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2022年度帝杜戦を終えて

第1期 優勝者 千葉さん

帝杜戦第一期優勝は千葉さん

2022年11月3日 帝杜戦の準決勝・決勝が行われました。
リーグ戦を計5節おこない、成績上位者8名が準決勝に進み、半荘2回のトーナメントの後、半荘1回の決勝戦。長いリーグ戦を経て、やっと辿り着いた決勝が半荘がたったの1回なんて灼熱すぎる!!きっと勝ち進んだ皆さんは普段の麻雀とは違う、シビれるような麻雀を体験されたのだと想像にむずかしくない。
 そんな厳しい戦いを制し、第一期帝杜戦を優勝したのが…
アマの千葉さん!!おめでとうございます!!!
優勝者には、来期に行われる帝王戦の出場資格が得られるので、更なるステージでシビれるような麻雀を楽しんでください。

帝杜戦第一期が終わり…

これで半年に及ぶ第一期帝杜戦の全行程が終了しました。
僕は2節目からの参加でしたが、なんだか寂しさというか、もっと続けたい、まだ続くんじゃないの?なんて、小学生の夏休み終了3日前のような気持ちです。(僕だけかな?今度かっちゃんや津藤君あたりを捕まえて問いただして、先輩圧をフルに使って、同意を得ようと思う。)
 振り返ってみると、実にたくさんの気づきや学びがありました。東北本部の仲間、各地方支部・本部のプロの方、ご参加頂いたアマチュアの方達からも僕の今後のプロ活動において糧になるような貴重な学びをたくさん頂きました。それは僕だけじゃなく、帝杜戦に参加した東北本部のプロ全員が感じた事だと思います。改めてご参加いただいた全ての方に「ありがとうございます」
 さて、堅苦しくなってきましたが、今回のコラムは僕なりではあるんですけど、色々な角度から帝杜戦を振り返って、気付いた事、感じた事を素直に書いていこうと思います。駄文なのは相変わらずですが、今回はちょっとハゲネタ入れていきます(^^)/ご一読頂けたら幸いです。

総参加人数150人!!

今回の帝杜戦は今まで運営してきたプロアマリーグと規模がまるで違いました。参加人数について考察してみようと思いつき、成績表を振り返って見てみると、なんと総参加人数が150人!!G1タイトル本戦参加人数が平均200人前後と記憶しているので、それにせまる人数です。また、帝杜戦の盛り上がりを直に体験したいと仰ってくださり、各地方支部・本部のプロの方も多数ご参加頂いたのでご紹介します。(敬称略)

第1節 5月4日  参加人数68
特別参戦プロ 佐々木 寿人
    東京本部 手塚 紗掬 
第2節 7月17日 参加人数80
特別参戦プロ 勝又 健志
  東京本部   吉田 直
         武田 裕希
         中村 久哉
第3節 8月14日 参加人数72
特別参戦プロ  白鳥 翔
   北関東支部 髙橋 信夫
        重原 聡
         小暮 智貴
         小林 正和
         菊地 美羽
    東京本部 増田 真人
第4節 9月18日 参加人数76
特別参戦プロ  二階堂 瑠美
    東京本部 中野 妙子
第5節 10月9日 参加人数76名🌸
特別参戦プロ  滝沢 和典
       四国支部 山宮 雅之   

 友情参戦していただいた各地方支部・本部のプロの方達は総勢12名!!
一番遠い所では四国支部の山宮プロがわざわざ宮城まで来ていただきました。山宮プロや北関東の髙橋プロから「東北の帝杜戦が大変盛り上がっているので勉強させてください」と仰ってくれましたが、僕たち東北のプロの方こそ、その熱量の高さと麻雀に向けた真摯な気持ちを学ばせて頂きました。帝杜戦を通じて各地方間でも濃密な交流や情報交換が出来ました。
 また、前回のコラムでも触れましたが、成績上位者が準決勝に残るシステムのリーグ戦ではアマチュアの方の参加率は節を追うごとに下がっていくのが一般的です。始めに参加した節を不調で大きなマイナスを取ってしまうと、後半取り返すのが難しい位置に来てしまう。そうすると、勝つ事だけが目的の方は参加するのが無駄と感じて参加を見送ってしまうのが現状です。実際、今まで僕が運営に関わってきたリーグ戦では例に漏れず、節を追うごとに参加率は下がっていきました。
 ですが、帝杜戦第5節の参加人数を見てみると、参加人数が76名と他の節と比べても高い参加人数で行われています。また、アマチュアの参加人数が60人と5節行われた中で一番多いものとなりました。その要因は特別参戦プロや東北本部各プロの呼びかけや頑張りの賜物であるとは思うのですが、一番の要因は参加してくれたアマチュアの皆さんの「麻雀を純粋に楽しむ気持ち」が起因していると思います。実際会場では、対局中は真剣そのものでしたが、卓移動やサイン会の時間等は笑顔が絶えず明るい雰囲気で大会が進行していきました。
 また、下は24歳から上は88歳まで、女性の参加人数も20人と、世代や性別を超えて楽しめる麻雀の良さを改めて知る事ができました。

参加された皆さんの声

Twitterってとても便利なものですね。僕も普段からTwitterを使って日々のプロ活動を呟いていますが、少しでも笑って欲しいなと、大半はハゲネタばっかり呟いています。それに関しては反省すべき点が多々あるのですが、ご覧になっていただけたらツッコむなり、いいね押してくれたら嬉しいです(^^)/
暴言等はメンタル弱いし、ストレスで髪が抜けていくのでご遠慮ください。
僕もTwitterやってるので、良かったらフォローして下さい<(_ _)>

…話がそれましたが、今度は実際に帝杜戦に参加していただいた方の生の声をご紹介したいと思います。僕自身、こういったツイートを見ると嬉しい気持ちになるし、なにより、運営に携わった東北本部の面々もやる気や元気をたくさん貰ったと思います。改めて帝杜戦を楽しんでくれてありがとうございます。

 こちらの女性の方は、帝杜戦に参加するのを躊躇していたのを勇気を振り絞ってご参加してくれたそうで、5節目ともなると、僕個人的にはすっかりおなじみの人の印象を受けました。その後のツイートを拝見させていただくと、順調に麻雀友達を増やしており、麻雀を心底楽しんでくれている様子に僕達プロも元気をもらっています。

 Robertoさん…MVPです(^^)/第1期帝杜戦を一番楽しんでくれたのはあなたです。この方は菊田プロが主催するPMリーグにも参加されているので、僕も度々お会いするのですが、本当に真剣かつ楽しく麻雀を打たれている様子を内心嬉しく見ています。写真ではちょっと隠れていますが、石井プロの「強引グマイウェイ」Tシャツを着て臨まれています(^^)/

運営頑張ってくれた新人プロ

半年間、運営スタッフとして頑張ってくれた東北のプロをご紹介します。

星乃あみプロ

星乃 あみプロ

 帝杜戦受付中の会場内を見渡していると視界の端に小っちゃ可愛いものがピョンピョンと飛び跳ねている。その正体は星乃あみプロである。さっきまで会場入り口で受付のフォローをしていたかと思うと、気付くと、会場一番奥で特別参戦プロのサインをもらっているアマチュアの方の案内やフォローをしている。とっても働き者で、混雑時の運営スタッフはかなり助かったのではないだろうか。
 打ち上げ時に話を聞いてみたが、本人曰く「仕事と麻雀で男に負けたくない」と言っていた(笑)。話を聞いていて、可愛い見た目とは裏腹に負けん気が強そうだな…と思ったことは内緒である。
 夕刊フジではfairyチームとして活躍しており、麻雀もミスが少なく堅実な打牌を旨とするタイプ。近い将来ビックチャンスをものにするだろうと期待感を持たせてくれるプロである。

小栗隆成プロ

小栗 隆成プロ
最近流行りの小栗ポーズ

 今回の運営スタッフMVPは彼である。運営リーダーを任されて、毎回一生懸命会場を走り回って頑張ってくれた。見た目とは違い、ちょっと引っ込み思案というか照れ屋な一面があるのか、最初の方はハッキリ指示を出したりするのを躊躇する場面が見られた。だが、節を追うごとにハキハキと指示を出したり、選手紹介やルール説明のアナウンスをするときの声がどんどん力強くなっていく様を密かに楽しみにしていた。帝杜戦を通して人間的に一番成長したのは彼だと思うのでMVPにしました。麻雀は鳴きも面前もなんでも来いのオールラウンダータイプ。後期東北Bリーグで良い位置にいるので是非とも頑張って欲しいプロの一人。

櫻井勇馬プロ

櫻井 勇馬プロ

 うままPと親しまれていて、帝杜戦運営スタッフ会場撮影担当。面白そうな所を見逃さず会場全体に気を配っていた姿は影の頑張り屋さん。ただ、たまに何故か柱に隠れながら写真を撮っていたのは謎(笑)。
 連盟に入会してからの活躍はめざましく、東北天翔位決定戦に出場、若獅子戦ベスト8進出と東北本部期待の若きエース。麻雀は鳴きも面前も精度が高い攻撃型。

加藤勇飛プロ

加藤 勇飛プロ

 帝杜戦運営スタッフ受付担当兼東北連盟イケメン担当。受付も親切かつスマートにこなしていて、イケメンは何でもできるのかとひがみ根性爆発したのは内緒(笑)。いつも爽やかで話やすく、会場でもたくさんのアマチュアの方と楽しそうに交流していた。
 麻雀は守備型で堅実な立ち回りをしているのを良く目にする。タイトル戦の予選にも積極的に参加しており、いつ活躍してもおかしくない逸材です。

鈴木勝也プロ

鈴木 勝也プロ

 かっちゃんの愛称で東北本部の面々から親しまれている。帝杜戦運営スタッフ集計担当。大会進行中、滞りなく順位を発表できるのはかっちゃんのおかげ。縁の下の力持ちである。見た目通り、とても優しくてイイ子(^^)/
今期の前期東北Bリーグを優勝しており、来期からは東北Aリーグで一緒に戦うライバルである。
 麻雀は打点重視の面前派。もう打点というより破壊力と言っても良いぐらい高い手を目指してくる。個人的には彼からリーチが掛かってきたらちょっとビビります。皆さんも「かっちゃん」と呼んであげてください。

佐々木俊哉プロ

佐々木俊哉プロ

帝杜戦運営スタッフ受付担当。普段は口数少ないタイプではあるのだが、話かけてみると、素直でユーモアがあってとても接しやすい好青年である。麻雀はオールラウンダータイプで、こちらも東北Bリーグで好位置につけているので、是非注目してください。

広がり続ける麻雀の輪

ここまで、帝杜戦を振り返って僕が思うのは「麻雀の輪」というものがあるんだなという事です。アマチュアの方が「勇気を出して」「興味があったから」「Ⅿリーガーのファンで」「麻雀の自分の強さを大会を通して試したい」最初は皆さん一人一人、思い思いの動機があって帝杜戦にご参加いただいたと思います。それが実際に参加してみて節を追うごとに、「もっと上手くなりたい」「麻雀楽しい」「麻雀仲間ができるのが嬉しい」と思ってくれて、自分から色んな大会に挑戦したり仲間を増やしたり、自分なりの麻雀との向き合い方や楽しみ方を覚えていく。そこでまた、コミュニティが広がって麻雀がより楽しいものになっていく。最初は点だったものが線になって最後にはその線が輪になって、その輪がどんどん大きくなっていく。大げさな言い方になってしまいますが、麻雀の可能性を強く実感できた素晴らしい大会だったと思います。
 麻雀プロの僕達だってそうです。各地方間で情報交換をして、他の地方のプロの熱量や麻雀にどれだけ真摯に取り組んでいるかを学べて良い刺激になりました。Ⅿリーガーを間近で見て、自分も活躍したいと憧れの気持ちを強めたり、ご参加いただいた皆さんが楽しく麻雀を打っている様子にプロとしてのやりがいを見出したりと、東北本部のみんなも僕も節が進む毎にそんな気持ちが芽生え強くなっていきました。
 さきほど、麻雀の可能性について触れましたが、僕個人的には麻雀の可能性はまだまだこんなものじゃないと思っています(笑)。でも、そのためにはプロ側の人間の頑張りだけでなく、麻雀ファンであるみなさんの協力が必要だとも強く感じています。具体的に何をすれば良いかは簡単です。もっと、麻雀を楽しんでください。楽しみ方はなんでも大丈夫。大会に積極的に参加してもいいし、Ⅿリーグや連盟チャンネルを視聴してもいいし、麻雀仲間を増やしてセットしてもいいし、ネットゲームを通じて牌譜検討や研究してもいいでしょう。最近だと、推しのプロを見つけて応援ていうのもありますね。みなさんの麻雀を楽しむ多くの選択肢の中に「帝杜戦に出る」っていうのがあれば最高ですね。僕等は泣いて喜びます(笑)。
 そう思って頂けるよう頑張るのは僕達の仕事です。これから2年、3年と継続していき、「来月またね」と笑顔で帰ってくれる皆さんが「いつもの」「なくてはならないもの」と思ってもらえるように東北連盟一同頑張っていきますので応援よろしくお願いします。

最後に

 菊田プロ、波奈プロ、運営頑張ってくれたみんな、半年間お疲れ様でした。二人が帝杜戦を取り仕切ってくれたから大成功で終わったと思います。これからも、麻雀でもプロ雀士としても東北本部の憧れ、良い手本として突っ走ってくれるのを期待していますし、何か僕に協力できることがあったらいつでも言ってください。(麻雀で追いつきたい気持ちは僕もあります。)
 また、「noteでコラム書いてみませんか?」と言ってくれてありがとう。長い文章を書いて何かを伝えるというのは初めての事だったので読んでくれた皆さんに帝杜戦の魅力を伝えられたかどうかは分かりませんが、いつもと違った目線で物事を見るというのは新鮮だったし、凄く勉強になりました。

 ちょっと後半堅苦しくなっちゃいましたね。なんだかんだ言って、帝杜戦めっちゃ楽しかったです!!この楽しさを皆さんと共有したいです!!

なので皆さん!!来年もアタマツルッツルにしてお待ちしてまーす(^^)/

執筆:菅原直哉

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