【北山依千叶先生】成功者の魔術師【vol.2】

【ご挨拶】

まだ、6月ですが真夏のような暑さが続きますよね。寒いより暑い方が好きな私ですが少しバテ気味の今日この頃・・・。コンビニで見つけたエナジードリンク味のガリガリ君をガリガリしながら今回のコラムを書き上げた次第でございます。

今回のテーマ

さて、2回目のテーマとなるタロットカードはカード番号1番の「魔術師」。

頭の上に絶えず進化を続けていくことを象徴する無限大マークをのっけた若輩者の魔術師が「アイム・ナンバー・ワン！！」てな感じで自信満々に棒を持った右手を高く掲げています。横にある高級そうなテーブルには小アルカナを表す棒、剣、聖杯、金貨（トランプでいうクローバー、スペード、ハート、ダイヤみたいなものです。）が置かれていて、この魔術師さんが万物を操る優れ者だと言わんばかりです。

こんな感じのカードです

こんな感じの魔術師さんを見ればわかるように、正位置では自分自身の力で成功を手に掴む、新しいことをスタートすることで良い結果を生み出す、まさに才能あふれた人生の勝ち組を表します。で、逆位置は自信満々な姿はすっかり影を潜め、臆病で決断のできない中途半端な人物を表します。「どうせ、俺なんて・・・・。」って感じですね。

依千叶先生はダメンズ好き・・？

ダメンズ好きな依千叶さんとしては、正位置の魔術師さんより逆位置の魔術師さんにキュンキュンしちゃいます。ただ皆様に気づいていただきたいのは、正位置はもとより逆位置であっても魔術師さんは自信を喪失しているだけであって才能がないわけではないということなんです。

常連の男性のお客様で必ず魔術師のカードが出てくる方がいました。

その方、魔術師が正位置だったり逆位置だったりコロコロ変わるのですが逆位置の時はほんと分かりやすく卑屈になっていらっしゃって・・・。

ガラスのハートの持ち主で、物事がちょっとでも上手くいかなくなると雨に濡れた子犬のようにシュンとされてしまいます。調子のいい時はどこからそんな自信がくるのってなぐらい堂々とされるんですけどね。ちゃんと子犬ちゃんの時は逆位置で出てくるし鼻高々にしている時は正位置でカードが出てくるからカードって面白いなって思っていました。

この方の鑑定は、正直気持ちが楽でした。

占い師も人間ですから鑑定で悪い結果が出た時ってやっぱりお伝えするのは心苦しかったりするものです。

でも、魔術師はもともと才能があって成功する力を持っていることを示しているから、お尻を叩いてあげればいいだけなんです。「卑屈になって姑息な真似しようとしないで、正々堂々と勝負しなさい。逃げてないで立ち向かいなさい。貴方なら大丈夫。だって、魔術師だよ。自分の力で運を切り開ける才能の持ち主なんだから。」こんな感じでね。

実際にこの方、気持ちを切り替えて行動されたら、結局物事はいい方向に動いていました。眠れる獅子は叩き起こすに限ります（笑）。

魔術師が逆位置で出ちゃったときも、自分は勝利を掴める才能あふれる人間なんだと鼓舞してください。魔術師のカードは正位置だろうが逆位置だろうが貴方が成功者になれることを示してくれているのだから。

★北山　依千叶先生プロフィール★

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