なく思います」と事務所に集まった40人ほどの支持者に硬い表情で陳謝した。
朝日新聞は今年2月、盛山氏が前回21年の衆院選で教団友好団体と事実上の「政策協定」にあたる推薦確認書に署名していたことを報じた。盛山氏は国会で「サインしたのかもしれない」といったんは認めたものの、その後は「記憶にない」などと答弁が迷走した。選挙戦では地元の県議や市議が全面支援し、石破茂首相や岸田文雄前首相らが応援演説に立った。
神奈川18区では、教団との接点が表面化して経済再生相を辞任した自民前職の山際大志郎氏(56)が、立憲新顔の宗野創氏(31)と争い、選挙区での落選が決まった。
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