秋晴れ 父の詫び状 母親との距離
1、今日の読書
父の詫び状 向田邦子
「カレー」の章
向田さんの思い出のカレーがうどん粉入りのお母さんが作ってくれたカレーのように、僕の思い出のカレーも母親が作ったカレー。
おうちで食べたカレーは、牛のスジ肉がゴロゴロ入ってて、大ぶりに切られたジャガイモ、ニンジン、タマネギという王道だと思う。
家族に辛党がいなかったので、比較的甘口に作られていた。
決して手がこんでいるわけではなさそうなのだが、どういう味付けだったのか、自分で料理を作り始めても、あの味にたどり着くことはできない。
聞けるうちに、今度聞きに行ってこようと思う。
母親のカレーということで思い出したが、少し前に放送されていたAmazon echo だったと思うが、CMが違和感いっぱいで気持ちが悪かった。
想定30歳前後の独身男性が、肉じゃがを作って味付けがうまくいかず、母親に連絡をとって聞いたところ、最後はカレーになるというストーリー。
最後のオチは、最近のお付き合いしている女性に付いて母親が問いかけ、曖昧にしてamazon echoを切るという流れ。
最初に見てからずっと気持ちがザワザワするのだが、何が引っかかるのかを考えてみた。
母親との距離感に集約される。
会話の内容もさることながら、(たぶん)30歳前後の独身男が母親ととても親密な、ある種友人のように接する距離感が感覚的に分からないのだと思う。
仲良くていい事だよね、とはなぜか思わない。
今の時代、この感覚であるという理解を一定しておかなければならないのかと思うと、ちょっと、いやかなり遠いなぁと思う。
とはいえ、40歳になった男が、思い出のカレーの味を母親に聞くというのも、まあ同じといえば同じかなと。
2、今日のJazz
Jose James
“ Lean On Me ”
Album:( Lean On Me )
https://music.amazon.co.jp/albums/B07GGYFWR8?trackAsin=B07GGDZ9BZ&ref=dm_sh_e8a2-7e18-dmcp-65a9-cf34c&musicTerritory=JP&marketplaceId=A1VC38T7YXB528
3、今日のトレーニング
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