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「親が許せない」に対する記事を読んだログ

例の如く読んだ記事を集める。

もう2年前になるが、生活を安定させ、肉体的な健康を確保し、次に精神的な健康問題を解決するために、アダルトチルドレンの本を手に取った。

以後、長期休暇は実家へ帰る代わりに、自分の親へ対する恨みと向き合ってきた。昨年の夏には、絶縁を宣言した。しかし、血縁は解消できず、扶養義務や死後の遺体の扱いについて、課題は残っている。


毒親に自分で縛られている

しかし、この正月にも、親の呪縛から逃れられていない。30日には親に人生を狂わされる夢まで見た。もう解放してほしい。そんな時に以下のような記事を見つけた。解放していないのは、私の方ではないか?と。

「毒親」や「アダルト・チルドレン・オブ・毒親」では、自分ではなく親のほうに注意のエネルギーを向けてしまいます。

https://president.jp/articles/-/54511?page=4


しかし、親が許せない。

昔、心療内科に行った時、不快感でトイレで嘔吐した。よく知りもしない人に、心に入って来られるのが不快でたまらなかった。

今でも「親を許せ」って言われたら、その場で怒り出してしまう自信がある。親を許すように勧めるカウンセラーは多いらしく、カウンセリングに行く勇気は出ない。

そこで下記の記事を見つけた。

そのような親と比べて、「マシかどうか」なんて判断基準を持たないでください。

あなたが苦しいなら、苦しいんです。
あなたが辛いのなら、辛いんです。

私はずっと、自分の親を許さなくていい理由を探していた。うちの親はこんなに酷い。だから恨んでいいと自分に言い聞かせていた。

10歳で自殺を考えさせられ、そこから12歳で自分で生きる道を選んだ時点で、もう親を許せなくなっていたと思う。生まれてきたことを否定する親を、否定しなければ生きようがない。生きるために、許すわけにはいかなかった。しかし、生きることだって自分の都合だ。自分の都合で親を許せないのだ。

だから客観的な理由が欲しかった。18歳で社会に出た後に、親を許せないことを、世間に否定されるようになったから。親を敬わないといけない、親は社会に出たお前を心配しているに違いない。そうやって言われ続けたから。

一時期は期待したこともあった。だから家に帰った(というか、見ず知らずの土地まで訪ねて行った。)しかし、世間が期待するような"実家"は存在しなかった。親は再び私の存在に見返りを求めてきた。あれを買え、これを買え。家族と認めて欲しければと。私が悪いのだ。まわりに唆されて、親に期待した私が悪いのだ。20歳で成人式を自腹で行った。その時写真を送ったら「金があるなら、これを買え」と言われた時に、もう完全に自分の中で、家族関係は完全に終わっていた。

あとはずっと、世間への言い訳を考えていた。こんなに酷いことをされた、だから許さなくて良いですよね?と。でも、なぜ世間に認めてもらう必要があったのだろうか?苦しいかどうか、辛いかどうかは、私が決めることなのに。

さらに毒親の元で育った子どもは、「十分に親を許して」生きてきました。

自分の心を犠牲にしてまで親を許してきた子どもに、これ以上何をどう許せと言うのでしょうか。

許すも許さないも、あなたの自由です。

この文を見た時に泣いてしまった。しんどかったんだと思う。だれにも「親を許さなくても良いよ」と言ってもらえないことが。

背景には、法律の立て付けを事前に調べていたこともあると思う。血縁者としての扶養義務など、許す許さないに関わらず、社会的責任はそこにあって、私がどんな感情を持っていようと、社会には影響しない。私の勝手である。ということが理解できていたことは大きい。

買って一気読みした。