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3分で読める本日の注目ニュース(2024年8月28日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・農産物や金属など、世界中で大量に取引される「商品」(コモディティー)の国際価格が軒並み上がっている。農産物ではカカオ豆やオレンジ果汁が、金属では銅などが、今年に入り史上最高値をつけた。共通する背景として、地政学的な緊張や気候変動といった「供給側の制約」が浮かび上がる。世界的なインフレ(物価高)を長引かせる可能性も指摘されている。

 これらの「商品」は世界各地の商品取引所で主に先物が売買され、刻々と市場価格がつく。農産物では他にもコーヒー豆やオリーブオイルが、金属ではアルミニウムやスズが値上がりしている。

 現在は落ち着いたが、ロシアのウクライナ侵攻後には原油や天然ガスなどのエネルギー、小麦やトウモロコシなど穀物の価格も歴史的な水準まで高騰した。

 いずれも供給不足が値上がりの要因とみられる。生産地での紛争激化▽欧米によるロシアなどへの経済制裁▽異常気象や病害の蔓延(まんえん)▽環境保護意識や資源ナショナリズムの高まり、といった事情が絡み合っている。

 2000年代にも原油などの商品価格が高騰したが、金融大手HSBCのポール・ブロクサム氏は「当時は中国など新興国の台頭による『需要増』が大きな理由だった」とみる。需要が伸びるので投資が活発化し、そこにリーマン・ショック後の経済低迷も重なり、需要の過剰感は解消に向かった。

 しかし、今回の値上がりを招いている供給不足についてブロクサム氏は「地政学的緊張や気候変動は、すぐに解決できる問題ではない。世界のインフレを長期化させ、高金利が長引き、経済成長の重しになる可能性がある」と話す。

 日本はこうした商品の大半を輸入に頼っているため、為替の影響も加わる。1ドル=160円台に達した7月よりは円高方向に振れているものの、依然として140円台半ばの円安水準が続いており、輸入価格は高止まりしそうだ。コモディティー価格の上昇は、日本でもインフレ圧力になり続ける可能性がある。

芸能ニュース

・俳優の水谷豊と寺脇康文がタッグを組むテレビ朝日系連続ドラマ『相棒 season23』(毎週水曜 後9:00 ※2クール)が、10月にスタートすることが決定した。

 『season23』は、杉下右京(水谷)×亀山薫(寺脇)の“黄金コンビ”が復活して3シーズン目。“初代相棒”時代を加えると、通算10シーズン目となる。“原点”を超え、大きな“節目”を迎えた右京×薫コンビが、さらなる高みを目指して新シーズンを駆け抜ける。

 また、今年は“警視庁創立150年”というアニバーサリーイヤー。長らく右京を演じてきた水谷も警視庁の記念サイトに応援メッセージを寄せているが、初回スペシャルでは、まさに右京が上層部の指令を受けて“警視庁150年史”の編纂(へんさん)に取りかかるところから幕を開ける。

スポーツニュース

・「DeNA10-4阪神」(27日、横浜スタジアム)

 DeNA・三浦監督が、交代に不満を示した助っ人ウィックをマウンド上で一喝した。

 3点リードの七回、ウィックは無死満塁のピンチを招いた。ここで三浦監督が審判からボールを受け取りそのままマウンドへ向かうと、ウィックは両手を広げて「No」「Why?」のポーズ。言葉も発して拒否の姿勢を示したが、三浦監督は鬼の形相で首を振って一喝した後、ウィックの腰を押してマウンドから強制的に降板させた。

 ウィックはこの回から登板し、連続四球の後に安打を許した。交代やむなしの場面で、三浦監督が珍しくみせた怒りの表情。中継の解説を務めた槙原寛己氏も「(ウィックは)いい態度じゃないですよね」と語っていた。

 三浦監督は25日のヤクルト戦でも勝利の権利まであとアウトひとつだったケイを交代。現在4位で上位進出へ負けられない立場で、勝利への執念をにじませた。

 試合はリードを守ったまま七回を乗り切ると、打線が爆発。10-4で勝利した。

話題のニュース

・ウクライナのゼレンスキー大統領は27日の会見で、ロシアとの戦争を終結させるための計画を、米大統領選候補のハリス副大統領とトランプ前大統領、バイデン大統領に提示する予定だと述べた。

ロシア西部への越境攻撃は別にして、計画には外交・経済面でさらなる措置を含むと述べた。

ゼレンスキー氏は記者団に対し、この計画の主旨はロシアに戦争を終結させることだと強調。「そして、それがウクライナにとって公平であることを強く望んでいる」とした上で、9月下旬にニューヨークで開催される国連総会への出席を希望していると述べた。

ゼレンスキー大統領は、ロシアとの戦争は最終的に対話を通じて終結するだろうが、そのためには今年開催を目指す和平サミットで強い立場に立つ必要があると言明。また国産弾道ミサイルの初実験を実施したと明らかにした。

ロシアのラブロフ外相はこれまでに、ウクライナがクルスク州への大規模な越境侵攻を開始したことから「協議は不可能」だと発言。プーチン大統領も、いかなる合意もウクライナが「現地での現実」を受け入れることから始まる必要があるとの見解を示している。

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