ひかり

妄想してたら、いつのまにか現実になっていることが多いです。 ZINEを作っています。1…

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妄想してたら、いつのまにか現実になっていることが多いです。 ZINEを作っています。1年半続けている定期購読マガジン「水晶体に映る記憶」もよかったら覗いてみてください。

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    【3月17日以降発送予定】水晶体に映る記憶

    「水晶体に映る記憶」 日々、忘れてしまう小さな光の数々を、 掬うように思い出してきた日々を、 この本に閉じ込めました。 ______ " これは、私の水晶体に映した記憶の数々を、1冊の本に閉じ込めたものです。そして、その記憶から掬い取った「自分の声」を忘れないための記録でもあります。ここ数年は「先が読めない」「答えがわからない」という、本来ならば当たり前のことを、強く自覚させられたような時代でした。もしあなたに「何を基準に未来を見ていいのか、わからなくて叫びかけた夕方」を過ごした過去があるなら、ぜひ珈琲1杯分の時間だけ話してみたいです。私には、困った時に使っていた正確な定規がありました。しかしそれは昔、ぐにゃぐにゃに歪んでしまいました。それがもう使い物にならないとわかった時、どこかにあるだろう新しくて正しいメモリのついた定規を必死で探しました。でも、どこにもありませんでした。正しさが測れない時、何を信じたらいいのだろう。いや、信じるというのもちょっと違う。何に瞳を向けていったら良いのだろう。それだけでも知ることが出来たら、生きるを続けて行けそうだったから、ずっと、自分に問うていました。 そして、3年を経た私の答えは、「外側に答えを求めるのではなく、自分の中の真実を見つけていくしかない」ということ。 人は、見たいものしか見ないとか、都合のいいように解釈するなどと言います。一方でそれを, 個々の感性だとか、誰にも侵害できない審美眼だとも捉えることもできます。 どちらにせよ思うのは、自分が見たことしか、自分の身にはならないということです。誇張された広告も、噂話も、誰かの経験談も、あの国にある絶景も、この肉眼で、肌で感じなければ、それはただの「誰かが言ってる事実めいた物事」だから。もしこの考えを採用するなら、次の瞬間からの行動はこうです。耳の穴をかっぽじって、必死に自分の声を聞くこと。何が美しくて、心地よくて、嫌で、苦しいのか。これまでポロポロと道中に忘れていった大切なことを思い出して、そこにある大切を両手で握りしめることだけを、しなければいけない。 他人が書いた本のフレーズをふと思い出して、本棚に手を伸ばすことがあるように、この本もまた、誰かの感性を揺さぶるかもしれません。そんなことが起きたら、とっても嬉しいです。未来のあなたの手の傍に、この本があることを願って。" (本文「はじめに」より) ______ 『水晶体に映る記憶』 著者 小林ひかり 装画・挿絵 大久保 澪 装丁 尾藤 大喜 校正 前田 稜汰 製本・印刷 藤原印刷株式会社 全128ページ 本体価格1800円(税込) 初版200部 ______ 〈購入できる場所〉 【東京】 ・読書のすすめさん ・ひるねこBOOKSさん 【神奈川】 ・本屋 生活綴方さん 【大阪】 ・スタンダードブックストアさん ・まがり書房さん ・もりねき書店さん 【兵庫】 ・ブックランドフレンズさん ・喫茶去ありままさん 【和歌山】 ・古本 陽気にゆこうさん 【店舗を持たない個人書店さん】 ・韋編三絶さん ・いろどり書房さん ・百日紅と太陽さん 〈初版の誤植と訂正〉 ・p91 5行目 誤「話なった」→ 正「話になった」 増刷では修正しました!他に発見した際は教えていただけると嬉しいです! 〈お取引きについて〉 2024年3月の増販分以降は以下の条件にさせていただいております。 直取引、買切(1-9冊):70% 直取引、買切(10冊以上):65% 委託:75% 2冊から受け付けております。 送料:こちらが負担いたします。 支払期限:ご注文より30日以内振込。手数料は貴店にてご負担ください。 個人様、書店以外の方もぜひお気軽にご連絡下さい。 連絡先:pikabaya0602@gmail.com
    1,800円
    hikarikobayashi

マガジン

  • 水晶体に映る記憶

    今日しか感じ取れないかもしれない有限な感性で、日々の感情や記憶の形を残していきます。自分の感性を守っていきたい、思い出していきたい方におすすめです。毎月、有料記事4本と、たまに無料記事を投稿します。(2023年5月9日更新)

  • 何度も思い出していきたい気づきをくれた素敵な記事達

  • 日本と北欧。行き来する日々を夢見る日記

    北欧までの日記を綴っています。

  • 私のコト

    これまでの自分の要素

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    【3月17日以降発送予定】水晶体に映る記憶

    「水晶体に映る記憶」 日々、忘れてしまう小さな光の数々を、 掬うように思い出してきた日々を、 この本に閉じ込めました。 ______ " これは、私の水晶体に映した記憶の数々を、1冊の本に閉じ込めたものです。そして、その記憶から掬い取った「自分の声」を忘れないための記録でもあります。ここ数年は「先が読めない」「答えがわからない」という、本来ならば当たり前のことを、強く自覚させられたような時代でした。もしあなたに「何を基準に未来を見ていいのか、わからなくて叫びかけた夕方」を過ごした過去があるなら、ぜひ珈琲1杯分の時間だけ話してみたいです。私には、困った時に使っていた正確な定規がありました。しかしそれは昔、ぐにゃぐにゃに歪んでしまいました。それがもう使い物にならないとわかった時、どこかにあるだろう新しくて正しいメモリのついた定規を必死で探しました。でも、どこにもありませんでした。正しさが測れない時、何を信じたらいいのだろう。いや、信じるというのもちょっと違う。何に瞳を向けていったら良いのだろう。それだけでも知ることが出来たら、生きるを続けて行けそうだったから、ずっと、自分に問うていました。 そして、3年を経た私の答えは、「外側に答えを求めるのではなく、自分の中の真実を見つけていくしかない」ということ。 人は、見たいものしか見ないとか、都合のいいように解釈するなどと言います。一方でそれを, 個々の感性だとか、誰にも侵害できない審美眼だとも捉えることもできます。 どちらにせよ思うのは、自分が見たことしか、自分の身にはならないということです。誇張された広告も、噂話も、誰かの経験談も、あの国にある絶景も、この肉眼で、肌で感じなければ、それはただの「誰かが言ってる事実めいた物事」だから。もしこの考えを採用するなら、次の瞬間からの行動はこうです。耳の穴をかっぽじって、必死に自分の声を聞くこと。何が美しくて、心地よくて、嫌で、苦しいのか。これまでポロポロと道中に忘れていった大切なことを思い出して、そこにある大切を両手で握りしめることだけを、しなければいけない。 他人が書いた本のフレーズをふと思い出して、本棚に手を伸ばすことがあるように、この本もまた、誰かの感性を揺さぶるかもしれません。そんなことが起きたら、とっても嬉しいです。未来のあなたの手の傍に、この本があることを願って。" (本文「はじめに」より) ______ 『水晶体に映る記憶』 著者 小林ひかり 装画・挿絵 大久保 澪 装丁 尾藤 大喜 校正 前田 稜汰 製本・印刷 藤原印刷株式会社 全128ページ 本体価格1800円(税込) 初版200部 ______ 〈購入できる場所〉 【東京】 ・読書のすすめさん ・ひるねこBOOKSさん 【神奈川】 ・本屋 生活綴方さん 【大阪】 ・スタンダードブックストアさん ・まがり書房さん ・もりねき書店さん 【兵庫】 ・ブックランドフレンズさん ・喫茶去ありままさん 【和歌山】 ・古本 陽気にゆこうさん 【店舗を持たない個人書店さん】 ・韋編三絶さん ・いろどり書房さん ・百日紅と太陽さん 〈初版の誤植と訂正〉 ・p91 5行目 誤「話なった」→ 正「話になった」 増刷では修正しました!他に発見した際は教えていただけると嬉しいです! 〈お取引きについて〉 2024年3月の増販分以降は以下の条件にさせていただいております。 直取引、買切(1-9冊):70% 直取引、買切(10冊以上):65% 委託:75% 2冊から受け付けております。 送料:こちらが負担いたします。 支払期限:ご注文より30日以内振込。手数料は貴店にてご負担ください。 個人様、書店以外の方もぜひお気軽にご連絡下さい。 連絡先:pikabaya0602@gmail.com
    1,800円
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2024年の春は、ずっと速くなるから。自費出版600冊、増版の想い。

3月になりましたね。 毎年この時期は、「春の速さ」を予測するという、ちょっとした癖があります。 この「速さ」というのは、桜の開花時期が早いとかそういうのではなく、周囲の物事の「リズムの速さ」のことです。 例えば、 この春独特の速さは、この時期に環境が大きく変わりやすいからだと思います。 淡々と変化が進む中、そこに追いつかねばなどと、心が疲れてしまったり、気持ちがついていかなかったりする。 もし同じような感覚を知っている方がいたら、この文章を届けたい一人です。 よか

    • 帰ってきてから、憑き物が取れたかのように体も筆も軽い。今年は本を持っていろんなところに行きたいな、文フリも、マルシェも、カフェにもご縁あったらなぁ、、風の通りがいいところに本を置いて行きたい🍃

      • 地元に近づくほど、重くなる/水晶体に映る記憶

        胃の中の食べ物が消化しきれてないのか、乗り物に酔ってしまったのか、自分の周りだけ淀んだ空気に付き纏われているように、気怠い。それは我慢できるほどの不調、ただ、続く理由がなぜなのかわからない。いつもと違うことといえば、私の地元である山形に来たこと。 「腰がさ、痛くないんだよね」 と彼が言ったのは、私が何年も過ごした地元の駅にもう何駅で到着する時だった。大阪出発の数日前から、度々腰が痛いと訴えていた彼が、山形に着くや、嘘のように痛みが消えたという。 「大阪から物理的に離れて

        • 捉えているもののずれ/水晶体に映る記憶

          右肩が地球儀の模様のようにボコボコと腫れていて、とてつもなくかゆい。引越しの荷造りをしていたら、いつ買ったのかわからないウナクールが5個出てきた。ので、無限に体に塗りたくっている。

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        2024年の春は、ずっと速くなるから。自費出版600冊、増版の想い。

        • 帰ってきてから、憑き物が取れたかのように体も筆も軽い。今年は本を持っていろんなところに行きたいな、文フリも、マルシェも、カフェにもご縁あったらなぁ、、風の通りがいいところに本を置いて行きたい🍃

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        • 水晶体に映る記憶
          ¥350 / 月
        • 何度も思い出していきたい気づきをくれた素敵な記事達
          49本
        • 日本と北欧。行き来する日々を夢見る日記
          5本
        • 私のコト
          5本

        記事

          しばらくロンドンに行くという友人と5年ぶりに会えた。お茶しながらお互いの理想の暮らしや、うまく行かなかった日々、笑顔が下手くそなことなど話した。どんな人生の段階になっても、自分のそのままを見てくれてる人を大切にしたい。そして、ここから旅立つ友人を誇りに思う。いってらっしゃい。

          しばらくロンドンに行くという友人と5年ぶりに会えた。お茶しながらお互いの理想の暮らしや、うまく行かなかった日々、笑顔が下手くそなことなど話した。どんな人生の段階になっても、自分のそのままを見てくれてる人を大切にしたい。そして、ここから旅立つ友人を誇りに思う。いってらっしゃい。

          山口での家探し/水晶体に映る記憶

          瀬戸内海の空と海の境目は、淡い一本線を作りながら、目の奥に優しく潜り込んでくる。この色を瞳に染み込ませたくて、そのまま瞳の色になってくれないかと、じっと、ただじっと、遠くを眺めている。

          山口での家探し/水晶体に映る記憶

          他人の日記を読み、自分の日記を書き/水晶体に映る記憶

          脳内ガントチャートが限界を迎えていた。ネットでダウンロードした二ヶ月分のカレンダー素材をでかでかとプリントする。日毎に書き込める空白のあるやつ、あれは便利だ。 これまでの数々の失敗から、スケジュール面での自分の記憶を全く当てにしてないので、こうやって書くのが一番良い。

          他人の日記を読み、自分の日記を書き/水晶体に映る記憶

          東京日記/水晶体に映る記憶

          5月18日 「もうすぐ目的地に着きます。」 車内で、アナウンスが流れる。 脱いでいた靴を履き直そうと足を入れると、踵がなかなか入らない。無理やり入れ込んだせいで、しばらくジンジンと痛みが残った。なんで夜行バスに革靴なんて履いてきたんだろうと後悔しても遅い、両手に荷物をもってバスを出る。朝6時。今日は長い1日になる。 ひとまず最低限のメイクをしたくて場所を探す。東京駅付近を彷徨いながら30分、どこも混んでいたが、やっとのことで人気のない綺麗目な百貨店の化粧室を見つけ、涙が

          東京日記/水晶体に映る記憶

          めっっっっちゃ可愛いフリーペーパーが生まれてしまいました……。文学フリマ東京T-18ブースでお待ちしてます!

          めっっっっちゃ可愛いフリーペーパーが生まれてしまいました……。文学フリマ東京T-18ブースでお待ちしてます!

          文学フリマ東京で販売する本の「はじめに」を公開します🪽

          明日はいよいよ文学フリマ東京です。 第一会場のT-18でお待ちしています😌🍃 このnoteでは、明日販売する「水晶体に映る記憶」という本の「はじめに」を無料で公開させていただきます。 「はじめに」は、何度も校正してもらい、何度も書き直した、思い入れのある一編です。この本がどんな本なのか、掴んでいただけると思います。 そして、もし「はじめに」の文章を読んで、 心に残るものがあれば、 是非、ブースに来て実際に本を手に取ってほしいです。パラパラとみていただくだけでも構いません

          文学フリマ東京で販売する本の「はじめに」を公開します🪽

          春が苦手な方へ、文学フリマ東京で会いましょう🪽

          今日は金曜日ですね。 一週間、お疲れ様でした🍺 今日は、週末のイベントのお知らせをさせてください。 ✴︎ 5/19(日)に、文学フリマ東京で、 本の販売をします。 文学フリマとは、自分が文学と信じるものを販売するイベントです📖 (この説明の仕方かっこいいですよね、公式でそう言ってます。たくさん言いたくなっちゃう) 私は第一会場の【T-18】で、 2つの作品を販売します🪽🪽 ☁️ひとつめ: 水晶体に映る記憶 1800円 こちらは昨年の春に出版した128ページのエッ

          春が苦手な方へ、文学フリマ東京で会いましょう🪽

          文学フリマまでの一週間/水晶体に映る記憶

          5月13日

          文学フリマまでの一週間/水晶体に映る記憶

          まだまだ知らない感情がある/水晶体に映る記憶

          5月3日 サイト修正の打ち合わせから始まる朝。ここ一年ほど関わっていたプロジェクトの完成が見えてきた。じんわりと、静かにやってくる達成感もどき。完成までは両手を広げて喜べないけど、終わったら師匠と昼飲みビールで乾杯するんだ。

          まだまだ知らない感情がある/水晶体に映る記憶

          知らない土地に身を移すことは、自分の在り方を新しくすることができる。そう捉えたらこの引越しがとても前向きに思えてきて、そんな気づきをくれた友人に感謝する帰り道。残り少ない時間、ここで出来ることに、1つずつ✔︎する日々。

          知らない土地に身を移すことは、自分の在り方を新しくすることができる。そう捉えたらこの引越しがとても前向きに思えてきて、そんな気づきをくれた友人に感謝する帰り道。残り少ない時間、ここで出来ることに、1つずつ✔︎する日々。

          引越しまであと2ヶ月/水晶体に映る記憶

          17時が過ぎ、お店の閉店作業をする。 荷物を取りに階段を2、3段上がったところで目眩がする。こんな時にしゃがみこむとか、バタンと倒れてしまえたらいいなと、変な願いがチラつく。

          引越しまであと2ヶ月/水晶体に映る記憶

          zineを取り扱っていただいた書店さんに行き美味しい珈琲をご馳走になる。帰宅後、デザインコンペ落選の知らせが届く。晩御飯が美味しくて落ち着く。いよいよ引越しまで残り少なくて焦る。日々、波のよう。ネガティブなターンでも、なるだけラッキーに変換できるくらいの心持ちをどうか。

          zineを取り扱っていただいた書店さんに行き美味しい珈琲をご馳走になる。帰宅後、デザインコンペ落選の知らせが届く。晩御飯が美味しくて落ち着く。いよいよ引越しまで残り少なくて焦る。日々、波のよう。ネガティブなターンでも、なるだけラッキーに変換できるくらいの心持ちをどうか。