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PTAは解体できるのか⁈

 最近、自分の勤務する中学校の地域の噂で、「PTAを解体させる」という保護者がいるということで、ちょっと気になっていました。すると、あるPTAの講演会で、おそらくその保護者であろう方が「PTAを解体させて、PTCAという組織を作りたいのでどうしたら良いですか?」と提案していたので、ちょっと調べてみました。
 そもそもPTAとは「各学校で組織された、保護者と教職員(児童を含まない)による社会教育関係団体のことである。任意加入の団体であり、結成や加入を義務付ける法的根拠は無く、全ての児童生徒のためのボランティア活動というのが本来のあり方である。」というのがウィキペディアを調べてると掲載されていました。
 ちなみに、いつ頃できたかというと、戦後あたりなようです。ざっくり言うと、GHQの報告書に直接PTAのに関する言及はなかったものの、PTAの理念に及ぶ考え方がいくつも示されていたので、PTAはこれからの民主主義日本のために重要な役割を果たすだろうということで、導入されたようです。
(これらの情報はすべて以下のウィキペデイア情報なので、正しいかどうかは分かりません。https://ja.wikipedia.org/wiki/PTA
 
 というわけで、PTAは戦後から今まで、約60年近く続いているようですが、時代の流れとともに、組織も変わっていかないといけないかもしれません。
 例えば、
「今年のPTA委員決めは「できない理由を言わない」ことで辛い人を守ろう」https://news.yahoo.co.jp/byline/otsukareiko/20190407-00121136/
「PTA役員はこうして選ばれる。小学生ママ10人に聞いたリアルエピソード」https://hanakomama.jp/topics/65281/

にも載っているように、PTA役員決めは、辛いものであり、個人情報保護の観点からも、今の時代には、中々やりくりが厳しいという意見があるかもしれません。
 そんな中、「義務・強制なし、「進化形PTA」の"柔らかい発想"」https://toyokeizai.net/articles/-/190506
 にも載っているようにPTAにC(Community地域)を加えたPTCAという団体を作ってうまく機能している地域もあるようです。どういう条件があるかについては、それぞれの団体によって違うと思いますが、中には、強制加入ではなく、(PTAも本来も強制加入ではないのですが・・・)会費も保護者と地域から徴収するところもあるようです。
例えば、新潟県とか・・・
「PTAとPTCA」
 https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/98396.pdf

 他にもいろいろな事例があると思います。ただ、それぞれのメリット・デメリットがあると思うので、一概にどちらが良いと言えないと思うので、それぞれの地域で少しずつ変えていったら良いと思いました。
 ちなみに僕が聞いた講演では、PTAを解体したいのですが、と質問されて講演された方は「PTAは無償の愛で子どものために存在する組織であり、保護者が子どものために最後の無償の愛をそそげる場」なので、PTAは個人的には存続してほしいと言ってはりました。
 したがって、学校と保護者と地域が子どものためにどう関わっていったらよいかを本格的に考える時期になっており、前例踏襲ではうまく行かない時代に今の学校はなっているかもしれません。

 以上、読んでいただき、ありがとうございます。もし、ためになった、勉強になったと思われたら、よかったら、ツイッターフォローよろしくおねがいします。

テキトー教師 http://mobile.twitter.com/tekitoo_t_cher



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