スタン落ち直後!パイオニア参入のススメ
スタンダードをやってて一番悲しいこと、それは禁止改訂やスタン落ちによって使っていたお気に入りのデッキが使えなくなってしまうことですよね。
去年から続くスタンダードの禁止連発によって、使えなくなってしまったデッキは数知れず...先日もウーロやオムナスの禁止によってスルタイコントロールやオムナスアドベンチャーがデッキタイプとして消滅してしまったことは記憶に新しいです。
新たなフォーマット、パイオニア
そこで去年できた新フォーマット、パイオニアの出番です。ご存じの方も多いとは思いますが、パイオニアとは、2012年発売のラヴニカへの回帰から最新セットまでに収録されたカードを使えるフォーマットで、去年10月にフォーマットが発表され、最近では最も環境が安定したフォーマットとしてプレイヤーの間で人気が出てきています。同じくローテーションがないフォーマットであるモダンやレガシーに比べると、比較的安くデッキが組める上に、好きなカードを使いやすいというメリットがあります。
今回の記事ではパイオニアの環境を軽く説明したのち、つい先日ローテーションで落ちてしまった旧スタンダードで活躍したカードや、残念ながらスタンダードで禁止となっていて使えないカードを中心としたデッキと、低予算でも参入できるバジェットデッキを紹介していきます。
デッキ紹介
そもそもなんでパイオニアがモダンやレガシーより安いかというと、タルキールブロックで再録されたフェッチランド五種がフォーマット制定当初から禁止されているというのが大きく影響しています。レガシーやモダンではほとんどのデッキに8~10枚程度採用されていて、多色化を容易にしています。金額も友好色5種は1枚1500円~2500円程度、対抗色5種は1枚3500~8000円程度とかなりのお値段です。そのため、モダンやレガシーでは土地だけでも少なくとも数万円かかってしまうことがほとんどです。
パイオニアではショックランド10種とファストランド5種(対抗色)、両面ランド6種、チェックランド10種、ペインランド5種(対抗色)が中心に使われていて、ショックランドとファストランド、両面ランドは1枚1000円前後、チェックランドとペインランドは1枚500円前後でそろえることができます。
また、前述のとおりフェッチランドの禁止によって多色化が難しいことや、友好色の2色土地の貧弱さから、単色のデッキもかなり強力です。単色のデッキであれば基本土地を中心に土地をそろえることになるため、かなり安価にデッキを組み始められます。
去年のフォーマット創設から半年間は調整期間として多くのカードが禁止されました。それによって瞬殺コンボは全滅し、多種多様なデッキが存在するメタゲームになっています。
※この記事では低予算や旧スタンのカードを中心に組めるデッキを紹介している都合上、GPなどの大規模なトーナメントの上位を目指すというデッキよりも、予算内でFMN3‐0やローカルなトーナメントでトップ8などを目指すデッキを中心に紹介しています。
まずは単色のデッキから紹介していきましょう。
黒単アグロ
国内参考価格3万~4万 海外参考価格$260 MOリーグ5-0
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pioneer-league-2020-10-12
メインボード(60)
土地(24)
15《沼》
4《ロークスワイン城》
4《変わり谷》
1《イフニルの死界》
クリーチャー(27)
4《漆黒軍の騎士》
4《血に染まりし勇者》
4《戦慄の放浪者》
4《屑鉄場のたかり屋》
4《残忍な騎士》
4《悪ふざけの名人、ランクル》
3《騒乱の落とし子》
呪文(9)
4《致命的な一押し》
4《思考囲い》
1《無情な行動》
サイドボード(15)
2《苦悶の悔恨》
2《自傷疵》
2《魂標ランタン》
2《軍団の最期》
2《無情な行動》
2《霊気圏の収集艇》
2《ゲトの裏切り者、カリタス》
1《害悪な掌握》
《思考囲い》や《致命的な一押し》などパイオニアを定義する優秀な妨害札を使いながら、《漆黒軍の騎士》、《残忍な騎士》、《悪ふざけの名人、ランクル》など現スタンダードを代表するクリーチャーで相手のライフを削っていくデッキです。旧スタンで活躍した《騒乱の落とし子》なども採用しています。
単色のデッキらしく土地に無色土地、《変わり谷》を採用し、自陣のクリーチャーを一掃された後でも継続的に相手にダメージを与えていけます。
現パイオニアでは支配率10%弱と、トップメタの一角でもあり、4枚採用のカードが多く再現性が高いゲームになりやすいため、初心者にもおすすめです。もちろん旧スタンダードで黒単を使ってた人ならお安く組めます。
予算ポイント
高いパーツは《思考囲い》4枚12000円程度、《変わり谷》4枚10000円程度、《ゲトの裏切り者、カリタス》2枚4000円程度となっています。そのほかのパーツは本当に安く、低予算で始めやすいです。土地も基本土地中心でほかのデッキよりははるかに安いです。
サイドボードの《ゲトの裏切り者、カリタス》は後々アップグレードパーツとして購入するのもありだと思いますが、《思考囲い》はかなり重要なパーツなので一番初めにそろえたほうがいいでしょう。《変わり谷》も高いですか重要なパーツです。最初だけ枚数を2枚や3枚に減らしてから始めるのはありですが、全部削ってしまうと大幅にデッキのパワーが下がってしまいがちです。
おすすめの入れ替えカード
《思考囲い》4枚12000円程度→《強迫》4枚120円程度
これは本当に困ったときにしかおすすめできません。思考囲いだけは早めにそろえましょう。
《変わり谷》4枚10000円程度→《沼》4枚0円程度
これも1枚や2枚入れ替えであれば大丈夫ですが、全部入れ替えはおすすめしません。
《ゲトの裏切り者、カリタス》2枚4000円程度→好きな黒のサイドカード
この枠はサイドボードなため、好きなカードで構いません。よく採用されているカードは《害悪な掌握》2枚400円程度などがあります。
全て入れ替えると合計で25000円程度安く組めます!
白黒スラムオーラ
国内参考価格2万~3万 海外参考価格$150程度 MOリーグ5‐0
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pioneer-league-2020-10-08
メインボード(60)
土地(19)
4《陽光昇りの小道》
4《コイロスの洞窟》
4《秘密の中庭》
4《神無き祭殿》
3《平地》
クリーチャー(17)
4《命の恵みのアルセイド》
4《憎しみの幻霊》
1《静寂をもたらすもの》
4《無私の救助犬》
4《上級建設官、スラム》
呪文(24)
4《ケイラメトラの恩恵》
4《きらきらするすべて》
4《結束のカルトーシュ》
4《天上の鎧》
4《グリフの加護》
4《歩哨の目》
サイドボード(15)
1《静寂をもたらすもの》
4《アダントの先兵》
4《死の重み》
1《夢の巣のルールス》
3《思考囲い》
2《トーモッドの墓所》
《上級建設官、スラム》をメインにしたオーラデッキです。《天上の鎧》、《きらきらするすべて》などのオーラでクリーチャー1体を強化して速やかに相手のライフを殴り切れるようにしています。
《無私の救助犬》、《命の恵みのアルセイド》、《ケイラメトラの恩恵》で相手の除去を交わしながら攻めることもでき、低価格ながらも実力を備えています。相棒の《夢の巣のルールス》や《上級建設官、スラム》で継戦能力も高いため、長期戦になってもまだ望みはあります。
アグロ同士の対決には《命の恵みのアルセイド》、《夢の巣のルールス》など絆魂もちのクリーチャーで圧力をかけられるため有利と言われています。オーラで強化された巨大クリーチャーで相手を圧殺する爽快感もあり、一定のファンがいるデッキです。
予算ポイント
対抗色のためマナベースにペインランド《コイロスの洞窟》4枚1200円程度、ファストランド《秘密の中庭》4枚2400円程度を採用することができるほか、ショックランド《神無き祭殿》4枚3600円程度や両面ランド《陽光昇りの小道》4枚2000円程度もほかの色より安いため、多色土地4種16枚採用にしては土地だけの合計金額が9200円程度とかなりお安いです。モダンなら対抗色フェッチランド《沸騰する小湖》1枚で同じくらいの値段になります。
全部入れ替えることはおすすめしませんが何枚かなら基本土地に入れ替えても問題なくプレイできるので、多少予算が足りなくてもデッキを使えます。
またこのデッキの一番高いパーツであるサイドボードの《思考囲い》3枚9000円程度 についても、初めのほうは《強迫》3枚90円程度で問題なく代替できます。慣れてきてデッキと仲良くなってから《思考囲い》を買っても遅くないですし、そのままでもクリーチャーを《思考囲い》で選ぶことはあまりないので《強迫》で問題ありません。そのほかのパーツはとことん安いので通販や海外通販でまとめて購入するのをおすすめします。
一つだけこのデッキの欠点を上げるとすれば、相棒の構築の縛りからこれ以上のデッキの拡張や汎用パーツがないために他デッキへのパーツの流用が難しい点です。そのデメリットを考えてもこのデッキの強さに対するコストの低さは目を見張るものがあるので、予算が低めで強いデッキを組みたい方におすすめです。
おすすめ入れ替えカード
《思考囲い》3枚9000円程度→《強迫》3枚90円程度
《神なき神殿》4枚3600円程度→《平地》4枚40円程度
(2枚までの入れ替えがおすすめです)
すべて入れ替えると合計で12500円程度安く組めます!
イゼット(青赤)フェニックス
国内参考価格3~4万 海外参考価格$190程度 MOリーグ5‐0
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pioneer-league-2020-10-05
メインボード(60)
土地(18)
4《島》
2《山》
4《河川滑りの小道》
4《尖塔断の運河》
4《蒸気孔》
クリーチャー(10)
4《弧光のフェニックス》
2《厚かましい借り手》
4《若き紅蓮術士》
呪文(32)
4《航路の作成》
2《髑髏砕きの一撃》
4《巧みな軍略》
4《宝船の巡航》
2《癇しゃく》
4《イゼットの魔除け》
4《稲妻の斧》
4《選択》
4《乱撃斬》
サイドボード(15)
2《削剥》
2《反逆の先導者、チャンドラ》
2《軽蔑的な一撃》
2《丸焼き》
3《神秘の論争》
2《否認》
2《魂標ランタン》
旧スタンダードで活躍した《弧光のフェニックス》をメインにしたスペル連打系のデッキです。墓地から誘発型能力で戦場に戻ってくる《弧光のフェニックス》の効果でソーサリーやインスタントを連打するだけで相手のライフを削ることができます。
モダンやレガシーでは禁止になっているほどのパワーを持つ《宝船の巡航》など、ドロースペルが大量に入っているため安定しやすく、選択肢も潤沢で自分の意志で勝ち筋を決められます。
反面墓地対策には無力なので、サイド後は打ち消しや《反逆の先導者、チャンドラ》などもPWを活用して勝つプランをとったり状況にあった選択が必要となる難しめのデッキです。1ターンで状況をひっくり返せるパワーを持ったデッキで、熱狂的なファンも存在するようです。
予算ポイント
このデッキの高いパーツは、片面土地である《髑髏砕きの一撃》2枚 3500円程度、汎用的な除去でクリーチャーにもなる《厚かましい借り手》2枚7000円程度、サイドボードの強力なPW《反逆の先導者、チャンドラ》2枚2000円程度と、ショックランド《蒸気孔》4枚6000円程度、ファストランド《尖塔断の運河》6000円程度、両面土地《河川滑りの小道》4枚4000円程度になります。各種パーツの入れ替え候補を見ていきましょう。
おすすめ入れ替えカード
ファストランド《尖塔断の運河》4枚6000円程度→ペインランド《シヴの浅瀬》4枚1200円程度
ダメージは痛いですがお財布にやさしいペインランド。背に腹は代えられません。
両面土地《河川滑りの小道》4枚4000円程度→チェックランド《硫黄の滝》4枚1200円程度
ごくまれにチェックランドがかぶって事故ります。
片面土地《髑髏砕きの一撃》2枚3500円程度→《山》2枚20円程度
ほとんどの場合土地として使うので問題ありません。
《厚かましい借り手》2枚7000円程度→《非実体化》1枚100円程度、《弾けるドレイク》1枚100円程度
完全に僕の好みです。ほかの入れ替え候補としては《送還》1枚30円程度や《約束の終焉》1枚200円程度、《嵐翼の精体》1枚600円程度などがあります。
《反逆の先導者、チャンドラ》2枚2000円程度→《崇高な工匠、サヒーリ》2枚200円程度
正直に言うとあまりおすすめしませんが、1枚なら入れ替えても大丈夫だと思います。いわゆる神チャンドラはそれほど強いうえにそこまで高くないのでそろえてしまうことをおすすめします。
《削剥》2枚500円程度、《神秘の論争》3枚1200円程度→《焦熱の竜火》2枚60円程度もしくは《マグマのしぶき》2枚100円程度、《呪文貫き》3枚200円程度
アンコモンなのに高すぎ!買いたくない!って方はこちらのサイドでも問題なく戦えます。代償としてアーティファクトが壊せなくなります。
《乱撃斬》4枚1600円程度→《ショック》4枚120円程度
実はこのデッキにはパワー4以上のクリーチャーが入っていないため、《乱撃斬》の軽減を無視する効果は使うことがありません。《ショック》でも問題なく同じことができますが、パワー4以上のクリーチャーが入ってないんだなと相手にバレてしまうことになるかもしれません。
すべて入れ替えると合計で22500円程度安く組めます!
ジャンド(黒赤緑)サクリファイス
国内参考価格4万~5万 海外参考価格$350程度 MOリーグ5-0
メインボード(60)
土地(20)
3《血の墓所》
4《花盛りの湿地》
1《森》
3《ラノワールの荒原》
4《草むした墓》
4《踏み鳴らされる地》
1《沼》
クリーチャー(32)
4《膨れ鞘》
4《地下墓地の選別者》
2《エルフの神秘家》
4《金のガチョウ》
2《ラノワールのエルフ》
4《波乱の悪魔》
4《忘れられた神々の僧侶》
4《悲哀の徘徊者》
4《ズーラポートの殺し屋》
呪文(8)
4《集合した中隊》
4《ボーラスの城塞》
サイドボード(15)
2《暗殺者の戦利品》
2《膨らんだ意識曲げ》
3《致命的な一押し》
2《真夜中の死神》
2《漁る軟泥》
4《思考囲い》
恵まれた3色を使いながら相手を妨害し、自分のクリーチャーを生贄に捧げる事でメリット能力を発動させるクリーチャーを主体にしたデッキです。
現スタンダードで禁止された《大釜の使い魔》が消えたことによって同じく消滅したアーキタイプ、ジャンドサクリファイスもパイオニアでは健在で、《大釜の使い魔》パッケージこそ入っていないものの、《金のガチョウ》、《波乱の悪魔》、《忘れられた神々の僧侶》、《悲哀の徘徊者》、《ボーラスの城塞》など旧スタンダードで入っていたパーツを全部4枚搭載し、《集合した中隊》という過去のスタンダードで暴れたカードで強化されています。パイオニアでも元気にクリーチャーをサクりまくりたい方におすすめです。
また、2色土地とメインに4枚積まれている《集合した中隊》4枚8000円程度、サイドボードの《思考囲い》4枚12000円程度、《暗殺者の戦利品》2枚3600円程度以外は比較的安価なため、低予算デッキにもおすすめです。
予算ポイント
ショックランド3種11枚《血の墓所》《草むした墓》《踏み鳴らされる地》各1000円程度 はこのデッキの要です。予算が少ない場合はここは揃えて、ファストランド《花盛りの湿地》4枚3600円程度を入れ替えることをおすすめします。
また、サイドボードの《思考囲い》4枚12000円程度、《暗殺者の戦利品》2枚3600円程度もかなり予算を圧迫するパーツなので必要であれば入れ替えを検討します。
《集合した中隊》については高いもののデッキのキーパーツであり不可欠なので入れ替えるとしても1枚までをお勧めします。
おすすめ入れ替えカード
ファストランド《花盛りの湿地》4枚3600円程度→チェックランド《森林の墓地》4枚1200円程度 もしくは《森》3枚30円程度《沼》1枚10円程度
前述のとおりショックランド3種は揃えておいたほうがいいです。
《思考囲い》4枚12000円程度→《強迫》4枚120円程度
このデッキについては弱体化するのは否めませんが、買えないものは仕方がありません。《思考囲い》たかすぎ!
《暗殺者の戦利品》2枚3600円程度→《突然の衰微》2枚2000円程度
あんまり安くなってないじゃん!って言われそうですが万能除去として強すぎるのであんまり代替するカードがありません
すべて入れ替えると16000円程度安く組めます!
4色荒野の再生オムナス
国内参考価格6~7万 海外参考価格$500程度 MOリーグ5-0
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pioneer-league-2020-10-08
メインボード(60)
土地(29)
2《繁殖池》
2《ヴァントレス城》
4《寓話の小道》
2《森》
1《神聖なる泉》
1《島》
4《ケトリアのトライオーム》
1《山》
1《平地》
4《ラウグリンのトライオーム》
1《聖なる鋳造所》
1《蒸気孔》
2《踏み鳴らされる地》
3《寺院の庭》
クリーチャー(6)
3《創造の座、オムナス》
3《自然の怒りのタイタン、ウーロ》
呪文(25)
3《時を解す者、テフェリー》
3《神々の憤怒》
4《発展/発破》
4《成長のらせん》
4《神秘の論争》
3《サメ台風》
4《荒野の再生》
サイドボード(15)
1《神々の憤怒》
1《サメ台風》
1《時を解す者、テフェリー》
3《霊気の疾風》
2《岩への繋ぎ止め》
1《サイクロンの裂け目》
3《ドビンの拒否権》
1《長老ガーガロス》
1《丸焼き》
1《異端の輝き》
《自然の怒りのタイタン、ウーロ》《創造の座、オムナス》《時を解す者、テフェリー》《成長のらせん》《荒野の再生》などスタンで禁止されたカード全部盛り!みたいなデッキです。当然のことながらめちゃくちゃに強いので、カードがそろってる方におすすめのデッキです。オーコくんはパイオニアでも禁止されたため、この禁止カードもりもりデッキには採用できなかったようです。
基本的には《荒野の再生》からマナを大量に出して《発展/発破》で相手に火力をぶつけるか、盤面を制圧したのち《自然の怒りのタイタン、ウーロ》で4回殴って勝ちます。
予算ポイント
基本的に全部のカードが高いですが、基本のパーツ《成長のらせん》《荒野の再生》《発展/発破》さえ4枚ずつ採用していれば一応はデッキになるため、どのカードでも入れ替えられます。先日のスタンダードにおける《幸運のクローバー》の禁止によってアドベンチャーデッキは大幅に弱体しましたが、アドベンチャーパッケージをそのまま詰め込んでパイオニアで遊ぶのもおもしろいかもしれません。このデッキを組む方にはもはや予算の心配など不要かと思いますが、一応入れ替えパーツの候補を挙げておきます。
土地全般→×
非常に不安定なバランスの上に成り立っているマナベースなので大きくいじると事故が発生しまくります。やめたほうがいいです。
《自然の怒りのタイタン、ウーロ》3枚18000円程度→《アズカンタの探索》1枚1000円程度、《耕作》2枚300円程度など
土地加速とフィニッシャーの両方を兼ね備えたカードはほかにありません。最終的にウーロを買うことになりそうです。
《長老ガーガロス》1枚2400円程度→《夜群れの伏兵》1枚100円程度、《生体性軟泥》1枚100円程度
こちらも同程度とはいかないまでも盤面を広げてくれます。ガーガロスののあまりの強さに驚くと思います。
他このデッキのほとんどのカード→?
入れ替えることは可能ですが、このデッキが強いのは強いカードがたくさん入っていることが大きく影響している都合上、強いカードを抜くとデッキ自体が弱くなってしまいます。高いカードがなぜ高いのかを身を持って知ることになります。このデッキを組むなら霜を食べて高いカードを買うしかありません。入れ替えるとすれば、パーツではなくデッキのテーマそのものを入れ替えることになりそうです。
シナジーが薄いデッキや、もとのカードがあまりにも強すぎる場合は予算がなくてカードを入れ替えても悲しいことにあまり機能してくれません。
反面、似た性能のカードや安くて強いカードを入れ替えることができるデッキなら、問題なく機能してくれます。入れ替える前に入れ替えても大丈夫かちょっと考えてみてください。
おわりに
今回の記事ではパイオニアの魅力や、旧スタンダードで活躍したカードを使ったデッキ、低予算でも参入できるデッキについて書いてみました。パイオニアに少しでも興味が出たなら幸いです。もし構築相談や記事に関する意見があれば、Twitterで教えてください!(@Tempurahirao) 誤字脱字の指摘も歓迎です!僕も毎日パイオニアで遊んでいるので、福岡で遊べる方は教えてくださいね!
投げ銭は僕と弟がパイオニアのデッキを強化するのに使われます。感謝します
投げ銭↓
https://note.com/tempurahirao/n/nf2e4f43e2e16
福岡から帰れない僕の大阪に帰る旅費になります。感謝します