[各競馬場コース別傾向]第28回 東京ダート1,400m

 毎週金曜日に配信しています『各競馬場のコース傾向』。今回は1/28(日)に行われる根岸Sの舞台でもある『東京ダート1,400m』の傾向について紹介します。
 ※本コーナーの概要はこちらを参照


東京ダート1,400m傾向

 データの集計期間、サンプル数は以下の通りになります。

[データ集計期間] 2018年1回~2023年5回

[サンプル数] 全 560レース
南寄り2m/s以上の風 140レース
北北西寄り2m/s以上の風 67レース
 ※風のサンプルについての概要はこちらを参照


①ペース傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』で見ると、[Sペース]が10%弱[Mペース]が70%強[Hペース]が20%程度となっており、前半は平均ペースになりやすい傾向と言えます。

 風向き別で見ると、『南』寄りの風では[Hペース]の割合が大きくなっており、比較的ペースが速くなりやすい傾向と言えるでしょう。


②4角位置取り別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』『勝利数』の観点で見ると、[先頭]が20%弱[先団]が40%程度[中団前]が25%程度[中団後]は10%強[後方]は5%程度となっており、基本的には前目で運べる馬が優勢ですが、中団より前目につけられる差し馬であれば十分チャンスのある傾向と言えます。また、『連対数』『3着内数』の観点でも同じような傾向が現れています。

 風向き別の傾向をみると、『全体』の傾向とそれほど大差はなく、風による影響はあまりないと言えるでしょう。


③馬番別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 まず、『全体』のグラフを見てみると、[2番]の成績が悪い傾向にはあるものの、連続性という観点ではほぼフラットな傾向と言えるのではないでしょうか。

 風向き別では、『南』寄りでは[2番]、『北北西』寄りでは[15番]の成績がかなり悪い傾向にはありますが、こちらに関しても連続性という観点ではほぼフラットな傾向と言えるでしょう。


【結論】
 東京ダート1,400mのコース傾向は、以下の通り。

●前半は平均ペースになりやすい傾向も、『南』寄りの風では若干ではあるが速くなりやすい。

●前目で運べる馬が有利な傾向も、中団より前の差し馬ならチャンスはある。

●馬番別成績はフラットな傾向。

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