木村佐藤⇔公文平沼トレードについて

大型トレードと言うほどではなくてもそれなりに出場機会の多い、且つ今シーズンもこれから出場のあっただろう4人のトレード

近年の成績
木村
2017 105試合 203打席 .201 *2本 13打点 .256 .272 .528
2018 *75試合 120打席 .260 *3本 12打点 .330 .413 .744
2019 130試合 441打席 .220 10本 38打点 .270 .343 .613
2020 *90試合 301打席 .231 *8本 33打点 .295 .383 .677
2021 *20試合 *56打席 .180 *0本 *3打点 .222 .220 .442
   *30試合 109打席 .281 11本 20打点 .404 .663 1.067(二軍)

西武の低くて高い壁、永遠の若手(32)こと木村
投手としてドラ1指名を受けて、一瞬中継ぎで輝いた時期もあったが、ドラフト時から評価の高かった野手転向となった選手。去年一昨年と西武ファンから愛憎含んだ評価を受けながらライトのレギュラーとして出続けるも、今年は自身が故障で二軍落ちしてる間に愛斗を筆頭とした若手の台頭があり復帰あとも二軍結果を出しながらも一軍に呼ばれない日々が続いていた。

選手としては目立つ強肩やサヨナラランニングホームラン(エラー)の印象から守備固めや代走での起用も多い選手だが指標的にはどちらもよくない。打力としても上記の通り、本来はレギュラーでいてほしい選手ではない。ただもともと腰痛持ちであり、休み休みの起用ができればもう少し結果が出た可能性もある。

佐藤
2019 *52試合 *63打席 .220 *2本 *7打点 .258 .424 .682
2020 *27試合 116打席 .303 *5本 18打点 .388 .505 .893(二軍)
2021 *11試合 *12打席 .167 *0本 *0打点 .167 .167 .333
   *57試合 232打席 .275 *6本 23打点 .333 .420 .754(二軍)

プレー以外のことが知名度のほとんどをしめてしまっているであろう佐藤

プロアマのレベル差に苦しむことの多いルーキー年にそれなりの結果を出し、山川外崎多和田と同じ富士大であることや、明るいキャラクターもあり、7位指名ながら順風満帆で評価の高いスタートを切った。しかし、翌年スピード違反で執行猶予付きながらも懲役3ヶ月の判決となった。(コロナ禍でゴルフに向かってたということも問題の一つとなった。)今年は中村の故障もあり一軍出場もあったが致命的な送球判断ミスがあるなど全くアピールはできなかった。そもそも去年のドラフトで渡部、ブランドンと獲得しており、トレードは端から視野に入っていたような気もする。

選手としては打力は二軍では結果が出てる時期も多く、今年1軍で結果を出してる呉と合わせてあと一歩の成長で1軍でいけるという評価の多かった選手。守備面でも送球の良さなどは評価されていて、今年1軍でミスがあり信頼は揺らいだものもサードの守備固めで使える選手、また今年から二軍ではセカンドの守備をしており無難に守れているという噂である。

公文
2017 41試合 36.2回 3-0 *3H 0S 33三振 8四球 2HR 2.70 1.28
2018 57試合 54.0回 2-0 11H 0S 52三振 14四球 3HR 2.17 1.20
2019 61試合 52.1回 2-0 17H 1S 31三振 18四球 5HR 3.96 1.13
2020 29試合 24.0回 0-2 *8H 1S 19三振 11四球 3HR 7.88 1.83
2021 10試合 *7.1回 0-0 *0H 0S *6三振 *2四球 1HR 3.68 1.91
二軍 11試合 10.0回 0-0 *0H 2S *8三振 *3四球 0HR 3.60 1.20

西武ファンには片岡の人的補償として名前の上がっていた印象の強い公文

ドラフト指名は巨人であり、二軍での奪三振率の高さから期待されていた選手。ただ当時の巨人の分厚い中継陣に阻まれ結果が出ず日ハムにトレード、日ハムで開花し大田公文を獲得した神トレードとなった。ただ、去年から成績を落とし気味であり連続無敗記録も途絶えることなった。

左キラーとして起用されることが多いが強打者にぶつけられることが多いこともあり去年トレードされた巨人の高梨と比較すると目立って対左の成績が良いというわけではない、それでも2017,19あたりは左キラーらしい成績になっており新天地でも同様の起用法になることが予想される。去年今年とやらたBABIPが高いことから守備のいい西武に行ってなにか変わるかもしれない。

平沼
2017 *4試合 ***8打席 .000 0本 *0打点 .000 .000 .000
2018 *7試合 ***9打席 .333 0本 *0打点 .333 .444 .778
2019 73試合 184打席 .236 1本 16打点 .291 .333 .624
2020 52試合 180打席 .228 0本 *6打点 .299 .291 .590
2021 32試合 *85打席 .194 0本 *3打点 .284 .264 .548
   32試合 117打席 .215 0本 *8打点 .354 .301 .655(二軍)

甲子園ファンには投手の印象の方が強い平沼

高卒6年目23歳とまだ若い選手。4年目の2019年に台頭し、中々固まらない三遊間でそれなりの出場を重ね、ファンの間では期待が高まっていた。その起用法から内野はどこでも守れるユーティリティ性はあるが、守備が上手いかと言われると・・・と言った選手。

上記の通りユーティリティ性はあるが、西武山田のように守備がうまいわけではない。打力は明確に長打力がなく1軍でのホームランは一本(なお十亀)のみであり、二軍でも長打は少なく、傾向としてはなんなら減っている。四球はそれなりに選べるが足が速いわけではなく使い所の難しいタイプ。まだ若いが6年目であり時間が多くあるわけではない。

個人的には明確に佐藤>平沼と感じているが、佐藤は去年の問題もあり環境を変えるためかなという印象もある。日ハムは明確に右中間の選手が足りないといった所で1枚増やすための木村、西武は左のワンポイント起用をしたがる割に対左に弱い左投手ばかりのため左キラーの補強といった形。

木村と公文は自分なりの力を発揮できれば出場機会は増えるはずでいい話。佐藤も今の日ハムのサード事情を考えれば確実に出場機会はもらえるはず。一番苦しいのは平沼で正直今年だけ見れば西武として必要な戦力ではなく、三遊間が未だ弱い日ハムにいたほうが出場機会はあったはず。源田後のショート候補の一貫というのもあるとは思うが。まだ若いので環境変化による成長に期待。

木村⇔公文じゃ駄目だったのかなという気もするけど、日ハム側が佐藤を欲しがったのか、西武側が佐藤を出したがったのか


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