Creepy Nutsのせいだ。その2

流れる季節の真ん中。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

時期が時期ですから、新しく始まる番組、終わる番組、色々とありますね。おれとしてはCreepy NutsのANN0がしっかり三年目に突入したのが嬉しいです。


まあぶっちゃけ全然心配してなかったんすけどね、継続するって思ってたし…(事後諸葛亮)

去年のこの時期に初年度の改編を乗り越えて、そこから一年でRさんがダンジョンのラスボス、松永さんは世界一のDJになり、Creepy Nutsはいい感じに売れて、番組イベントも大成功した訳で、終わらせる理由がないって信じてたし…(事後諸葛亮)

何ならスポンサーも引っ張ってこれるお二人をニッポン放送が手離すはずもないよなーって考えてましたし…(事後諸葛亮)

……

諸葛亮孔明、さすがに事後に喋りすぎ。ピロートークで挽回を図るタイプかて。


はい。そんな戯言を並べちゃうぐらいシンプルに幸せなんですよ。三年目突入やから少しぐらい良いっすよね。

ちょうど一年前、Creepy Nutsについてのnoteを書きました。今読んでもアツい。ダンジョンでチャレンジャーが先攻取った時にサ上さんが言う「アツい!」といい熱量比べができると思ってます。
そんな感じで、Creepy Nutsを好きになったきっかけは伝えきったので、今回は『Creepy Nutsのラジオ』に焦点を絞って書きたいと思います。


なぜCreepy Nutsのラジオが好きなのか。


それは、オールナイトニッポンRの単発放送や『助演男優賞』のインストアイベントでメールを読まれる喜びを知ってしまったこと。これに尽きます。シャバ僧、ダサ坊、半端モン。自己顕示欲と承認欲求のキメラ、キマイラ、何とでも呼べ。

初めてYouTubeの『悩む相談室』を聴いた時にヒップホップの世界にこんなに喋りが面白い人がおるんやと衝撃を受けて、それから二人の生き方や考え方を自分に重ね合わせたりなんかして、絶対この人達を最前列で観続けたいと思ったし、2018年の春にオールナイトニッポン0が始まってからは毎週リアルタイムで聴こうと誓いました。


結論から言うと、無理でした。

疲れてたらラジオを聴かずに寝落ちしちゃう日もあるし、聴いてても耳に入ってこない時もあって。番組が二年目に突入して以降はとりわけそんな事が多かったです。
好きから派生する"べき論"と厄介な義務感。聴くべきだけど聴けてない、みたいな状況。色々と試行錯誤はしたんですけどね。
深夜三時にアラームで無理やり起きて、メールを送ってはみるものの、箸にも棒にもかかる事なく、時計は四時半の時刻を指す。大きなあくびをした後で束の間の虚無感、的な。

「ラジオから受け取ったものをどうにか還元していきたい」「仕事と結びつけたい」って考えが根底にずっとあるのに、生活習慣や勉強のリズムを崩してまでラジオを聴いている現状。こんな体たらくでいいのかと自問自答しつつ、でもそれぐらいしないと最前列には居られないんやと思ってました。


一体『最前列』ってなんなんでしょうか。

パーソナリティからの認知?メールが沢山読まれる事?Twitterでリスナーに多くフォローされる事?いやそんな教祖誕生みたいな…


こういったモヤモヤを抱えつつ、昨年の11月末に『よふかしのうた』大阪公演@なんばHatchを観に行きました。
開場時刻になり、整理番号が前の方の人は、Rさんの汗が降ってきそうな最前列に陣取っている中、おれはそこから少し距離を置いて、床から生えてるバーにもたれかかりながらライブを観る事にしました。


ライブが開始して、何曲か終えたタイミングで気付いたんですけど、めっちゃ楽に観られたんですよね。

前列にありがちな、上を見上げすぎて首が痛くなる事もなく、舞台上が全部見渡せるぐらいの位置でライブが観れて。疲れたらバーに掴まって体重を預ければいいし、曲によっては飛び跳ねる事もできる。
ラップ中のRさんの汗がかかる事もなければ、聖徳太子でカメラに抜かれる事もないポジションやったんですけど、これが今の自分にはピッタリの距離感なんやなあと思った訳です。


何が言いたいかって、「ここまではいける」「これ以上はいけないな」って自分で思ったラインが、その人にとっての最前列であり特等席なんですよね。線引きは相対的で曖昧、でもすげー単純にできる。ただ、それに気付けへん事の方が多いから、必要以上に距離を詰めたりして結果的に自分がしんどくなる。

これって、たぶん人間関係にも同じ事が言えるんやと思います。
お互いの『最前列』の擦り合わせが上手くいった相手が、友達として恋人として周りに残っていくっていうメカニズム。ちょっと主語を大きくしすぎましたかね。すいません。


兎にも角にも、おれはそんな考えに至りました。自分の最前列が分かってれば、そこから敢えて一歩引いて観る事もできる。特等席のフリーパスがあるから、いつでも戻ってこれるし、観ないって選択をするのも怖くない。

だから、これからも楽しくラジオが聴けそうです。聴きたいもの聴く。聴かないもの聴かない。SUKIKATTEにラララ〜


ってな訳で、三年目突入、おめでとうございます。菅田くんとのコラボ曲、楽しみっすね。早よ聴きたい。




……いや新メンバーオーディションわい!!!!!

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