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色の見え方は人によって異なる

#色の見え方 #刺繡糸 #グラデーション

刺繍糸の評価


諸事情によって色を見るのが弱い方もいらっしゃいます。
こういう方は別ですが、以前の私は皆同じように見えていると思っていました。
しかし人によって違って見えるという事を知り変に納得してしまいました。

最近感じた事例は以下の物です。
私が販売している刺繍糸についての評価です。
この方が購入したのは「パステルカラー45色50本」と言う商品です。




45色としていますが多くの場合50色入っています。
ただ在庫の都合でどうしても50色入らない時、色数が少なくなることもあるので45色としています。

頂いた評価は
色が豊富だけれど、同じ色が多い
と言う物でした。



また常用色60を購入した方は
似た色が多い。ほぼ違いがない色もあるのであまり色の違いにこだわらないのであればもう少し少ないものでもいいと思う。
このような評価を頂きました。

500色近い刺繍糸


20年ほど前に各メーカーさんが刺繍糸を数多く増色しました。
そしてメーカーさんにもよりますが、450色から500色以上の色が販売されました。
これは25番刺繍糸(クロスステッチの糸)のお話です。

この時ある販売会社の方がメルマガで次のような事を書いていました。
500色もの糸を使う事ってあるのだろうか?

私はこの時そのメルマガを書いた方にメールをしました。
クロスステッチなどで微妙な色を再現するためには数多くの色が欲しくなると。
時に色を表現するために色を混ぜることもあると書いたのです。

絵具であれば色を混ぜることも簡単にしますが、刺繍の場合は色糸が無いと表現できない場合もあります。
そういう時に500色もの糸は、かなり多くの表現が可能になります。

色の見え方は異なる


ネットの普及により情報の入手がかなり簡単になりました。
そして私は人により見え方が違うという事を知り驚きました。

「色の見え方」「色の見え方 テスト」で検索するといろいろな事例が出てきます。
男性と女性では、女性のほうが多くの色を見ることが出来るらしいです。
また色にかかわるお仕事をする方のほうが、微妙な色の違いを認識しやすいらしいです。
これはある意味納得です。

また人によりとらえ方も違ってきます。
微妙な色合いの5色の糸があったとき
「同じような色ばかりで不必要だ」とネガティブにとらえる人と
「微妙な色の違いで表現の幅が広がってよい」とポジティブにとらえる人がいます。

グラデーションにすると見え方が変わる


この手まりはピンクのグラデーションで5色、黄色が2色、緑を2色使っています。



ピンク12色、黄色、紫2色


青12色、黄色、緑

こちらの手まりはピンクまたは青のグラデーションで12色使っています。

糸巻で見たときは違う色に見える糸でも、このように細いグラデーションにすると色の判別が難しくなります。
微妙な色の違う糸を並べることで自然なグラデーションを作ります。
こういう作業は糸の色数が多いからできることになります。
もし色数が少ないと、階段状の色の変化になります。

現在使っている糸


私が現在使っている糸は中国の刺繍糸です。
フランスDMC社の互換品になります。
初めて全色で色を手にしたとき、緑のバリエーションの多さに驚きました。
それまではオリンパスの糸を使用していました。

そして白と呼べる糸が3色もあった事に驚いたのです。
現在でこそ全447色の糸を常時そろえていますが、最初のころはそんなに色をそろえることが出来ませんでした。
白を3色も不要かな?と思い純白のB5200しか用意しませんでした。
私自身、白の見分けが弱かったのです。

しかし使っているうちに3色の白の違いが分かるようになってきました。
B5200を使う頻度が一番多いのですが他の白も使うようになってきました。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。