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3分で読める本日の注目ニュース(2024年4月9日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・日本銀行がマイナス金利政策を解除したことで、企業の資金調達環境が大きく変わりつつある。特に新型コロナウイルス禍で実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)を受けた中小企業にとっては重荷となる。金利が本格的に復活する前に、自力で稼ぐビジネスモデルに転換しないと、資金繰りに窮する可能性もある。

■元本払いと利払いの負担重く

東京商工リサーチの8日の発表によると、ゼロゼロ融資を利用した企業の倒産は令和5年度に622件と年度ベースでは過去最多を記録。飲食や建設関連の倒産が目立った。

ゼロゼロ融資は、令和2年3月に始まった。利子は国が都道府県を通じて3年間負担し、返済が滞ると公的機関の信用保証協会が肩代わりする。民間と政府系金融機関で計約245万件、約43兆円の融資が行われた。

その返済は今月に入り最後のピークを迎えた。政府は返済負担軽減のための支援策を6月末で終了し、7月以降は経営改善に重点を置いた支援に戻す。ゼロゼロ融資を利用する企業はコロナ禍に耐えた一方、元本払いと利払いの負担が重くのしかかる。

■日銀の政策転換が追い打ち

そこへ追い打ちをかけるのが、日銀の政策転換だ。先行きの政策金利について、植田和男総裁は「急激な上昇は避けられる」と説明する。だが、3月の企業短期経済観測調査(短観)では、3カ月後の借入金利水準について、多くの企業が上昇を見込んでいた。

「取引先の中小企業では金利上昇が不安要因となり、先々の投資意欲は下がっている」(九州地方の金融業)。内閣府が8日発表した3月の景気ウオッチャー調査でも、中小企業の資金繰り悪化が景気を下押しする懸念が挙がった。

芸能ニュース

・お笑いコンビ「千鳥」が7日放送のフジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜後10・00)のエンディング部分に出演。大悟(44)がMC宮根誠司(60)に向かって“爆弾発言”をし、ネットをざわつかせた。

 「千鳥」は同局の新生「すぽると!」にレギュラー出演が決定。これについて聞かれると、宮根は「千鳥、生放送のときはクセを減らせ」とエールを送っていた。ここで画面が切り替わると、大悟は「はい、宮根さんも喫煙所は気をつけてね!」とタバコをぷかぷかと吸う仕草。相方・ノブは「ええねん、それは!」と笑いながらツッコミを入れていた。

 韓国で「喫煙禁止区域」とされているバス停などのエリアで、電子タバコを吸う様子がSNSで拡散された宮根。3月21日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」では「周りの方々、それから多くの方々にご不快な思い、ご迷惑をおかけしました。大変申し訳ございませんでした」と謝罪していた。

 大悟の“爆弾発言”にネット上では「さすが」「よく言った!」「あの後スタジオで気まずそう」「ぶっ込みワロタ」「ノブさんがすぐにツッコミ入れて終了の流れめちゃくちゃ笑った」といったコメントが寄せられていた。

スポーツニュース

・◆NBA レイカーズ―ティンバーウルブズ(7日、米ロサンゼルス=クリプト・ドットコム・アリーナ)

 レイカーズの八村塁が、ティンバーウルブズ戦で、今季36試合目の先発出場。36分間プレーし、2試合ぶり2ケタでチーム最多30得点、6リバウンド、1アシストを記録した。チームは117―127で敗れ、連勝は4でストップ。通算45勝34敗となった。西8位から9位に転落した。

 八村は第1クオーター(Q)から好調で、最初はゴール下で力強くねじこんで初得点。左コーナーからスリーポイント(3P)も決めた。しかし同Q、レイカーズは大黒柱のアンソニー・デイビスが目元を負傷。第2Q以降、コートに戻ることはなく、前半チームは15点のビハインドで終えた。

 第3Qは一時、20点リードを奪われたレイカーズが猛追。一ケタ差になる場面もあったが、最後は10差となった。第4Q、八村は3Pや豪快なダンクで得点を重ねて奮闘したが、差はさらに広がり、ホームで黒星を喫した。

 この日、レイカーズはデイビスが第2Q以降欠場し、スーパースターのレブロン・ジェームズが胃腸炎のため欠場。チームの中心プレーヤーを2人欠いた中での戦いだった。

 次は9日(日本時間10日)に、ウォリアーズと戦う。

 八村は今季自身NBA5シーズン目を迎えた。シーズン序盤は、けがなどで離脱と復帰を繰り返したが、年明けからは安定したパフォーマンスが続く。

 2月14日のジャズ戦では、キャリアハイの36得点を挙げ、6本の3Pを沈めた。また、この試合では、アンソニー・デイビスが39得点を記録。同一試合で2人の選手が35得点以上を取るのは、レイカーズでは2003年のコービー・ブライアントとシャキール・オニール以来となった。

 3月26日のバックス戦では、16得点、自己最多14リバウンドで今季初の“ダブルダブル”を記録。次戦のグリズリーズ戦では、自己最多7本の3P成功含む32得点、10リバウンドと2戦連続“ダブルダブル”をマークした。3月は14試合中12試合で2ケタ得点を挙げた。

話題のニュース

・人気ヘアサロン「アピッシュ(apish)」は4月7日、公式サイトにて、坂巻哲也「アピッシュ」代表が3月29日に死去したと報じた。享年63歳。

同サイトによると、かねてより病気療養中で、家族・スタッフに見守られながら安らかに永眠したとのこと。これまでの感謝の意とともに、「坂巻は生前、もう一度現場に戻ってお客さまを担当させていただきたいと強く思っており、その思いを最後まで諦める事なく精一杯生き抜きました」と故人の思いを伝えている。今後に関しては、「坂巻の意思・技術を継承したスタッフが『アピッシュ』を守って参りますので、変わらずのご愛顧を宜しくお願い申し上げます」という。

坂巻氏は、1998年に「アピッシュ」をオープン。“かわいい”を訴求したサロンとして一世を風靡した。2001年からはフジテレビ系の人気番組「ビューティー・コロシアム」に美のプロフェッショナルとして出演し、“カリスマブーム”をけん引。「坂巻流」と呼ばれる独自のカットテクニックで人気を博した。
一方、ビジネスでもさまざまな分野にチャレンジ。ウイッグやコサージュのプロデュースのほか、ワイドショーの“変身企画”(ヘアカットなどのビフォー&アフターで魅せる企画)などにも積極的に出演し、美容師の活躍の幅を広げた。経営においては、青山や原宿を拠点とするデザイナーズサロンが多い中、いち早く“銀座”に目を付け、銀座に新たなサロンカルチャーをもたらした。ほかにも社内独立制度の採用や、女性スタイリストのためのサロンをオープンするなどチャレンジングな試みを続け、グループサロンを含め11店舗を展開するまでに至った。

“カリスマブーム”時代に話題となり、現在でも人気を維持し続けているサロンというのは非常に珍しく、その代表的な存在の1つが「アピッシュ」だ。率いた坂巻氏は、卓越したテクニック、ワイドショーに引っ張りだこになるトーク力、そして四半世紀に渡りサロンの人気を維持し続けるマネジメント力という、三拍子を併せ持つ人物だった。その早過ぎる訃報に、業界内外で惜しむ声が広がっている。

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