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【天皇賞秋】ジャパンCに向けて叩く馬、毎日王冠で叩いてきた馬

今週の目玉レース天皇賞秋
言わずもがな一線級の馬達が集まるレースですが
3,4年前くらいからこのレースを
ジャパンCの叩き
として扱う厩舎が出始めました。

今回は天皇賞秋に関する叩きについて
お話しようと思います。

・ここ数年の天皇賞秋の扱い

ジャパンCまでを見据えた天皇賞秋挑戦。
ようはステップレースとして
天皇賞を使うようになったのは
2018年スワーヴリチャードが先駆けでしょうか。

天皇賞秋の前は安田記念
4ヶ月と3週ぶりの実戦。
残っている調教内容データを見ると明らかな叩き調整
次走ジャパンCの調教は
メイチ内容に見てとれました。

そして翌年2019年には
ワグネリアン
スワーヴリチャード
マカヒキ

2020年には
フィエールマン
クロノジェネシス

その傾向が見てとれました。

特に露骨に見えたのは
2019年のスワーヴリチャード
叩き仕上げの天皇賞秋では横山典騎手が乗り
勝負がけのジャパンCではマーフィー騎手に
乗り替わりました。

2020年組の様に
香港Cへのステップ(招待状が届くであろう馬のみ)
有馬記念へのステップ
というパターンまで生まれています。

天皇賞秋といえば
前哨戦の毎日王冠をステップレースとして
本番に挑む形が王道でしたが
今その形は減りつつあります

今年も各馬陣営の意図が
大きく馬券に影響してくるのかもしれません。

・次走ジャパンC組と前走毎日王冠組

今回の天皇賞秋登録馬の中で
次走ジャパンC予備登録馬は
コントレイル
ワールドプレミア

の2頭。

コントレイル中29週
ワールドプレミア中25週での
出走となります。

一方、前走毎日王冠組は
ポタジェ
カイザーミノル
カデナ
サンレイポケット
ラストドラフト

の5頭。

近年、外厩調整主流で
休養明けおかまいなしに好走多発してますので
一概には言えませんが
ポタジェ
カイザーミノル
サンレイポケット

あたりは
特に毎日王冠の調教内容に
叩き感を感じました。
天皇賞秋での調教内容は要注意です


・叩きかもしれない馬は危険なのか?

有馬記念やジャパンCの
賞金が上がったのが2016年。


この2レースに向けて天皇賞秋を
叩きとして出走したかもしれない馬
ようは長期間の休み明けの馬
どう扱えばよいでしょうか?

これもデータから説明します。

16~20年 天皇賞秋
3ヶ月以上休み明け馬の成績

■2020年
1着 休み明け5ヶ月
2着 休み明け6ヶ月
3着 休み明け4ヶ月

着別度数:1.1.1.5
5番人気以内に絞ると1.1.1.0

■2019年
1着 休み明け4ヶ月半
2着 休み明け4ヶ月半
3着 前走毎日王冠

着別度数:1.1.0.4
5番人気以内に絞ると1.1.0.1

■2018年
1着 休み明け1ヶ月
2着 休み明け2ヶ月
3着 前走毎日王冠

着別度数0.0.0.3
5番人気以内に絞ると0.0.0.1

■上記3年の合計
5番人気以内:2.2.1.2
6番人気以下:0.0.0.10

※17年は不良馬場
※16年は該当1頭のみなので省略

かなりえぐい差がありますね。
天皇賞秋において
人気するくらい強い馬なら
長期休み明けでも問題ない
ということです。

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