[各競馬場コース別傾向]第50回 函館芝1,800m

 毎週金曜日に配信しています『各競馬場のコース傾向』。今回は『函館芝1,800m』の傾向について紹介します。
 ※本コーナーの概要はこちらを参照


函館芝1,800m傾向

 データの集計期間、サンプル数は以下の通りになります。

[データ集計期間] 2018年1回~2023年2回
 
※ただし、2019年1回は風向データ欠損

[サンプル数] 全 118レース
南東寄り2m/s以上の風 48レース
西南西寄り2m/s以上の風 24レース
 
※風のサンプルについての概要はこちらを参照


①ペース傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』で見ると、[Sペース]が50%程度[Mペース]も40%強で、[Hペース]が6%程度となっており、前半のペースは平均~緩めになりやすい傾向と言えます。

 風向き別で見ると、『南東』寄りでは[Sペース]の割合が若干大きくなってはいるものの、それほど大きな違いはなく、風による影響は小さいと考えて問題ないと判断します。


②4角位置取り別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』『勝利数』のグラフを見ると、[先頭]が30%強[先団]が40%弱で、これらを合わせると70%程度の割合を占めています[中団前]が25%程度[中団後]は3%程度[後方]は2%程度となっており、前目で運べる馬が断然優勢な傾向と言えるでしょう。

 風向き別の傾向を見ると、『南東』寄りでは、[先頭]の割合が若干大きくなっているのが目につきますが、結局のところ前目で運べる馬が断然有利であることには変わりないと考えて良いでしょう。


③馬番別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』のグラフを見てみると、[1~2番]の成績がやや良い傾向。多少凸凹はありますが[3~12番]の成績は平均程度で、[13~16番]の成績が悪くなっています特に[16番]に関しては集計期間中に延べ21頭が出走していますが、3着圏内に入った例が全くない点は頭に入れておきたいところです。

 風向き別の傾向でみると、『南東』寄りでは[1番]の成績が突出しており、より内目の枠が優勢な傾向になっている点は見逃せません。


【結論】

 函館芝1,800mのコース傾向は、以下の通り。

●前半のペースは平均~緩めの傾向。

●前目で運べる馬が断然有利な傾向。

●馬番別成績では、[1~2番]がやや有利な傾向で、[13~16番]が不利な傾向。風向き別では、『南東』寄りではより内目の枠が優勢な傾向。

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