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花火と西鉄電車、そして帰りの戦略(1年・けいけい)

こんにちは。九大鉄研です。
相変わらず更新頻度の低いnoteですが、やっと2度目の旅行記です。この春九大鉄研に入会いたしました、1年生の“けいけい”ことH.K.がお送りします。

筑後川花火大会へ行こう


8月5日、西鉄電車を利用して筑後川花火大会を観賞してきました。行ったのは九大鉄研のメンバー2名を含む、11人の1年生です。

夏の夜空に輝く大輪の花火(撮影:同行者Sくん)

今年の筑後川花火大会では、二つの打上場から計15,000発の花火が打ち上げられました。長崎県出身の筆者にとって、こんなに大きな花火大会は初めて。福岡の夏ならではの体験にわくわくしながら、でもそれ以上に西鉄電車の旅に心を躍らせながら、4限の後に九大学研都市駅へ向かいました。

天神まではシェアでおトクに

まずは半年ですっかり使い慣れたJR筑肥線・地下鉄空港線を通って、西鉄福岡(天神)駅を目指します。今回のようにグループで行動する場合、大活躍するのが「連絡ミニ回数券」。有効期限が1ヶ月と短めなので、一人では使い切れないことも多いですが、みんなで使えば心配は無用です。昼間のうちに私が2セット買っておいたので、駅でシェアします。

一枚あたり約462円、連絡ミニ回数券

お金を精算したら、なんと新千円札で払ってくれた人が!これから何年もお世話になるであろう北里柴三郎さんですが、初めてお会いしたのが花火の日だったことは、きっと忘れません。
 
この回数券については、今年の九大祭で発売予定の「鉄路」でも紹介記事を書く予定です。そちらも是非お楽しみに!

いざ西鉄電車

西鉄福岡(天神)駅から、西鉄電車の旅がスタートです。17時43分発の急行津福ゆきに乗車。帰宅ラッシュと花火見物者が重なり、ホームは混雑していました。

とりあえず前面の写真を撮ろう

でも、そこは鉄道マニア。前面展望を求めて一番前までまっしぐらです。そうすると、ホームも車内も、改札口側ほど混雑していませんでした。

「かぶりつき」準備完了

いざ出発。高架区間を快走して、たくさんの列車とすれ違います。近年新設された桜並木駅や、「旅人」「水都」などの観光列車も見ることができました。
 

まっすぐな線路、迫力のすれ違い

一緒に行った11人のうち、鉄道マニアは3人。「かぶりつき」の体勢で前面展望を楽しみ、目の前に見える車両の形式を次々と言い当てる私たちの様子に、周りの友だちは驚いていました。

小森野会場へ

宮の陣駅に到着しました。西鉄甘木線との分岐駅なので、3番ホームが大きくカーブしているのが特徴です。私も写真を撮ったつもりでしたが…上手く撮れていませんでした。

到着です(撮影:同行者Tくん)

宮の陣駅の改札口は、久留米方の階段を下ったところにあります。すなわち、前面展望のために一番前に乗っていたことで、早めに改札へ向かうことができました。

画質が悪いですが、臨時列車の時刻を知らせる掲示

宮の陣駅から小森野会場までは、筑後川沿いを30分ほど歩きます。

夕日がきれいでした

いよいよ花火


小森野会場に到着しました。篠山会場や京町会場に比べると規模は小さいですが、それだけ人も少ないので落ち着いて観賞できそうです。数軒ですが出店も出ていました。

熱々のはしまき(撮影:同行者Hさん) 
インスタ映えは大事です
映えの実情、高く持つと手が痛い(撮影:同行者Tくん)

続々と花火が上がっていきます。「特大早打」「特別大早打」「超特別大早打」「超特別大早打スペシャル」…なんだか、どこかの私鉄の列車種別に勝るとも劣らない混迷ぶりです。 

夜空が鮮やかに彩られます(撮影:同行者Sくん)

ん、「炎色反応観察会」…?
そんな趣のない言葉は、心の中にしまっておきましょう。
かく言う筆者も理系ですが。

最後は昼間のような明るさになりました(撮影:同行者Kくん)

間近で響く音と光が創りだした、幻想的な1時間10分でした。

帰りの戦略!


これは鉄研の旅行記、山場はここからです。

行きに利用した宮の陣駅、また京町会場からの観客が来る西鉄久留米駅は、著しく混雑しているに違いありません。我々は、その中間にある櫛原駅を目指すことにしました。これが快適に帰る戦略その①です。

赤で示したルートを歩きます

筑後川を渡る二千年橋、車道は規制されていましたが、歩道をゆっくりと渡りました。

二千年橋(撮影:同行者Sくん)

大通り沿いだと遠回りになるので、住宅街の中を抜けていきます。途中には学校や公園もあり、大学生にはなんだか懐かしい景色でした。

赤で示したルートが最短でした
なかなかに暗いです(撮影:同行者Aさん)

ちなみに、道中で橙色のハンカチを落としてしまったので、お近くで拾った方はご一報を…。

櫛原駅に着きました。道中でしばらく休憩したこともあり、混雑はだいぶん落ち着いていました。 

今回の記事で特に強調したいのが、快適に帰る戦略その②。まず普通列車に乗ることです!
特急や急行には多くの方が乗られますが、普通列車はそれほどでもありませんでした。まずは、普通列車で混雑が落ち着くところまで移動しましょう!

 途中の三国ヶ丘で降りる友だちを見送ります。三国ヶ丘駅は初音ミクとコラボしているそうで、もっとたくさんの人が来てくれたらいいのに、と言っていました。みなさんぜひ訪れてみてください。

初音ミクにが丘駅(別日撮影:同行者Aさん) 
にぎやかですね(別日撮影:同行者Aさん) 

混雑が落ち着いてきたところで、西鉄福岡(天神)ゆきの急行に乗り換えます。
ここでも大事なことがあって、先頭車両に乗っておくことです!
西鉄福岡(天神)駅は頭端式ホームなので、改札口に一番近いのは先頭車です。だいぶん混雑がおさまっていたので、今回はすぐ降りられるようにしました。これが戦略その③です。

九大学研都市駅ヘ行く地下鉄は、夜になると本数が少ないので、できるだけ早く地下鉄ホームへ向かいたいものですね。

帰りに乗車した3000形(別日撮影) 

筑後川花火大会から快適に帰る戦略 まとめ

①櫛原駅を目指そう!
②まずは普通列車に乗ろう!
③乗り換えた急行・特急では先頭車両へ!

鉄道知識を生かして、先のことを考えながら行動することで、夏の風物詩を心地よく楽しむことができました。
みなさんも花火大会や様々なイベントに、列車を使って出かけてみるのはいかがでしょうか? 

以上、九大鉄研でした。    


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