見出し画像

wena3がやってきたぞ。

やっと手元に届きましたwena3。
まだまだ品薄の状況は続いているようで、今注文して年明けの一月のお届けになるとか。

3世代目となる本機ですが、Suica払いに対応したことで気になっている人はかなりいるのではないでしょうか。
もう数多くのレビュー記事や動画がありますが、触れてみた率直な感想をお届けできればと思います。

画像2


まず私の使用前提としてはiPhone11Proにリンクして利用しています。
設定段階から難儀している声をSNSで幾度か見かけたのでビクビクしながら設定しましたが、特段つまづく事もなくあっさり設定完了。
メタルバンドモデルですが、事前にバンドの調整器具は用意してあったのでさほど苦労せずいい具合に調整も済みました。
Suicaの設定も問題なし。

画像1


ヘッドに選んだのはプロトレックPRW-50、山行用に以前から持っているものになりますがデイリーユースは専らApple Watch series5を利用しているので、出番が極端に少なくなっていました。
電波タフソーラー、トリプルセンサーを備える素晴らしい製品であるのに、出番の少なさを憂いてwenaと組み合わせしたかったわけです。

個人的にはこの組み合わせ実にしっくりくるなという感想、かっこいい。

まず驚いたのが「軽さ」

メタルバンド且つ、バックル部に技術を詰め込んだ商品であるにもかかわらず驚くほど軽いです。
プロトレック自体の軽さもあって、メタルバンドで使用しているApple Watchよりも軽いです、驚き。

バックル部も見た目の印象よりは厚くはなく、着けていて違和感は全く感じません。
ただバックル部自体はそこそこの長さがある為、PC作業を行なっているとデスクと干渉してそれなりに違和感あります、そこはもう慣れかなと思いますね。

画像3

睡眠ログがとれないという声を数多く見ていたので、届いた初日の夜早速着用してログを取りました。
翌朝目が覚めてすぐ確認したところ、睡眠ログにデータはなし。
と思いきや、起床後30分くらいしてからもう一度データを確認するとログが反映されてました。

どうやら起床したと判断された後にデータの反映が入るっぽい??(起床判定が多いんですが確かにこの日は寝つきが悪くて何度も目が覚めました)

画像4

今のところはその他のヘルスログに関しても大きな違和感を覚えるものはなし、ボディエナジーについてはなんとも確認のしようがないんですが「残何%」と表示されると「ああそんなもんなのかな?」と思えてしまう程度には無茶苦茶な数値は出ていません。


面白かったのが、ストレスのログ。
1人で過ごしていた時間はさほど問題ないのですが、人と会話している時間帯がしっかりストレス判定されてました。
別に嫌な相手ではなかったんですが。。

ひとまず想定していた通りの満足なものではありますが、多くの人に指摘されているようにソフトウェアに関してはまだまだこれから力を入れて改善して貰いたいと思うところがありました。

・通知が一度確認したものがそのまま残る
・ラインやメッセンジャー等の通知が受信時そのままダイレクトに表示される
・スマホ側で通知を確認してもwena側で未確認通知件数はそのまま残る
・天気の登録地が一か所だけ「現在地」などは不可
・現在時間の気温の表示が欲しい
・SuicaのチャージがGoogleペイのみ

とりあえず今のとこ大きく気になるのが上記ですね。

液晶画面を左から右にフリックする事で通知を確認できるわけですが、そのままフリックし続けていくと ✔︎All checked という画面になります。
にも関わらずその後も既に確認済みの通知が結構残っているんですよね。
そこはもう未読のみ表示してくれる方がわかりやすいです。

加えて、届いた通知はそのままダイレクトに液晶画面に表示されます。
折角液晶にタッチ機能がついている訳ですから、例えばApple Watchの様に

友達からlineがくる→液晶画面には「line」とだけ通知
その「line」と表示された画面をタッチする事で初めてメッセージ内容が表示される。

という表示方法の選択も用意して欲しいとこです。
所謂プライバシー設定みたいなとこですね。


天気の表示に関しては結構キツイなと思いました。
登録地がたった一か所は、うーん。。
このご時世なので早々県外に行くことはないとはいえ、常時スマホとリンクしているのであればやはり「現在地」で天気の表示をして欲しいものです。。
これ個人的には切実なのでどうにかして頂けると大変嬉しい、このままだとキャンプ行ったり山に行くのにいちいち天気表示の設定を行先の地域に変更しないといけない訳ですよ。
気温表示も今日の最高気温と最低気温しか表示してくれません、これもちょっと残念なところ。

加えてSuicaのチャージについてですが、これはwenaがどうというよりGoogleペイの都合かな。
というのが、SuicaのチャージはGoogleペイで行うのですがGoogleペイはどうやら今LINEペイカードでの決済登録できないみたいなんですよね。
Apple WatchでもSuica払いの設定してあるんですが、あちらはSuicaアプリからダイレクトにチャージできる且つSuicaアプリはLINEペイカードの登録が効くので非常に便利なんです。
現在通勤は徒歩の為、Suica払いをするのは専ら飲食のときや買い物なので事前チャージ式であるLINEペイカードが非常に都合が良い。
要するに使いすぎない様に、と言うことです。
普通のクレカでもチャージできる様に別途登録はしているのですが、LINEペイカードでのやりくりに慣れた生活しているので、Googleペイがクレカしか登録できないのはちょっと辛い。
うんこれwena自体には全然関係ないな!でもSuicaアプリからチャージできる様にして頂きたかった!!というのが本音です。

画像5


iPhoneユーザーなので私も引き合いにApple Watchを出しました。
他にも多くの方がApple Watch、または他社のスマートウォッチを引き合いにしていますが、wenaに触れてみて感じたのはやはり「唯一無二」のコンセプトモデルだなということです。

そもそも、Apple Watchの様に決済機能は勿論、フルカラーの液晶でインスタやツイッターの投稿も見れてしまう様な簡易スマホと言っても遜色のない代物と、単色液晶で「通知」と「ヘルスログ」「決済」この3ポイントほどに絞った商品であるwenaを比較するのがおかしいです。

機能的なとこでApple Watchが勝るのは当然だし、バッテリーもちがwenaが勝るのもまた当然です。
じゃあwenaの良さはどこにあるかというと

「本来の、腕時計というものの魅力とロマンを思い出させてくれるガジェット」

であると私は認識してます。

腕時計って突き詰めた使用用途は「時間を教えてくれるもの」ですが、それだけではないはずです。
時計にはデザインや機能性等、多種多様なものが有り、その「技術」を身につけているロマンがあります。
私の様に実用性のあるものを好む人もいれば、あえてクラシックな手巻き時計を好む人もいるでしょう、それはファッションや嗜好といったものの様にその人自身の個性を表すものです。
その時計達に、時代に迎合した新たな技術を追加できるのがwenaシリーズの最大の魅力でしょう。

特に、基本スーツ着用のビジネスパーソンにおいては、腕時計というものは自分のセンスを誇示できる大事な部分です。


実際のところ、純粋に機能性重視でウェアラブルデバイスが欲しいのであればiPhoneユーザーならApple Watchに勝るものはないと思っていますし、AndroidならGalaxyかFitbit、Garminあたりだと思うんですよ。(GalaxyとFitbitも以前使ってました)

それでも個性とロマンを大事にしたい人であれば、wena3は十二分に満足のできるものであると言えます。

お気に入りの時計の雰囲気を邪魔しないサイズによくこれだけの技術を詰め込んできたなと感心しました、とはいえまだまだ痒いところに手が届いていない感はあります。
そこは今後のアップデートに期待したいところです。

手持ちの時計に
「通知」
「ヘルスログ」
「決済機能」
「QrioLock連携」

の機能が欲しい方には自信持ってオススメできます(QrioLockは持ってないので試してませんが)
それ以上の機能があれこれ欲しい!という方は素直に他社スマートウォッチに手を出した方が良いです、間違いなく。

ちなみにアレクサ搭載してますが、これは現状のままだと空気だなと思いました、エアコンや照明をアレクサで操作できる方には有用だと思いますがそもそもそれもスマホから操作できますしね。
ここも今後に期待。

ソニーさん凄いニッチなとこを攻めてるなというのが素直な感想ですが、このままwenaをブラッシュアップして、ウェアラブル市場で確立していって欲しいとこです。

最後に個人的に凄く良いと思っているポイント。
手首内側に情報が表示される為、CQC的な業務が発生するご職業またはローエンフォースメント的なご職業の方にはうってつけではないでしょうか。

画像6


クリアリング時や射撃時にも通知を見逃しません、素晴らしい。
ジョン・ウィック4あたりでキアヌに着用して頂きたい。

ともあれ個性を大事にしたい方には大変オススメなガジェットです、今後のソニーさんのアップデート対応次第ですが、もっと便利に利用出来る様になったらまた記事を書きたいと思います。

ではまた!