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3分で読める本日の注目ニュース(2024年3月5日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・日経平均株価が史上初めて4万円を突破した4日、日本株に投資している人からは喜びと期待の声が上がる一方、「実感がない」「いつ落ちるのか不安」と冷めた反応も多かった。

 銀行や証券会社が立ち並ぶ東京・日本橋兜町では、株価を示す電光掲示板の数字を写真に収める人の姿が見られた。通り掛かった70代女性=中央区=は「20~30年前に買った株がこんなに上がるとは思っていなくてびっくり」と喜ぶ。メーカー勤務の男性(51)=足立区=も「会社の確定拠出年金が恩恵を受けていてうれしい。これからもっと上がってほしい」と興奮気味。「日本は物価高で収入がそれに追い付いていない。だから景気の変化は感じないが、今後のためにも増えてほしい」とさらなる上昇に期待した。

 一方、サラリーマンらが多く行き交う新橋のSL広場。不動産会社で運用コンサルタントをしている田中銀さん(23)は「インフレもあって潤っている実感はないし、そんなに活気づいている感じもない」と淡々とした様子。無職男性(72)は「実感はないし、日本株を持っていないので恩恵もない。バブルの頃も物価は上がっていたが、それ以上に給料が上がっていた。今はいつ落ちるのかという不安の方が大きい」と語った。 

芸能ニュース

・俳優の梅沢富美男(73)が4日、TOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・00)に出演。インバウンド(訪日客)向けに価格が高騰している観光地の飲食店に苦言を呈する場面があった。

 梅沢は先日、北海道・函館で仕事をした際、「いつも行っている」馴染みの飲食店で食事をした。すると「カニが6万5000円だって。今まで3000円で食えていた海鮮丼ね、それが8000円。キンキが9500円」とインバウンド需要で2倍以上に価格が値上がりしていたという。

 「最後に言ってやったね“お前らいい加減にしろよ”って。“今までこのお店を愛してくれたお客さんがビックリしてるよ、2度と来ないよ。そのうちにしっぺ返しがくる”って」と食事を終えた後、飲食店側に厳しい指摘をぶつけたという。

 インバウンド向けに一時は儲けても「日本のお客さんは食べに行かないと思うんだよ」と梅沢。「中国の人とかが函館に行って食べるのかもしれないけど、俺たちが函館で食べるっていうのは飛行機代、電車賃を使っていくわけだよ。それは新鮮なものを安く食べられるから行きたいんだよ。わざわざ函館まで」と自身の見解を語っていた。

スポーツニュース

・米スタンフォード大に進学する佐々木麟太郎内野手(18=花巻東)が4日、都内で行われた日本スタンフォード協会(スタンフォード大学の卒業生による同窓会組織)主催の「佐々木麟太郎壮行会」に出席した。

 1日に卒業式を終え、初めて公式の場に姿を見せた。「今まで制服とユニホームしか着たことがなかったので。ちょっと不慣れな格好ですが、今、自分ができる最低限の準備をさせていただきました」。黒のニットの上に黒のジャケットを羽織り、ちょっぴり大人っぽい服装で照れくさそうに笑った。

 スタンフォード大の一員として、最初の1歩だ。出席した90人の先輩たちの前に緊張した表情で立ち、堂々とあいさつした。「佐々木麟太郎と申します。本日はこのような場を用意していただいたことに感謝申し上げます」。続けて、父佐々木洋氏(48)が花巻東の監督で、幼少時からブルージェイズ菊池、そしてドジャース大谷をグラウンドで見た記憶。甲子園に応援に行ったことが唯一の家族旅行だったこと。今回、世界を目指すきっかけとなったのは父の言葉「日本地図ではなく世界地図を見て大学を決めるべき」に影響されたこと。スピーチを約10分近く行い、会場からは大きな拍手が送られた。

 覚悟を新たにした。同大の先輩たちに、学校生活、大学での授業環境などを聞き「野球選手が終わった後も考えた人生戦略も考えてきた。その中で一番いい選択ができたと思いました」。興味のあるビジネスへの展開だけでなく、新たな興味、出会い。「やりたいこと、学びたいことが見つかると思う」。世界のスタンフォード大に触れ、選んだ道を確信した。

 野球と勉強との二刀流のステージは整った。あとは自分で道を切り開くだけだ。「大学生活への覚悟が決まりました。挑戦の連続だと思うけど乗り越えていきたい」。先輩たちのアドバイスを耳に、佐々木麟の夢は現実へと近づいていく。

話題のニュース

・11月の米大統領選に向けた共和党の候補選びで、連邦最高裁は4日、西部コロラド州の党予備選(5日)について、ドナルド・トランプ前大統領(77)の立候補を認める判断を示した。同州の有権者グループが、トランプ氏が2021年の連邦議会襲撃事件で「反乱」に関与して大統領就任資格を失ったと訴えていた。トランプ氏は四つの刑事裁判も控えているが、大統領選に向けた司法闘争の壁の一つを突破した。

 トランプ氏は連邦最高裁の判断を受け、自身のソーシャルメディアで「米国にとっての大勝利だ」と述べた。

 米憲法修正14条3項は、公職者が国家への反乱に関与した場合に公職資格を剥奪すると規定している。同州の有権者グループは「トランプ氏が議会襲撃事件を扇動した」として、大統領就任資格を失ったと主張。同州予備選への参加を認めないよう求めていた。

 コロラド州最高裁は23年12月、議会襲撃事件は「反乱」に当たるとした上で、「トランプ氏は暴力が起きる可能性を認識しながら、支持者に議会に向かうよう呼びかけた」と指摘。公職資格剥奪の対象には、憲法の条文に明文化されていない大統領職も含まれると認定し、トランプ氏は立候補できないと判断した。

 トランプ氏側は「過去にも暴徒化した政治的デモは多くある。議会襲撃事件は反乱ではなく、トランプ氏が支持者に議会に侵入するよう言ったこともない」「州が単独で国政選挙の候補を失格にすることはできない」と主張。公職資格剥奪の対象に大統領職は含まれないとも訴え、連邦最高裁に上訴していた。

 連邦最高裁の判断は、他の州での同様の訴訟にも適用される。コロラド州を含む16州・地域では5日に予備選や党員集会が集中する天王山の「スーパーチューズデー」を迎える。連邦最高裁は混乱を避けるために、同州での党予備選の前に判断を示した形だ。

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