言葉が嫌い。

『スランプ』っていう言葉がなにより嫌いでして。

世間で言われてる『スランプ』を経験した事がない、っていう話ではないんです。もちろん自分にも『スランプ』はありました。
弓道やってた高校生の頃は県総体の前日から急に弓を引けなくなった事があったし、ダンスやってた大学生の頃にはダンスバトルで何をやっても相手に勝てない時期があったし。
ってか、ここ数ヶ月は沈金でフリースタイルラップ全然読んでもらえてないし。毎回欠かさず送ってんのになあ…あの人のあの顔文字をバカにしたからかなあ…わりと悩んでます。

少し横道に逸れました。『スランプ』の話です。
ここで改めて『スランプ』の意味を調べてみたところ、"スランプ:気力や体調が一時的に衰え気味で、仕事の能率や成績が落ちる状態"って書いてありました。
なるほど、本来は仕事にしか使わんのか。そしたらラジオのネタ投稿に使うのがそもそも間違いなのかもしれませんね。ひとつ賢くなりました。

じゃあ一体、『スランプ』の何が嫌いなのか。
具体的に…いや、限りなく抽象的に言いますと、なんというか『スランプ』って言葉を使う事で勝手に入り口が出来上がって、勝手に長いトンネルが完成して、勝手に抜け出せなくなってしまう感じがするんです。それが昔からたまらなく嫌やったんですよね。
仮にもし『スランプ』って言葉が世の中に無かったら、おれは一生スランプに気付かなくて済むんじゃないかと。出口を探す義務感に追われる必要なんてないんだろうなあと。そんな事を思ったりするんです。

そりゃ、言葉があって助かる事の方が多いです。知らない熟語や新しい言い回しに触れた時にはワクワクするし使ってみたくもなります。
ただ、無理やり言葉をねじ込んだせいで『枠』が出来上がってしまうのは好きじゃない。それって本末転倒じゃないかなと思ってしまう訳です。

ここ数年でよく聞くようになった『自己顕示欲』『承認欲求』『共感性羞恥』なんてフレーズにも同じようなことを感じてます。
いや、自分の中にある得体の知れない感情へのラベリングにはもってこいやと思うんです。モヤモヤしてる気持ちを表す熟語が見つかった!使ってみよう!それが普通なんやと思います。

ただ「ボク、ワタシ、複雑な人間なんですよ〜」っていかにも胸に一物抱えてそうな人が『自己顕示欲』『共感性羞恥』みたいな覚えたてホヤホヤの漢字の羅列を多用してるのを見かけると、どこが複雑やねんクソシンプルにできてるやんけってなる。無理くりラベルなんて貼らずにそのまま置いとけばいいのにってなる。そんな感じの事を考えてました。

んー。見返してみたら何が言いたかったのか分かりませんね。
"言葉が嫌い"なんてタイトルを付けて大見得切っておきながら、結局は文章書くのも好きやし言葉遊びも好きなんです。もっと上手くまとめるつもりやったのにな。


ぶっちゃけ、長文スランプです。

では。

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