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【コスメコンシェルジュが伝達】悠香・茶のしずく石鹸の肌トラブルと今

悠香とは

全国での販売実績を伸ばし、一時期、売上で資生堂を超える寸前まできたのが悠香です。中でも茶のしずくは有名でCMでも放映され、真矢みきの「諦めないで」というアイキャッチが一時期ブームにもなりました。現在、あまり聞かなくなりましたが、お茶石鹸のトラブルがあってからどうなったのか?また当時お茶石鹸はなぜ問題になったのか追いたいと思います。

茶のしずく石鹸

2005年から販売された主力商品である茶のしずくは問題視されるまで4650万個販売されました。2010年10月に問題が発覚するまでは、福岡の企業ということもあり、福岡のローカル番組ドゥーモで紹介され地元の人に注目され、口コミで業績を伸ばしていくと2008年にはモンドセレクションで茶のしずくは金賞を受賞しています。その後CM展開をし、徳永玲子や真矢みきを起用し、更に業績を伸ばしました。

※モンドセレクション

1961年に設立され、世界各国から数多くの消費者製品を他から干渉を受けることなく試験、評価し、優秀な品質のものに特別なラベルを授与してきた商品

トラブルとなった成分

加水分解コムギと呼ばれる小麦由来の成分です。加水分解コムギは化粧品にも配合される成分で入っているから危険という訳ではありません。

※加水分解とは?

酵素や塩素を使い、細かくし水に溶けやすい状態にしたもの

アレルギー反応が起こった原因

悠香の茶のしずくは弾力のある泡、手を逆さにしても落ちない泡。ここに問題がありました。手を逆さにしても落ちないモチっとした泡を作るのに、加水分解コムギの分子量を50000~60000という高分子のものを使用することにより、あの泡を作り出していました。ちなみに通常は分子量が1000以下のものを使用しています。50000~60000というのは最も危険なゾーンとも化粧品業界では言われています。

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加水分解コムギの特徴

肌に付着すると目や鼻の粘膜に付着しやすくなります。高分子のものになるほど付着率は高くなり、洗い残しがあったり、洗ったはずが落ちていなかったということが良くあります。これが毎日続くことでコムギが体内に侵入し、場合によってはアレルギー反応を引き起こしてしまいます。

茶のしずくを使用したことによるアレルギー反応

顔全体の皮膚障害、全身のかゆみ、呼吸困難、アナフィラキシーショックを起こし、一時意識不明になった方もいます。アレルギー反応を起こすことで、今後パンやパスタといった小麦製品は食べられなくなってしまいます。

事件後の悠香の動き

この件が起こる前からいつか問題になるという告知はされていたというのを聞いたことがあります。ですがそれまでトラブルになっていなかったことからスルーしていましたが、いざ問題が発覚すると2ヶ月後に成分を変更し、販売を開始しています。事件が発覚したのが2010年10月で成分変更したのが12月です。また自主回収を始めたのが2011年5月です。ここで感じるのが全てが後手に回り、自主回収に関しては半年後と遅すぎます。また現在も自主回収を行っていますので、もし2010年の12月以前に購入していましたら交換返品の方をお願いします。

最後に

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