[各競馬場コース別傾向]第48回 函館ダート1,700m

 毎週金曜日に配信しています『各競馬場のコース傾向』。今回は『函館ダート1,700m』の傾向について紹介します。

※本コーナーの概要はこちらを参照


函館ダート1,700m傾向

 データの集計期間、サンプル数は以下の通りになります。

[データ集計期間] 2018年1回~2023年2回
 ※ただし、2019年1回は風向データ欠損

[サンプル数] 全 228レース
南東寄り2m/s以上の風 105レース
西南西寄り2m/s以上の風 47レース
 
※風のサンプルについての概要はこちらを参照


①ペース傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』で見ると、[Hペース]が50%弱[Mペース]も50%弱で、[Sペース]が5%程度となっており、前半のペースは平均~速めになりやすい傾向と言えます。

 風向き別で見ると、『南東』寄りでは[Hペース]の割合が大きくなっておりややペースが速まる傾向になっています。一方で『西南西』寄りでは[Hペース]の割合が小さくなっておりややペースが緩まる傾向になることがわかります。


②4角位置取り別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』『勝利数』のグラフを見ると、[先頭]が30%強[先団]が50%弱で、これらを合わせると約80%の割合を占めています[中団前]が10%強[中団後]は5%程度[後方]は1%程度となっており、前目で運べる馬が断然優勢な傾向と言えるでしょう。

 風向き別の傾向を見ると、『西南西』寄りでは[先団]の割合が更に大きくなっており、より前目で運べる馬が有利になっていることがわかります。


③馬番別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』のグラフを見てみると、かなり凸凹の目立つグラフとなっていることからも特段の傾向は見受けられず、フラットな傾向で考えて差し支えないとみます。また、風向き別の傾向も同様のことが言えるでしょう。


【結論】

 函館ダート1,700mのコース傾向は、以下の通り。

●前半のペースは平均~速めの傾向。風向き別で見ると、『南東』寄りではペースが速くなる傾向で、『西南西』寄りではペースが緩む傾向。

●前目で運べる馬が断然有利な傾向。

●馬番別成績はフラットな傾向。

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