005 さくっと日帰り〜三条&長岡〜
1）楽しいクラフトフェア通い
素敵な雑貨を発掘するために長年通っている展示会では飽き足らず、7、8年くらい前からクラフト市もパトロールしている。当初は東京周辺中心だったのだが、コロナが落ち着いた頃から日帰りで行ける首都圏以外へもパトロール範囲を拡大中。「もしかしたら素敵な雑貨に出会えるかも、、、」という一心でフラフラと行ってしまう。バイヤーの性だ。
そんなわけで、少し前になるが、三条のクラフトフェアへ行ってみた。東京駅から新潟県の三条/長岡まで日帰りで、無理なく行ってくることができたことを思うと、やはり新幹線ってすごい乗り物だ。
以前から燕三条へは行ってみたかった。昔の勤め先で取引があった会社が燕三条でステンレス製品を作っていたから。あいにくクラフトフェアの会場が駅のそばではなかったので、街に繰り出すことはなかったが、駅に来られただけでもちょっとうれしかった。
2）三条クラフトフェア
新幹線の燕三条駅からレトロなかわいい電車に乗り、さらに会場までのシャトルバスに揺られて到着。途中、雨が降ってきてしまったが、新緑が美しい広大な公園で暖かい雰囲気のなか、開催されていた。親子でワークショップに参加できるブースがいくつか設けられており、ここは比較的ファミリー参加型のクラフト市だなと感じた。みなさん楽しそうに手を動かしているのがいい感じ。
仕事がらみの視点では今回は空振りだったが、百聞は一見に如かず。バイヤーたるもの足で稼げ、そう教えられて育った身としては、無駄ではなかった。自らの目で見ることができて、これはこれで次へつながる貴重な経験となった。
3）クラフトフェアのあとの寄り道
クラフトフェアのリサーチが想定よりも早く終わったが、このままとんぼ帰りするのはもったいないなと、急遽、帰りの乗車駅を「長岡」と決め、移動した。長岡もちょっと行ってみたいところがあったので、ちょうどよかった。
長岡のイメージは花火の印象が強く、街の規模、名所、美味しいもの、全く見当がつかない。そこで、駅前の観光案内所を頼る。オンラインが発展した昨今でも、結局アナログが一番便利だったりすることもある。おすすめランチ、2〜3時間で観光できる場所を教えてもらうのだった。
まずは腹ごしらえ。いくつか教えていただいたお店から、選んだのは「美松」さんという洋菓子店が提供しているという「レーメン」。
「洋菓子店×レーメン」という不思議な組み合わせは、一体どんなものなのか全く想像がつかず、到着するまでのワクワクがたまらなかった。
席にやってきてわかった。要するに「冷やし中華」のようなものだと。そしてとにかく美味しかった！スープの味が絶妙で、これ、クセになる。好きな味。東京にあったらリピート間違いなし。2つのっていた氷がスープに溶けると、これまたなんとも言えない味になる。むしゃむしゃ食べて、ほっと一息、周囲を見渡すとみんな食べてるんです、「レーメン」。長岡めぐりの一発目がこれでほんとよかった。めちゃくちゃ好印象。
お腹も満たされたので、クラフトフェアで散々歩いた疲れも吹き飛び、徒歩で向かう。いよいよ以前から行ってみたかった場所。「山本五十六記念館」
父が戦前生まれだったせいか、山本五十六の話は何度か聞いており、どんな人なんだろう？と興味があって、この記念館を以前からチェックしていたのだった。
こじんまりとした館内は撮影禁止だったので、その分、自分の目と記憶に残そうと集中してみれたような気がする。ブーゲンビル島上空で追撃された時の実際の飛行機の左翼が展示されており、なんかドンと心に残った。戦争とは何だろうか・・・とつくづく考えさせられる。
長岡ショート観光の締めは、酒蔵。天気がぐずついてきたので、タクシーを利用することにした。長岡は太平洋戦争で大分焼失してしまったらしいが、「摂田屋」というエリアには明治、大正の醸造関係の建物が現存しているそうで、ちょっとした散歩が楽しめるようだ。
美味しい日本酒でほろ酔い気分になった頃、帰りの新幹線の時間が近づいてきたので、JR宮内駅から長岡駅へ戻る。本日のショートトリップはそろそろおしまい。電車に乗り込む前に、旅の記念に「柿の種」を買った。缶好きにはたまらない昭和レトロデザインなので、嵩張るけど、大切に抱えて持ち帰るのだった。🧳
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