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ダンゴムシの奥深さ


前回は石垣島で出会ったダンゴムシのお話をしたのですが、今回は西表島で出会った別のダンゴムシのお話を…


日本国内に生息するダンゴムシの中ではメジャーな種類かもしれない。

フチゾリネッタイコシビロダンゴムシ
Cubaris sp.

「ダンゴムシ」のイメージとは違って木の幹を中心に生活している不思議なダンゴムシ。

ダンゴムシに興味を持ち始めて色々調べる中で、

こんなに丸くない「ダンゴムシ」がいるのか!!


特徴的なフォルムに驚き、そして言うまでもなく実物を見たくなった。

調べると石垣島と西表島に生息しているらしい。

石垣島は前回行ったので目的地を西表島に定め
無事に採集に成功し、数匹を持ち帰る。


現在何代目かはわからないが、絶えることなく飼育を続けている。


このフチゾリネッタイコシビロダンゴムシのおもしろいところは様々なカラーが産まれることだ。

1枚目の写真のようにほっぺた(?)がオレンジ色になる個体もいれば、


このようにオレンジが全く入らず全身グレーの個体が現れたり


ほっぺたのみならず、フチ全てがオレンジに染まる個体も現れる。


当初はこのフチ全てがオレンジに染まる個体のみを選別し飼育をしていたのだが、
最近になってこのような個体も現れ出した。


全身がオレンジである。

ほっぺたやフチのベタっとしたオレンジではなく、少し透明感のあるオレンジである。


同じ表現の個体を数匹確認したので、次は全身がオレンジに染まる個体のみを選別して飼育していきたいと思う。


このように新しい表現の個体を掛け合わせ、固定して行くこともダンゴムシ飼育の醍醐味と奥深さである。

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