「空気のような存在」たる隣人に。
「空気のような存在」と言った時、どんなものを想像しますか。
空気を普段から意識することはありませんよね。
でも、空気がないと僕らは死んでしまう。
近くにいて、普段は意識しないけれど、実はかけがえない相手。
それを自覚しようものなら、その瞬間、「空気」でなくなる。
「あいつは『空気』だ」
そう、影の薄い人、自分にとって不都合な人も、呼びますよね。
でも、実はその人たちこそ、自分が生きるために必要不可欠な人。
受け入れることこそ難しいけれど、そう思います。
僕は嫌いな人や苦手な人がたくさんいたし、今もいます。
許すことのできない相手もいる。
今は「あなたに会えてよかった」と言えないまでも、いつか言える時がきたらいいな、と思います。
さて、話は少し違う方向にいって。
僕には今、好きな人、愛する人がいます。
その人たちは僕にとってたいせつで、考えられないほど時々思い出される。
いつもそばにいてくれるから、つい意識せずに「空気」にしてしまうけど、
かけがえなく思っている隣人たち。
心の中で、カツッとパズルのピースがはまったような感覚。
やっぱり、僕はこの人のことを大事に思っていると確信する瞬間。
そんな瞬間をくれてありがとう。
いつもは決して言えなくて、目の前にいたら絶対口にはしないけど。
あなたに会えて良かった。