見出し画像

今週の成績 / 資金管理について考える(ドローダウンを経験しながら)


今週の成績
実現損以外に、含み損が大きくなっています

こんばんは。

3月は好成績で着地、しかし今週は金曜日に大きな下落がありましたね。お陰で週末の段階で含み損が大きくなっております。
にもかかわらず、システムからの売却指示は出ませんでした。それが良い判断なのか、裏目に出るのかはわかりません。

私の資金管理

このように含み損が大きくなると、心理的な負担も比例して大きくなってきますね。もっとロットやレバレッジを下げて、含み損が少なくなるように設定変更をしたくなってきます。

私の場合、保証金およびそのコントロールは以下のようにしています。

信用取引保証金の現金比率を把握しておく

保証金 = 代用有価証券 + 現金

「代用有価証券」といって、保証金には保有している有価証券を充当させることもできます。額面金額の80%で評価する証券会社が多いと思いますが、細かいルールはそれぞれ違います。

私はSBI証券をメインに使用していますが、SBI証券の良いところは、株式・ETFだけでなく、投資信託についても代用有価証券として認めてくれる点です。投資信託は、もし売るとなったら日数がかかるため、代用に認めてくれる会社はまだ少ないです。

ほかに楽天証券も、投資信託を代用有価証券にできます。SBIを選んだのは、もともとSBIで保有している投資信託の中に、SBI Vシリーズやiシリーズなど、楽天証券に移管できないものが含まれているからです。システム的には、楽天証券ならAPIから直接情報収集できますし、作り込み甲斐があるのですけどね。

さて、代用有価証券を利用できるとはいえ、仮に現金ゼロ、ということになると、損失を出したときにすぐに代用有価証券を売却しなければならないことになってしまいますから、ある程度の現金の余裕が必要です。

逆に、現金100%でも良いのですが、そのまま現金で寝かせておくよりは、比較的安定した投資対象であれば、市場にさらしておくほうがよいと考えます。しかし本分としては保証金に当てるはずの資金ですから、急に目減りしてしまわないように投資対象を慎重に選ぶ必要があると思います。

そのような考えで、保証金のうち一定の割合を現金で、残りを有価証券で持つ、という選択を取っています。実際の割合ですが、私は、保証金のうち現金の占める割合が30%を下回らないように調整しています。

また、さらに余裕をもって、現金のうち20%は、システム的には計算に入れていません。その結果、とれるロット数が小さくなるわけですが、安全マージンとして許容しています。

この30%、20% という比率にはとくに根拠というものはなく、およそこれくらいだろうと決めた値です。実際には現在の現金比率は42.3%となっています。もう少し有価証券側に移動しても許容される値です。

ポジションの大きさとレバレッジについて

システムの性質上、チャンスが来たときにしか売買しないので、通常はポジションを取っていない資金のほうが多いです。

ポジションを取る場合、株であれば1ポジションあたり保証金の3%、ETFであれば7.5%とします。また、ETFの場合のみ、合計2ポジションまで追加可としています。各パラメータもそうですが、これらの数字はバックテストで、シャープレシオ・ソルティノレシオ・リカバリーファクターが高くなるように導いています。

またレバレッジ(=ポジションサイズの合計は、保証金の何倍まで許容するか)は、1.5倍としています。比較的保守的な数字だと思います。レバレッジ=リスクの大きさ=リターンの大きさでもあります。1倍から3.3倍までどのように設定してもよいのですが、以下で示すように、最大ドローダウンに心理的に耐えられそうな数字を選んでいます。

最大ドローダウン、最大含み損について

未来予測はできませんが、バックテストでこれらがどうであったかは把握しておく必要があります。

裁量トレードでは、手法を変えるたびにバックテストを行うことなどできませんが、システムを組んであれば、「少しパラメータをいじるとリスクがどう変わるか」をすぐに検証して数字にできるので、この点は大きなメリットですね。

現在の私のパラメータとレバレッジの設定では、コロナショックを含む過去4年程度をバックテストで回すと、最大ドローダウンが保証金現金(代用有価証券を含まない)の3%、確定前の含み損の最大値が保証金現金の12%くらいになる、というような結果となっています。多くの場合、現実の運用ではこれらの数字を上回る損失が発生するものなので、この倍くらいの数値までは許容するように、心理的な準備をしておく必要があると思います。

実際にドローダウンを目の当たりにしてどう思ったか

このように、システム的にも心理的にも設定していたのですが、ドローダウンを経験すると、「レバレッジをもう少し下げて損失発生を抑えるほうが心理的に良いかも」という気持ちはどうしても芽生えてきますね。リスクを下げれば必然的にリターンも下がるので、今のところ変更しない予定でいますが、よいバランスの値がないか、継続検討してゆきたいと思います。

日本ブログ村に参加しています


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?