○○○○○を在学中に持たせることによって、子どもたちは社会で生きていく力を身につけれる!?

元麹町中の工藤優一さんと神経学者の青砥瑞人さんの共著「自律する子の育て方」を読み、面白かったので紹介します。この本の以下の文が印象的でした。

当事者意識をもった子どもたちが社会に出ていくことで、はじめて幸福な社会が実現する。
日本の学校教育を受けた子どもたちには、このような極端な受け身の思考回路が出来上がりやすいのです。

これは、日々学校にいて疑問に感じ続けていることです。また、これに関わって僕が日々感じていることは、以下です。

子どもたちは、自分たちで学校を楽しい場所にしようとしていない。
なにかあったら、すぐに学校のせいであったり、先生のせい、友達、親のせいにする傾向がある。

このことには、日々僕たち教員が学校をコントロールしすぎているからではないかと思い始めいます。どういうことかといいますと、トラブルが起きる前に教師が間に入ってトラブルが起きないようにする、とか、様々な行事があったときに、子どもに考えさせることなく、教師が提案する、とかです。
この本に書かれていますが、子どもに「心理的安全性」を与えて、失敗をさせた後、学ばせたほうが良い場面が結構あるような気がします。子どもたちに教師が意図的に作った疑似成功体験ばかり積ませすぎて子どもたちにほんとうの意味での生きる力はついていないのではないかと思います。
 したがって、僕たち中学校教員は、中学校卒業時を見据えて、子どもたちにある程度、失敗をさせて、そこから学ばせることも大事だという大胆さも必要になってくるのではないでしょうか?

そういう意味で、今年度、生徒指導主事というポジションなので、生徒会をとにかく動かして行けたらと思っています。校則等、日々のルールを子どもたちが前向きに変えていけるように、そういう仕組みを作っていけれたらと思っています。


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