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FUNDINNOから「プロダクトプレイスメント」×「テレビ通販」:コンテンツと広告の未来①

1.プロダクトプレイスメント広告、とは?

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あれっ。アニメのなかで、日清カップヌードルが!!!

みなさんもドラマやアニメ、テレビを見ていて「この商品、現実世界にもある!」という経験はあると思います。

このようなコンテンツ埋め込み型の広告を、
「植入広告」または「プロダクトプレイスメント(以下PP)」と言います。

映画やテレビドラマなどの作品の中に、実在する商品や企業を登場させる広告手法のことです。(参考として論文を載せておきます。また、「ブランデッド・エンターテインメント」という言葉も似て非なるものですが、理解の参考になります。https://core.ac.uk/download/pdf/56662803.pdf)

他にわかりやすい例として、スタジオジブリの『魔女の宅急便』があります。もともと「宅急便」とはヤマト運輸の登録商標であり、作中に出てくる黒猫のジジもヤトレードマークを想起させます。このように、タイトルや作中で企業ブランドに関わる表現を通して、ヤマト運輸の宣伝を兼ねているのです。

また、『コードギアス』という私個人の大好きなアニメでもピザハットのキャラクター(チーズくん)や会社ロゴが出てきたりします。

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中国では実際に、このようなPPが主流になりつつあります。見ることを強制させるCMに代わり上手くコンテンツに広告が溶け込んだケースは、視聴者と現実的な接点を持たせ臨場感を上げるだけでなく、ブランド認知を拡める上で有効であるといえます。

昨今ではこのようなコンテンツと広告の境界線があいまいになってきてる、もしくは自然と見てしまう、日常風景に溶け込んだ広告というのがキーコンセプトになっています。UGCの活用が検索流入や離脱防止施策(カリキュラムマーケティング)などに有効であるとして、トレンドになっているのもこの文脈上にあるように感じられます。コンテンツとブランド広告が上手く合致したものは、ユーザー間で話題化し、さらなる広告効果を生み出していきます。

先日9/4,5、「宣伝会議 AdverTimes Days 2019(秋)(アドタイ・デイズ)」に参加しツイッターでもつぶやいたのですが、ロッテさんのクリエイティブ施策(コラボパートナー)が面白かったです。コンテンツに溶け込む(天気の子)だけでなく、コラボ先の集客力とコミュニティ文化背景を上手く活用した例(川崎フロンターレ)は、広告とも違う新しいあり方のように感じました。

また、最近では自動で、しかも後出しでコンテンツ内に広告枠を作り出すものも発表されておりPP広告は今後とも伸びるように感じます。

そんなPP広告の市場規模ですが、米国では2014年時点で60億ドル(約6,823億円)、2019年にはその倍近い114.4億ドル(約1兆3,000億円)に達すると予測されています。

「これからの時代に合う広告のあり方とは何か?」

を実現したプロジェクトをFUNDINNOで見つけましたので、今回はその紹介をさせていただきたいと思います!②へ続く



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