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HBO ウォッチメン

今年放送のドラマシリーズでほとんどの人がベスト10に入れるほどの高評価のHBO制作ドラマシリーズ『ウォッチメン』

日本ではスターチャンネル(アマゾンプライム内課金でも見れる)独占なので諦めて課金をして視聴

この作品は一見さんにはとてもハードルの高いドラマ設定で、そもそもの『ウォッチメン』を知らないとかなり置いてけぼりにされる

ドラマ版はコミック版の34年後の別の世界線という設定で作られているものの、ある程度はそれまでの設定を引き継いでる内容なので、最低でも映画版は観ておかないと話についていけないというのを身を持って知らされた

原作は自分も読んではいないものの、ギリギリザックスナイダー監督の映画『ウォッチメン』を当時観ていたので、なんとなくの世界観は理解していたつもりでドラマの1話を視聴、その結果「これはやばい、全然話が分からない」ということに陥ったので、復習を兼ねて久々にザックスナイダー版の『ウォッチメン』まで戻ることに


ザックスナイダー版『ウォッチメン』

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ザックスナイダー版『ウォッチメン』 当時はアメコミの傑作というか、映像化は無理だろうと言われていた作品を見事に映像化した名作として有名 

そして改めて観て思ったのは「全く内容憶えてなかった。。」

ああ、こういうキャラだったとか、こういう終わり方だったというのは思い出せて理解できたし、劇中ヒーローのコメディアン役は「ウォーキング・デッド」の最凶悪役キャラモーガンだったり(この話の中でも割と荒くれ者キャラ)して今との繋がりなんかも感じられた

色々と設定や終わり方が理解できたので、ドラマ版の2話目からは割とキャラクターや、今どういう状況の世界になっているのかというのが理解できるようになってくると、このドラマの面白さがわかってきた

正直、物凄いアクション大作ではないし、VFXをフル活用した『アベンジャーズ』のような動きの大きい作品ではないけれど、切り口は異常にシャープで、過去のアメコミを題材にした作品で、ここまでテーマ性を絞って制作されたドラマはないんじゃないかと思うほど切り込んだ作品だと思う

昨今のアメリカの人種問題が気持ち悪いくらいこのドラマとリンクをしていて、皮肉にも更に内容に重みのあるドラマになっていると感じた

アメリカでの評判はとても考えさせられる内容だったのかもしれないけれど、日本では本質の部分までは理解できない内容や演出が多かったんじゃないかと個人的には思う ただ、こういう題材をドラマの中に落とし込んでエンターテイメントに繋げていく姿勢や工夫はHBOらしいというか流石だなと改めてHBO制作のドラマが自分はすきだなと感じるドラマ作品だった

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