[各競馬場コース別傾向]第52回 函館芝2,000m

 毎週金曜日に配信しています『各競馬場のコース傾向』。今回は7/14(日)に行われる函館記念の舞台でもある『函館芝2,000m』の傾向について紹介します。
 ※本コーナーの概要はこちらを参照


函館芝2,000m傾向

 データの集計期間、サンプル数は以下の通りになります。

[データ集計期間] 2018年1回~2023年2回
 ※ただし、2019年1回は風向データ欠損

[サンプル数] 全 89レース
南東寄り2m/s以上の風 36レース
西南西寄り2m/s以上の風 17レース
 
※風のサンプルについての概要はこちらを参照


①ペース傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』で見ると、[Sペース]が30%程度[Mペース]が50%程度で、[Hペース]が20%程度となっており、前半は平均ペースになりやすい傾向と言えます。

 風向き別で見ると、『西南西』寄りでは[Sペース]の割合がかなり大きくなっておりペースが緩む傾向にあることが現れています。


②4角位置取り別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』『勝利数』のグラフを見ると、[先頭]が25%程度[先団]が40%弱で、これらを合わせると60%程度の割合を占めています[中団前]が25%程度[中団後]は10%程度[後方]は5%程度となっており、基本的には前目で運べる馬が優勢な傾向と言えるでしょう。

 風向き別の傾向を見ると、特に目につくのがペースが緩む傾向にある『西南西』寄りでは、[先頭]の割合がかなり大きくなっているのが目につきます。


③馬番別傾向 ※傾向の見方はこちらを参照

 『全体』のグラフを見てみると、特定の馬番[8番][11番][12番][13番][15番]の成績が悪めの傾向で、特に、集計期間内(2018~2023年)で延べ19頭が出走している[16番]に関しては馬券圏内がゼロとなっています。多少凸凹があるグラフではありますが、総じて見ると『外枠不利』と言うことが言えるのではないでしょうか。

 風向き別の傾向でみると、かなり凸凹の目立つグラフとなっており、傾向を掴み取るのは難しいと言えます。


【結論】

 函館芝2,000mのコース傾向は、以下の通り。

●前半は平均ペースの傾向。風向き別でみると、『西南西』寄りではペースが緩む傾向。

●前目で運べる馬が有利な傾向。風向き別でみると、『西南西』寄りでは4角[先頭]の馬の成績が良い傾向。

●『外枠不利』の傾向で、特に[16番]は集計期間内(2018~2023年)で馬券圏内に入ったケースがゼロ。

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