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【ネット広告詐欺】他人に儲け話を教える輩は100%詐欺師です

ネット広告詐欺がよくニュースになっていましたね。

サイト運営者にしてみれば「今さらかよ、遅いわ」ですけどね。

ウチのサイト(手前板前)は昔から、有名なGoogleアドセンス広告を貼っています。

有名なのはいいんですが、管理人の話によればアドセンス広告は汚らしく質の悪い広告が多くてウンザリするそうです。

数年前まではね、汚ねぇ「歯」だの「シミ」だの「薄毛」だの気持ちの悪い画像を使ったいわゆる「コンプレックス広告」がキリがないくらい出てきて、毎日その汚い広告をブロックするのが大変だったとか。(今もあるらしい?)

【目元のブヨブヨ】【一瞬でシミ消え】【医師が絶賛】【NHKが放送】【NHKが大絶賛】【黄ばんだ歯が一瞬で】【たるみを消す裏技】【お腹の脂肪】

とかいうヤツ
まぁ~その汚くて胡散臭いことったらもうなんというか

※ワザと人が不快になる写真を使うのが「コンプレックス商法」の手口。ターゲットを絞り込んでいるので成功率が高く(要するに効果がある)、味をしめた業者はしつこく広告を打つのです

Googleアドセンスは自分のサイトに表示させたくない広告をブロックできる機能があります。これは良い機能なんですが、後述しますけども詐欺広告ブロックにはあまり役に立ちません

コレがまた、ブロックしてもブロックしても次から次に大量に広告を入れてきやがるんですよ。アドレスやIDをコロコロ変えてくるからブロックするのが大変なんです。

それが下火になったと思ったらね、
今度は正真正銘の詐欺広告が大量に出てきた。

コンプレックス広告は嫌なやり方ではあるが一応商品を売るサイトにリンクしてます。が、詐欺広告は完全に詐欺が目的の犯罪者がやってるんですよ。

数年前くらいからでしょうかねぇ、

【世の中にスターが誕生した】【千葉海岸に打ち上げられた謎の巨大物体】【出所不明物体出現】【古い鍋】【日本が考えるロボット革命】【海岸に物体発見】【近くの新しい料理を試す】【シーフードの利点】【不健康な海産物のリスト】【年金受給者向けサプリメント】【福島の汚染水】【空の奇妙な光】【水道水は危険に】【生物学者は証明した】【ゴミ 市民の問題】【辰年 空で発見されました】【多くの人に好まれる珍味】

でもって、【この煎じ薬の効能のすべてを短文で】とか

こんな変な日本語の広告を誰がクリックするってんだ馬鹿ヤロウ(笑)

でもね、悲しいコトにこんなモンでも世の中にはクリックする人がいるから広告を出してるんですよ。詐欺師は。

コレは「セキュリティ詐欺」(もしくは「サポート詐欺」)と言って、クリックすれば「パソコンが壊れマシタ」「危険がアブナイデス」とかいうサイトに飛ばされるようになってるんです。

それが今年の2月頃になってGoogleアドセンスが「クリック収益」を廃止したんですよ。インプレッション収益と言って表示回数で収入が決まる仕組みに変えたんです。

つまり、サイト運営者の収益は今まではクリックされないとゼロだったけど、もうクリックされなくても収入になるわけです(そのかわり詳細はシビアでほとんどのサイト運営者は収益が大幅に減少するとか)

クリック収益ではなくなったというコトは、クリック狙いのセキュリティ詐欺広告は消えるかもしれない。と思ったそうです。

管理人の淡い期待はすぐに崩壊したそうな。今、ブちぎれ状態です。

今現在、

【開く】
【続く】
【次のページ】
【始める】
【視聴する】
【再生】

とかいう
人をバカにしくさった様な文字ベースの広告が毎日何十何百と出てくるそうで、
内容は同じく「セキュリティ詐欺」

もちろん管理人は詐欺だと分かっているので、アドセンスのサイトでブロックして、ついでにGoogleに報告してるそうです。

ところが詐欺師はブロックされる事を想定していて、あらゆるテクニックを使って広告出稿をしてくる。【無数のドメインとID】【異様なほどの大量出稿】
※これだけ大量の広告を出す余裕があるということは、それだけ大勢の被害者が存在するという証左です

だから完全にブロックするのは物理的に無理だとか。

そして、いくら詐欺広告を報告してもGoogleが対応してるかどうか怪しいと。

サイト運営者には冷酷なほど厳しいクセに、広告出す側には甘甘らしいんです。

お得意のAI使えば出稿時点でブロックできそうなモンですが・・・
(まぁヨソのネットワークとか色々あるんでしょうが)

そんな面倒くせぇ広告なんぞ全部剝がしちまえ! とおいらは思うんですが、10年以上サイトほったらかして、友達の管理人に丸投げしてる立場なんで、そんなコトは言えんのですよ。

おいらはブロガーに向いていませんし

サイトの管理などやってる時間もありません。現役の板前ですから。

しかもサイトの方はアクセスが最盛期の1/10まで下落(2017年からのGoogle検索の度重なる仕様変更によって)

なので今の収益はサーバー費用稼げるかどうかってトコじゃないかな(よく知りませんが)

管理人も苦労してるのは間違いないので、「ウザい広告やめちまえ」とはとても言えません。

なんで広告詐欺に騙されるのか

詐欺は金銭目的で他人を騙す行為で、れっきとした犯罪。
犯罪者なので捕まれば刑務所行きです。

人間の心を逆手に取る卑劣な犯罪だから厳罰は当然でしょう。

最近話題になったのはSNSの「なりすまし投資広告詐欺」でしたね。
SNS最大手のメタ社が特に酷いとかいう話。

まぁなりすまし詐欺が悪いのは当然ですが、その広告を出し続けているメタは悪質だってコトですわな、主な論調はそういう感じ。

でもね、おいらは違和感を感じるんですよコノ論調に。

今の世の中、誰だってお金はとてつもなく大事なモンでしょう、間違いなく。

そんな大事なモンをね、なんでロクに知らない相手に差し出すのか。

しかも数百万だの数千万だの、あり得ないですよ普通。

相手がどんな有名人であっても、それはナイ。
身内じゃなく他人だからです。

ズル賢い詐欺師どもは必死になって巧妙な話術を使って来るんでしょう。

でもね、「話術」ですよ所詮は。

「強盗」と違い、「自由を奪われる」わけではありません。

つまり、「あっさり断ることが可能」なんです。

なぜ断ることが出来なかったのか
ネットは接続を切れば終わり。なぜ切らないのか

   そこが問題ですな。

関連ニュースをみるたび、そこに違和感を覚えるんです。

どうして世迷いゴトを信じてしまうのか

世の中には他人に儲け話を教える人はいません。本当の儲け話なら人に教えないで自分でやるからです。

他人に儲け話を教えるフリをするのは100%詐欺です。

当然ですが、詐欺師の味方をしてるんじゃありませんし、被害者は本当に気の毒だと思います。なかには大事な老後資金を失った方もおられるでしょうし、許し難い悪質な犯罪ですよ。

しかしね、正直言って「なんでそんなウソに引っかかってしまうのか」と思います。

そしてね、「よく分からないなら、金を出す前に身内か信用できる人に相談」しないのはなぜなのか。

確かに、元手を大きく増やして成功した投資家は大勢います。
でもね、そんな人達は例外なく「自分から進んで投資術を勉強」したのであり、時には苦い失敗もした過去など「経験を重ねている」んですよ。

自分がよく知らぬ分野で、アカの他人の言うがままにカネを出して大儲けした投資家なんぞ存在しないのです。

詐欺師はもとよりメタが悪質ってのは賛同しますし、上に書いたようにGoogleだって詐欺広告を野放しで、他の大手も似たようなもの

もっと言えば普通の大企業の多くも詐欺に近いコトしてますよ今の時代。

右見ても左見ても、詐欺まがい理不尽ボッタクリばかりで庶民を苦しめ続ける。
儲けても還元はしない。
役所も、政治家だってそうです。

ここまで良心の欠落した世の中になっちまうとね、もう騙そうとする人間を批判してる段階じゃないのでは? とか思ってしまうんです。

信じる方がどうかしてる
悲しい話ですけどね、それが今の現実なんですよ。

  ゆがんだ社会へ板前メッセージ

「可哀想な被害者に追い打ちをかけるようなことを書かなくても・・・・」
そう思われた方もおられるでしょう。

しかし現実の世の中がこんなに腐りきっているからには、自己防衛するしかないんですよ。カネを出したら終わりです、ネットでだまし取られた金銭はまず戻ってきません。
被害に遭えばそれで終わりなんです。


ネット詐欺に遭わない為に

ネット詐欺は悪質巧妙で「やられ損」の様相ですが、救いもあります。

強盗や窃盗などのリアル犯罪と違い、こちらからワンタッチで拒絶できる点です。

窓を閉じるか電源を切ればそれで終わり

理不尽な請求されても「完全無視」でけっこうです。というか無視しなきゃいけません。

うるさく請求するなら「警察に相談します」で終わります。

妙な広告やSNS・メールに釣られてしまったら、半分は負けですが、途中で誰かに相談すれば逆転可能です。身内や信頼できるヒト、もしくは警察などの公的機関に問い合わせしてください。

しかし「カード情報や暗証番号」を漏らしたり「電子マネーの購入」に進んでいたら【手遅れ】です。もう戻ってきませんので泣き寝入りするしかなくなります。

疑問があったら一度断ち切る
冷静に時間をおいて考えたら分かるはずです。

ネットの向こう側にいる顔も知らない人間を信用して金を出そうとする行為がどんなに愚かなのか、少し考えれば分かる筈です

このnoteや、はてなblogなんかを読んでいる人とか、ネット慣れしたお若い方は、こんな詐欺に釣られることはないと思います。(スマホでソシャゲにハマってる若者は不安ですが)

でもね、ネットリテラシーを持っていても油断はできません。詐欺師は捕食者であり、実に巧妙で、常に進化しているからです。

気を抜いてはいけませんよ。

何でも疑いの目で見るのは寂しいものです。しかし詐欺広告の蔓延は現実に皆さんの目の前に存在し、この先も無くなる見込がありません。
確実に言えることは、今の世界に「赤の他人に儲けを分け与える人類は一人も存在しない」ということです。もし利益を与えようとするなら、その目的は「自分が利益を得るため(商売)」か「相手から奪うため(これが詐欺に相当)の二通りだけです。




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