第三回.美山みどり氏のブログをほぼすべて読んだ。
美山氏のブログのほぼ全てを読んだ感想を書く。
一応私のコメントや考察も書いてあるが、
時間がない人もぜひ、ブログ引用箇所だけは読んでみてほしいと思う。
そして原典にもあたってみてほしい。
【noteに上げる理由について】
は第一回の記事をご覧いただきたい。
第二回はこちら
再度強調しておくが「美山氏がこういう言動をしている人物だから、女とするのは問題だ」と言いたいのでは決してない。
【梢おばさまブログの閲覧注意喚起】
!注意!今回紹介する「梢おばさま」名義のブログでは、
※非常に閲覧注意な記事※がある。
性器整形前に自身の陰茎をシリコンで型取りし、その陰茎型を用いて作ったチョコや蝋燭の生々しい画像を上げている記事だ。
スクロールして画像が出る前に本人も「可愛らしい芋虫さんたち。グロいと思う人は見ないでね」注意を書いてはいるが、
万が一見てしまわないようにここに注意喚起する。
【卵胞ホルモン剤=プレマリンの保険適用】
こちらは特例法成立に大いに関わった重要人物「山本蘭」氏のブログだが、
戸籍の性別記載を男性から女性に変更した場合は、
女性ホルモン投与を「卵巣欠落症状」「卵巣機能不全症」「更年期障害」をもった「女性」として受けるのだから
保険適用されるべきだ、
という内容である
http://blog.rany.jp/?eid=1252536
また、X(Twitter)上でも
「女ホル注射。国保3割のメリット」
「意外に知られていないが、精巣摘出後の男性は、
卵巣欠損の名目で女性ホルモンは保険適用」
といった旨の書き込みが複数見られる。
そして美山氏のブログにも、戸籍記載を変更した後で
プレマリンという卵胞ホルモンを
保険適用で処方を受けていることがつづられている。
といったふうに、
「更年期障害」の「女性として」保険適用処方を受けているようだ。
こうした状況は、純粋な女性の医療データを求めることへの障害となり、
また保険運用としても詐病とも呼ぶべき重大な問題ではないのだろうかと思う。
ひとつ重大な嘘を通せば、その嘘を守るために次々につじつま合わせの嘘が拡大していく、ということをこの性自認問題で強く感じる。
【自己評価。ホルモンしなくても女性にしか見えなかった、この容姿で男だと言うほうが変だった】
強調しておくが、
言動はもちろんのこと見た目がどうであっても、男性は女性ではないし、女性専用の場に入るべきではない。
そして、美山氏もブログに書いているとおり、
「女性に見えない」という指摘は「美醜」への言及とは異なることを念頭に。
「女性にしか見えない、
女性であるほうが自然で普通、
ホルモンもしていなくても、もとから身体女性度が高く、
私を女性として認識している人もいたようだ」
という旨の自己評価が並び、
→だから女になるほうが自然なことだ
という結論に繋がっているのだが、
私から見た性別判断をさておいても、「自然」には全く思えない。
男性として劣等感を持ち続けた美山氏が、自信を持てたのは本当に大変いいことだ。
サイズの合うものがレディース服・靴しかないならいくらでも着ればいい。
でも、どんな服を着ようと女性になるわけではないし、
自信回復は「女性になったことにし、女性の中に受け入れさせる」以外で行われるべきだと思う。
よく出てくる「ガイジン(原文ママ)の女性と思われていた」という体験談だが、写真や動画で拝見する限り特に濃い顔立ちにも見えず
骨格がしっかりとしており
私からは日本人男性に見えるため、
発言者たちの真意は不明で、想像するしかないが……
これもまた、「媚びた接待ケア」だったり、なんとコメントしていいかわからなくてひねり出された表現のようにも思う。
ちなみに、下記のように銭湯で男湯へ行くよう案内された体験も書かれている。
【FtMへの感情】
相性が悪い、と美山氏が書いているとおり
FtM(男性自認の女性)への感情はけっして好感とは言えないものが
複数回綴られている。
他のMtF(女性自認の男性)にも同様の「見下し、蔑視」と言いたくなるような
心情吐露を見ることがあるので、
あるあるなのかもしれない。
また、美山氏は「男をしていた」頃の自分はFtMと近かった気がするとも書いている。
FtMも自分も「女がダダ漏れで、男しているつもりでも男として通らない、女の男ブリッコ」と。
そして、女より男のほうが大変なのだ、と苦言を呈している。
しかしこれは結局、
「力の強い者が弱いほうに降り、従わせることは簡単だ」という
だけのことだ。
「トランス」と一言で言っても、男女がある。
自認ではなく、性器整形の有無や、変更した戸籍記載でもなく、
生物学的女性はこうして”トランス当事者”からすら
どこまでも女性として見られる。
【男女同数目標、女性差別改善目標について】
上述した
「力の強い者が弱いほうに降り、従わせることは簡単だ」にも
つながる話題だと思われるが、
大学助教授の女性限定公募に、男性が申し込み採用された件についてのブログを見てほしい。
女性限定採用、は一般的に
男性優位・中心の社会において
女性が受けている性差別・立場・賃金などの格差是正のために行われるものである。
女は理系の才能がない、頭が悪い、実力がない、算数・数学・化学はできなくても当然、地図も読めない、論理的ではない、
女が理系科目を教えられるわけがない、
文句があるなら男に認められるだけの実力を発揮してみろw
……そういった社会で、しかも受験で知らない間に点数操作を受け、
不合格を出されながら、
実力を伸ばすチャレンジをする地位も用意されず、サポートもないレースで、
どれだけ「実力」が出せるだろう?
そして、同じ「実力」を有する女性と男性が居る場合、
採用されやすさは50:50だろうか??
この状態を改善するために、「女性限定採用」は存在する価値があるのだと思うが、
美山氏の意見は違うようである。
議員の男女同数を求めてきた女性たちが、
「自認」を前にした途端 男性を女性としてカウントすることに賛成し
そしてカウントされる男性側も「実力主義じゃん」とうそぶく
こんな現状に、どうして一部の女性までもが
「YES、
性器整形したなら安心して受け入れています、
それが彼らの勝ち得てきた社会的信頼です、
美山氏の態度を見ればわかります、
彼らを受け入れない女から守るための盾として、
今後も特例法は必要です」
なんてことを、すべての女性に呑ませようとする状況になっているのだろう。
今やるべきことをやる、しかないのだが、
上記のことを「生殖能力喪失要件」に関する最高裁弁論の
混乱に乗じて滑り込ませ、
女性が特例法を肯定していることに捻じ曲げられるなら
それにNOをいちいち言うことも
「今やるべきこと」だと私は考えている。
続きは未定。
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