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3分で読める本日の注目ニュース(2024年7月13日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・法人税の優遇措置をめぐって誤った税務申告をしていたとして、海運最大手の日本郵船など業界大手3社が、東京国税局から計約60億円の法人税の申告漏れを指摘されていたことがわかった。関係者が取材に明らかにした。

 関係者によると、3社の申告漏れの額はそれぞれ、NSユナイテッド海運が約30億円、商船三井が約21億円、日本郵船が約9億円。追徴税額は、2023年3月期までの数年間分の過少申告加算税を含め、計約12億円に上るとみられる。3社は取材に、国税局から指摘を受けて納税したと説明した。

芸能ニュース

・くりぃむしちゅー上田が日本テレビ系列の「パリオリンピック」番組のスペシャルサポーターに就任した。同局で夏季オリンピックのスペシャルサポーターを務めるのは4大会連続だ。

日テレ系では、52年ぶりのメダル獲得が期待される「バレーボール男子」大会初戦、悲願の金メダルを目指す「卓球女子団体決勝」、橋本大輝選手に連覇の期待がかかる「体操男子個人総合決勝」などを放送。上田は「前回、東京大会は、大会初日にコロナを発症したため、1カ所も取材に行くことはできませんでした。アスリートの方々は『オリンピックの借りはオリンピックでしか返せない』とよく話をされますが、私こそ、パリ大会で借りを返すべく、できる限り会場に足を運んで取材できるよう、万全の状態で取材に臨みたいと思います」とコメントした。

なお日本テレビ系列の「パリオリンピック」番組では、櫻井翔がキャスター、萩野公介が“アスリートキャスター”を務める。

■ くりぃむしちゅー上田 コメント
□ 100年ぶりパリ開催のオリンピックで楽しみなところ
去年、ラグビーワールドカップの現地取材でパリに行って、オリンピック会場関連の場所も取材しましたが、エッフェル塔をバックにビーチバレー、グラン・パレでフェンシングが行われるなど、歴史あるパリの街ですごく画になるし、素敵な映像が見られるのではと想像しています。特に、アーバンスポーツはコンコルド広場で行われますが、歴史あるものと新しいアーバンスポーツの融合、マッチングを楽しみたいと思います。

□ 注目する競技・選手
卓球女子団体は、2012年のロンドン大会から、リオ、東京とずっと見てきて、銀メダルと銅メダルを獲得してきましたが、年々進化、ステップアップしてきているように感じていますので、今回いい色のメダルを獲ってほしいと願っています。また、バレーボールは男女ともに注目していて、日本らしい緻密なバレーを見せてほしいですし、共にメダル獲得ということになれば本当に快挙だと思います。競泳では、池江璃花子選手が久々の個人種目出場ということで、オリンピックの舞台にたどり着いたこと自体、すごいことだと思いますし、池江選手らしいスマイルが見られるようなレースにしてほしいと思っています。

□ パリ大会に向けての意気込み
前回、東京大会は、大会初日にコロナを発症したため、1カ所も取材に行くことはできませんでした。アスリートの方々は「オリンピックの借りはオリンピックでしか返せない」とよく話をされますが、私こそ、パリ大会で借りを返すべく、できる限り会場に足を運んで取材できるよう、万全の状態で取材に臨みたいと思います。現地取材では、試合前の選手の表情、現地の雰囲気、熱気など、テレビで映っていないようなところを1つでも多くお伝えできたらと思っています。

スポーツニュース

・マンチェスター・シティウィメンは12日、ウエスト・ハムウィメンからDF清水梨紗が3年契約で加入することを発表した。

 清水は2013年に日テレ・東京ヴェルディベレーザへ加入し、21-22シーズンまでクラブ一筋を貫いた。22年8月にウエストハム・ウィメンに移籍して海外挑戦をスタート。ウィメンズ・スーパーリーグで活躍し、23-24シーズンをもって退団していた。

 マンチェスター・Cウィメンには東京NB時代のチームメイトで、ともにパリオリンピックを戦う日本女子代表(なでしこジャパン)のMF長谷川唯が所属している。清水はクラブが公開した動画で「長い期間一緒にやってきた選手なので、一緒にプレーすることはすごく楽しみ」と話した。長谷川にクラブのことをどのように説明されたのかも聞かれたが、「良いチームだと聞いています」と控えめに答えている。

話題のニュース

・テレビ東京が昨年3月28日に放送した「激録・警察密着24時‼」で過剰な演出や不適切な内容があった問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会(小町谷育子委員長)は12日、放送倫理違反の疑いがあるとして、審議入りを決めた。今後、テレ東などに聞き取り調査を行うという。

 番組では、愛知県警が捜査していた「鬼滅の刃」の商品に関する不正競争防止法違反の疑いがある事案を取り上げ、「4人が逮捕された」と放送したが、その後に3人が不起訴となった事実には言及しなかった。

 また、VTRに登場した会社が「鬼滅の刃」のキャラクターを描いた商品を「中国へ発注していた」と放映したが、番組側は事実確認をしておらず、この会社から放送後に「(そのような)事実など無い」と指摘を受けたという。ほかにも、強制捜査後も、この会社があたかも「通信販売などで問題となった商品を売り続けていた」ように表現したが、実際には異なる第三者が通信販売をしていた。

 さらに、警察署内の捜査員同士の会話や会議の様子を捜査員らに事後に再現させて撮影したのに、捜査の時系列に沿っているかのように番組を構成したという。

 この番組については、BPOの放送人権委員会も6月18日、不起訴に言及しなかったなどという苦情を受け、審理に入ると決めた。

 人権委は放送によって人権を侵害されたといった苦情を受け付け、当事者と放送局との話し合いで解決しない状況になっているなどの一定の要件を満たせば審理する。

 倫理検証委では、問題があると指摘された番組について、取材・制作のあり方や番組内容について、委員会の判断で調査する。

 人権委で審理入り、倫理検証委で審議入りするのは、沖縄の米軍基地反対運動を不確かな情報をもとに取りあげて問題になった、2017年放送の東京メトロポリタンテレビジョン(MX)の「ニュース女子」以来となる。

 テレ東の石川一郎社長は5月30日の定例会見で謝罪し、同種の警察密着番組について「もうやめます」と述べた。また6月3日、石川社長らが役員報酬を自主返納すると発表した。

 その後の朝日新聞の取材で、「摘発の日」とされた映像が実際には前日に撮影していたことが判明。同社の長田隆専務は6月27日の定例会見で「ケアレスミス」と釈明していた。

 テレ東は7月12日、倫理検証委の審議入りを受けて、「本事案を重く受け止め、審議に対して誠実かつ真摯(しんし)に対応し、協力してまいります」とのコメントを出した。

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