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-奥へ進みたくなる細道-

今年最後となるお庭づくりが先日完了し、無事施主様にお渡しすることができました。

今回は重機などが入ることのできないスペースのため、各工程はすべて手作業です。

山砂は既に入っていましたが、水が溜まりやすい状態でしたので、まずは暗渠(あんきょ)排水の工事から。

真っ直ぐに掘っていきます。
暗渠管と保護資材を設置し、埋め戻し。

排水を促す作業が終わり、過程で発生した粘土質など不要な土を処分、良質な土は埋め戻しをして、整地をしながら築山の形成をしていきます。
その後、植栽作業です。

土が盛られ、山となっている部分は苔予定。

まだ完成まで約半分というところですが、この状態でもかなりお庭らしくなっています。ここから通路となる飛石の設置、砂利の下地兼雑草対策として防草シートを敷いていきます。

その前に、ライトと枝折戸・竹垣の設置作業を挟みました。

免許や資格を必要としない低電圧のライトです。照度センサーがついており、日没〜明け方を感知して自動で点灯・消灯ができます。また、タイマー機能もついているので、◯時から△時間点灯させるという設定が可能です。

次に飛石などの作業です。

ひとつひとつ水平をみながら設置していきます。設置の仕方にもルールの様なものや形状による石同士の相性みたいなものがあり、それらを考慮しながらの作業になります。一番地味で地道かもしれませんが、このような作業が一番奥深いものだったりします。

スナゴケとハイゴケの仕入れ!
防草シートと同時並行!

飛石の設置が終わったら、いよいよ作業も大詰めです。苔を植栽することで、空間に彩りが出てきます。
苔が終わったら、もう1種類のライトを設置し、防草シートのところに砂利を敷いていきます。

美濃白川砂利2分
完成したお庭。

この提灯のようなライトも低電圧のライトです。写真では分かりませんが、光に強弱がついており、蝋燭の火がゆらゆらと揺れている感覚を再現しています。

つい歩いてみたくなる緩やかな曲線。
老舗旅館や料亭の様な雰囲気。

全て手作業は大変ではありましたが、その分の達成感は大きく、同時に重機や機械のありがたみを実感した現場でした。
また弊社では小スペースでも楽しめるお庭をいくつかデザイン・施工させていただいていますが、今回は庭正史上一番細い庭だったそうです。
お庭と聞くと、大きな敷地に芝生や庭木が何本も…と想像される方はいるかと思いますが、趣味嗜好やライフスタイルによって求められるものは様々です。このスペースだからこそできることや表現できることがあると弊社は考えています。そう感じさせられるお庭づくりだったと思います。

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