#163 手まり「舞いもみじ」の作り方
舞いもみじ
私が初めてこのデザインを見たのは、母の遺品整理をしていてノートの中から見つけました。
その後、手まりテキストの中で見つけたのですが、細部がテキストと少し違っていました。
でも、テキストの発行された年をみて驚きました。
本当に母が他界する直前に発売された本だったのです。
祖母も他界する直前まで手まりを作っていたと、伯母から聞きました。
祖母が作ろうとした手まりは、どのような模様だったのだろうか?
伯母から見せてもらった記憶はあるのですが、当時の私は出来上がった物しか関心がなかったのであまり覚えていません。
母やその他の人たちの会話から、まだ私たちが知らない模様にチャレンジしようとしていた事だけはわかりました。
私も母や祖母のように、お迎えが来る直前まで作品制作をしたいと思っています。
「舞いもみじ」の作り方
手まりのサイズですが、見本作品は直径12cmで作っています。
直径10cmでも製作可能ですが、こじんまりした感じになります。
帯部分の麻の葉模様が細かいので、最初は12cmでチャレンジすると良いでしょう。
地割は12等分です。
地割の糸を極力目立たないようにしたいので、土台に巻いたスパン糸を使用します。
私は90番の糸だったので、3本どりで地割をしました。
60番を使う場合は糸を乗せてみて決めてください。
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読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。