web連載が始まる。

友人の編集者から誘われてweb連載が始まる。全10回を目指している。第1回は書き終わって第2回を進めている。書くネタが10回分あるかわからないまま、書けることから書いていく。ストックを出し惜しみしないで、出していく。出尽くした後何を書くかわからないけれど、それを楽しみにしておく。

ダンス作品を創作するときにも同じ様なことをしていると気がつく。ストックしてあるアイディアは色々あって、何処かで今回はやらないでおこうと思うことがあっても出し惜しみしないで稽古でどんどん投入していく様にしている。いつかやろうは大抵今やった方がいいようだ。

連載の内容、書き方について編集の友人と話して見えてきたことがある。大きなトピックを語るときにそれを支えるもう一本の柱を立てる。その構造をベースに書いていくことにする。あと学術的な論考ではない、踊ることをベースに思考する私が物事をどう語るのか。ふとするとできないのに学術的にすべき、そうでないといけないと思い込む。よく考えればそれをやってきてないからそんなことはできるわけがないのに人目に触れる長めの文章はこうあるべき、憧れをやろうとしている。とはいえ書き始めはそう成りがちなので一回書いて、失敗して、書き直していく。まだ自分がどんな感じの文章を書く者なのかわからないから書きながら見つけていく。連載は実践の中での文体練習なんだろう。自分の好きなものを、もっと軽く、勘違いの様な、めちゃくちゃな線を結んでいこう。

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