魅力的なモノとは?
「普段の植栽や剪定では、玄関からでも部屋からでも美しく見える佇まいを意識しています。そんなある日、社内で「庭が一番映えるのはどんな時か。それは人が庭を楽しんでいる時では?」という話になりました。洋服の広告はモデルが着ています。車のCMも人が乗っています。物は変わっても「人がいる」のは同じ。つまりイキイキした人と物がそろって初めて、魅力的な作品が生まれるのです。舞台で例えると、職人が作る庭がステージなら、お客様は主人公である演者。施主様が大好きな空間で暮らしと人生を満喫する時、本当の意味で庭が完成するのだと思っています。」
季刊誌「帝樹の芽2021夏号」より
物に限らず、グループなどのコミュニティにも当てはまることだと思います。楽しそうに見えるコミュニティには自然と人が寄ってきますし、そこでは色々な好循環が生まれます。これは町づくりにも繋がるでしょう。現在でもよく耳にする「地方創生」。抽象的でも具体的でも、そこに何か感じ取れるものがある所に人は集まります。人が輝く瞬間にも、やはり「人」が必要なのでしょう。
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