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リュウキュウタマワラジムシ(2021.11.23更新)

リュウキュウタマワラジムシ
Alloniscus ryukyuensis
採集地:石垣島
採集日:2021.10.27

石垣島にて採集し持ち帰ったリュウキュウタマワラジムシの飼育記録をここに記す。

採集記録はこちら。
2021.10.27~29 石垣島採集

2021.10.27 石垣島にて採集。
2021.10.31 飼育開始。
2021.11.3 幼体を確認。(持ち腹)
2021.11.23 数匹が無事に脱皮している

現在の飼育環境は以下の通りである。

使用した床材はケース上部より順にこのようになっている。

表層部:化石サンゴ+サンゴ砂(パウダー)+川砂(パウダー)+サンゴ砂(中粒)+川砂(中粒)+腐葉土(少量)

中層部:水苔+サンゴ砂(パウダー)+川砂(パウダー)

最深部:ヤシガラ(細目)+ヤシガラ(荒目)


これは生息環境を観察した際に表層部は比較的サラサラとしているが潜る程湿度が増していく環境だったことから、

最深部:ヤシガラを人工海水(比重1.023)で十分に加水。

中層部:水苔にのみ人工海水(比重1.023)で加水を行いサンゴ砂及び川砂は洗浄後乾燥させ無加水。配合割合は1:1。

表層部:全てにおいて無加水。強いて挙げるなら腐葉土に含まれている水分のみ。


というセッティングを施して様子を見る。
一見すると見た目の面では生息域の環境に近いように思える。

定期的な加水に関してはケース内の角部一ヶ所よりケース壁面を伝うように行い表層部、中層部に水分が伝わらないよう配慮している。

飼育ケース蓋には85mm四方の通気口を開けて通気性を高めた。

飼育ケースを収容している温室内は温度25~26℃。湿度は50~60%となっている。

2021.11.3現在、餌食いは良好。ザリガニ用の餌を食べている。
持ち腹ではあるが1匹の幼体を確認。

2021.11.23現在、脱皮も問題なく行われているよう。数匹分の脱皮殻を確認。
最深部のヤシガラ付近に居ることが多いが、ヤシガラに潜っている個体は確認できない。


最終更新:2021.11.3

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