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【ネットで稼ぐ】 ぶっちゃけブログでお金は儲かるのか?

最初のブログは約20年前(2006年)に立ち上げた『てまえ、板前、男前』で、ブログ開始からすぐにアフィリエイトを始めています。

ブログが初期から予想外の好評で、ヤフーディレクトリ(現在は終了したが当時はサイト運営者が目指すステイタスでした)にあっさり登録されたり、大手ポータルからインタビューされたり、テレビで紹介されたりして、読者も増加。そういうコトが励みになりほぼ毎日更新していました。

本業の料理仕事が忙しいのですぐに更新やメンテなどに手が回らなくなり、友達にサイト管理を頼んで、なんとかサイトを維持。

(管理人を置いたのは「情報漏れ」が想定内のネットにおいて、自分の匿名性を完璧にする為でもあります。ブログとリアル板前家業を融合させれば将来的に問題が起きると予想していましたので)

つまり二人とも(管理人とおいら)、15年以上の「アフィリエイト歴」、ネット収益作業の経験、があるということになります。

ネットで収益を得るとは

ネットで収益と言えば、この十年来「YouTube」があまりにも有名です。現実に億万長者になったユーチューバーが大勢いますので夢があるのは確かです。

しかし、現在は文字通りの【夢】になっていると言っていいでしょう。現実性がないという意味です。

なぜなら、

1、動画を作るのが大変すぎる
マトモな動画を作ろうとすると、企画、演出、撮影、編集に物凄く時間と手間がかかり、そうして苦労して作った動画でも再生数が伸びる保証はどこにもない。

2、収益化のハードルが高すぎる
昔はアカウントさえあれば無条件でアップ動画を収益化できました。

ですが現在は、

・登録者1,000人以上
・総再生時間が直近12ヶ月で4,000時間以上 または 公開したショート動画の総視聴回数が直近90日間で1,000万回以上

この二つの条件をクリアしないとYouTubeからお金は一銭ももらえません。

この条件が簡単だと思う人は実際にYouTubeに動画を上げてみてください。そうすれば現実が分かります。

3、垢BANされる可能性が年々と高くなっている
条件をクリアして収益化に成功しても、皆が動画をバズらせようと必死になってク〇みたいな動画やメチャクチャな動画を上げまくるので、YouTubeはAIなどを動員して防衛します。

今のGoogleにとってYouTubeはメインストリームであり、そこを荒らされたら広告収益に影響が出ます。だから日ごとに監視は厳しくなるばかり。しかもAIは誤判定が多いのでいつどんな理由でアカウント停止されるか予想できません。それに怯える毎日になるでしょう。

要するに今のYouTubeはお金を稼ぐには不適なプラットフォームだということ。

では何かと言うと「自分の持っている技能や個性を進化させる目的」に適しているのです。

それによって才能が進化してエンタメのレベルになってしまった時に(又は大勢の人に役立つようになったら)、「自然にお金が入ってくる」のですよ。

これはYouTube運営の望む姿なので、アカウント停止どころか、色々優遇されるでしょう。

その逆をやると運営に睨まれるのです。
だから「お金が先」という人にはYouTube収益化は不適です。

おいら達は比較的早くからYouTubeに動画を上げています。
けれども、収益化を狙ったのではなくサイトページの補助として記事内容を分かりやすくするのが目的です。

YouTubeチャンネル
手前板前
まったくもってテキトーな動画ばかり(数秒だけとか 笑)のチャンネルなので、記事に挿入するだけが目的なのがすぐ分かります

こちらは殆ど管理人が作ったチャンネル
和食入門TV
当時手伝ってくれる子もいたりしてページ作成には役立ったみたいです
基本の和食 作り方 【動画】
ミカン栽培 Im’on奄美大島

YouTubeで収益化を狙うのは難しい

もし今からYouTubeを始めたとして、大金を稼げるユーチューバーを狙うのは、まあ正直ムリがあるでしょう。

まず「2」の条件をクリアできるかというと、99%は出来ないんじゃないかな。
残りの1%、特別なタレント性(才能)と【性格】を持っているヒトだけでしょうね。儲けることができるのは。

実は、ネットで収益をあげ続けるには【性格】が一番重要なのですよ。

グーグルアドセンスではもう稼げない

YouTubeが始まる前からのネット収益のメインといえばアドセンスブログかアフィリエイト。アフィリエイトの方が昔(ガラケー時代)からあります。

歴史は長いがアフィリエイトは非常に難しく、大きく稼げる人は限定的で上位1%のユーチューバーに近い希少な存在です。

20年前(2003年)にグーグルがアドセンスを開始してから、その手軽さと収益性の高さが注目されました。

アドセンスは簡単にブログに貼れるし、放置してるだけで収入になります。あまりにも簡単に収益化できるため、ブロガーやサイト運営者の間で急速に広まり、アッという間にネット広告のシェアを獲得。

でもそれは昔の話。

今はそもそもアドセンスの審査にさえ通らない(昔は超簡単でした)し、合格してアドセンスを貼っても稼ぎになりません。

今年の2月から収益が「インプレッション制」になったのでなおさらです。

それ以前の20年間はクリックで収益が決まる仕様だったので、「ある程度アクセスが少なくても稀にある高単価のクリックで稼げた」のです。

それも無くなり今は「低いレベルで均一化」されてるので(よく言えば安定化だが、それば膨大なアクセスがある場合だけ)、トータル収益は大きく低下します。

今現在アドセンスで稼ごうと思えば「1日1万PV」が必要です
収益と言えるレベルが欲しければ「月間100万PV」から

そして直近2回のGoogleコアアップデートで個人サイトは殆どが検索結果上位から落とされました。

つまり「月間100万PV」というのは昔ならともかく、今現在はムリだということ。(ウチの場合良い時代で500万PVくらいですが昔のハナシ)

検索などで探すと「今でもブログアドセンスで稼げる!」なんていうページが沢山でてきますが、そのページ主のサイトが100万PV超えてないのなら「ウソツキ」と言うしかないですね。

結論として、日に1万PVを狙える書き手さんならアドセンスを推奨しますが、そうでない人は「時間が無駄になるのでヤメた方がいいよ」
です。

それでもまあ20年近くサイトを維持できたのは、グーグルアドセンスがあったおかげですので、長い間ありがとうございます。というべきでしょうね。

アフィリエイト収益は努力だけでは不可能

ネットで儲けられるヒト(性格)とは

上のYouTubeの話で「ネットで収益をあげ続けるには【性格】が一番重要」と書きました。

アフィリエイトは、テクニックや技術(スキル)はある程度ないとスタートにもなりませんけども、それほど重要ではありません。

一番重要なのは「その人(アフィをやる本人)の性格」です。

【ネットのアフィリエイトに向いた性格】というものが存在するのです。

まず、おいらと管理人には「この性格」がありません。
だから二人とも15年以上のサイト経験があるのにアフィリエイトで収益を得ることがまるで出来ていません。

二人ともまったくもってダメダメ人間です。

※楽天、アマゾンのプログラムもアフィリエイトですからこれを含めると収益をあげている事になります。

手前板前の物販サイト(サイト作成→旬爺)

和食の材料と和食道具

しかし成約難易度・報酬の低さから楽天、アマゾンのプログラムは玄人筋からアフィリエイトとみなされませんし、おいらもその通りだと思います。

報酬の大きさがアフィリエイトの魅力なのですから。楽天、アマゾンあたりは除外とすべきでしょう。アフィリエイターは報酬のデカい案件を狙い、大きく儲けているのです。

【報酬のデカい案件】
これが問題なのですよ。

大きな報酬を狙える広告の案件はほぼカテゴリーが決まっているのです。

簡単にいうと
「人間の欲」に訴える広告が一番儲かるというコト。

まず「性欲」、次に「お金もうけ」

【欲】という属性の下位に「虚栄」があり、
その一部として「劣等感」があります。

「ミエ」は美容・健康・サプリなどにつながり、
「劣等感」はコンプレックス商品につながります。

コンプレックス商品や性欲(アダルト)は巨大な需要があるにも関わらず、「日陰」のイメージがあるので、特定のアフィリエイターの独占市場。

なのではっしこい大勢のアフィリエイターは「お金」の分野を狙います。

  儲かりまっせ! そこの兄さん姉さん。爺さん婆さんも。ついでにガキんちょも。

というわけで、「あなたもお金を稼げるんですよ」と書くアフィリエイターばかりになり、それで自分が儲かるから今でも主流になっているんですな。

ネットを見る誰しもが「お金を儲けたい」と思っているから、上手くやれば「お客」は切れないし、お客が自分のページでアクションをしてくれれば、大きな成功報酬を得る事ができるからです。

こういうモノの全部が詐欺だという気はありません。報酬の高い「金融関係(クレカや株・FX等)」「美容整形関係」なども欲に属する分野ですが違法性はありませんし。

ここまで書けば薄々お分かりでしょう。
他人に向けて半分本気で「儲かりまっせ!」と言える性格(人間性)がないとムリなんですよ、この世界は。

おいらや管理人の性格では「自分が信じていないような儲け話」を他人に勧めるのは不可能なんです。それがネットだとしてもムリなんですよ。

内心で「なんじゃコレは、怪しいだろ」と思っているモンをね、「これは絶対おすすめ」なんて書けるワケないでしょうが。

でも書けないとアフィリエイトで儲ける事はできません。

こういうのがサラっと出来ないと、稼ぐアフィリエイターにはなれないのです

リアル世界でいえば「職人」と「営業マン」の違いですわな。
それぞれ向いた性格というのがあり、職人気質が飛び込み営業でゼニを稼げるわけがないのですよ。逆に営業成績トップの人が地味な職人仕事に耐えられる性格とは思えません。

営業マンに向いた性格で、文章が書ける人は、アフィリエイトを始めても稼げる可能性があります。チャレンジしてみてください。人間の欲望を刺激すれば簡単に儲けられるでしょう。

しかしおいら達みたいな職人気質のトウヘンボクならアフィリエイトはムリなので、あきらめて下さい。時間のムダだし、やってもロクなことになりません。

まあネットで儲ける手段はサイトを使ったアフィリエイトだけではないので、「あまり人がいない分野」を狙っていくのが良いかも知れません。

ネットで儲ける Amazon本

ただしお金のからむ話はくれぐれもご用心。だいたいにして「ミイラ取りがミイラに」がオチになります。

儲けるつもりが他人を儲けさせて自分が損をする、そんな結果にならない様に、「冷静なアマタ」を失わないこと。



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