拝啓、フクロウ様。

昔からリスナーの方々のTwitterを眺めるのが好きでして。

なんというか、本来ならラジオの中でしか生存確認できないリスナーさんについて「あ、生きてるんだ」「学生なんだ」「まだこんな若いんだ」「世論に物申すタイプの人なんだ」って教えてくれるのがTwitterじゃないすか。割とチートやとは思ってます。でもまあ好きです。

遡ること2017年の2月。おれは『TELTEL坊主』としてラジオ用のアカウントを作りました。まだ投稿にもそんなに積極的じゃなかった頃で、bio欄に聴いてる番組のハッシュタグを並べてはラジオで聞き覚えのあるリスナーの方々をフォローして回ってました。

そんな中、唯一フォローを返してくれはった方がいまして。

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大阪最強の猛禽類。フクロウの叔父貴です。

別にTwitterなんて誰をフォローするかフォローしないかなんて自由やし、"フォローされたら返すべき"なんて微塵も思ってないです。ただ、当時はリスナーさんのTwitterってなんとなく敷居が高い気がしていたので「え、フォロー返ってきちゃったよ???」ってなったのを覚えてます。

ちょうどこの日がCreepy Nutsの『助演男優賞』のリリイベの日で、奇しくもお互い同じ会場にいた訳なんですが、まあ声をかけるなんてできるはずもなく。おれは一抹の後悔を抱えながら帰路につきました。
そこから数ヶ月後、『山里亮太の140 神戸公演』にて、出待ちの列で偶然にもフクロウさんの真後ろに並んでいたおれは初めて彼と話すことになるんですが、そういった偶然が起こるだなんて当時はつゆ知らず…。

そんなタナカフクロウさんの事を初めて認識したのは、紛れもなく『水曜JUNK 山里亮太の不毛な議論』です。
とりわけ『なんでもランキング!初見でドンッ!!!』のコーナーでの無双は凄かったんですよ。いやほんとに。山里さんが「大阪府 ラジオネーm……」って読んでる時にもう笑う準備ができてる感覚。読み始めたはいいけど、笑いすぎてネタの途中で詰まっちゃう山里さん。そしてネタを読み終えた後に口にする「サイコなのが来たよ」という言葉。この一連の流れをどれだけ耳にしたか分かりません。

投稿されたネタに"サイコ"という評価が用いられるようになって久しいと思うんですが、やっぱり背伸びしたサイコってバレちゃうとおれは思うんですよ。外側を固めて作るんじゃなんて内側から湧き出てこそのサイコ。こればっかりはセンスの問題で、書きたくたって書けるもんじゃない。だからもうおれは"サイコの山"に登って戦うのを諦めちゃいました。

さて、そんな突飛なネタを書いちゃう一方で、タナカフクロウさんってシンプルに大喜利が強いんですよ。
2017年春のIPPONグランプリで、フクロウさんの回答が我が家のTVにデカデカと映し出された時には(この人まだ引き出しあったんかよ…)って驚きました。
それからおれもIPPONグランプリに送るようになって、有り難いことにその年のIPPANグランプリとTwitter企画でネタを一つずつ選んで頂いたんですけど、未だ本放送の夢は叶ってません。そうこうしてる間にフクロウさんは二本目のUSBをゲットしてはりました。いやおれめちゃくちゃ気にしてるやん…

思えばおれはずっとフクロウさんの後塵を拝している気がします。
昨年、不毛な議論の番組内で山里さんが「TELTEL坊主って、すげーサイコなネタ送ってきたりすんじゃん…」なんて言って下さった事があるんですが、十中八九おれじゃないんですよね。これは謙遜とかではなく。
そもそもコーナーメールで読まれた事もあんまりないし、上述した通りサイコなネタを書けた試しがない。放送を聴きながら(あーこれタナカフクロウさんの印象に引っ張られてるな…)って思ってました。

あと、夏の大140直後の放送でも"出待ちしてくれてた関西勢のリスナーと大喜利甲子園に向けて意思疎通をした"というトークの流れで、山里さんは「TELTEL坊主と…」って話してくれはったんですけど、アレも実はおれじゃないんですよね。
おれ、山里さんと大喜利甲子園についてほぼ喋ってないんです。写真撮ってもらった後に「そうだ、大喜利甲子園頑張ってね!」「あっ、はい…」って2秒程の会話をしたぐらい。
だから山里さんが話してたのは恐らくタナカフクロウさんとのやり取りの事だったんだろうな…と。リアルタイムで放送聴いててなんだか申し訳なかったです。

そんなこんなで、おれはフクロウさんを意識しちゃってます。「意識してんの?」「え、いや、意識してはない…かな…」「嘘つけ!ほら顔赤くなってんじゃん〜」みたいなやり取りはまさしく不毛な議論ですから、ここではっきり言っておきます。ゴリゴリに意識してます。
んで、ここでの"意識してる"ってのは"羨ましい"とは少し違うんですよね。ましてや、嫉妬したりライバル視してるって訳でもない。シンプルな憧れ。山のテッペンの木の枝先にちょこんと一羽の梟が御座してるのを少し離れた所から見上げてる感じ。
ただ、自分と同じ関西勢の括りの中にタナカフクロウさんが居てはるってのは間違いなくおれの刺激になってます。あざます。

いつか山里さんに"TELTEL坊主はこんなヤツだ"ってちゃんと認識してもらえるように、そして、フクロウさんとは違う方法で同じ高さに並べる日を夢見て、おれもまたネタを練るとします。

夏にまた甲子園でお会いできる事を楽しみにしてますね。


では。



【追記】

フクロウさんからのアンサーブログ。ありがとうございました。



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