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シン・映画日記『カンフースタントマン 龍虎武師』

TOHOシネマズ錦糸町 オリナスで香港カンフー映画のスタントマン達のドキュメンタリー映画『カンフースタントマン 龍虎武師』を見てきた。



これ、まさしく、香港アクション/カンフー映画の栄枯盛衰を描いたドキュメンタリー。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・香港と言うか、
ワンス・アポン・ア・タイム・ショウ・ブラザーズと言うか、
ワンス・アポン・ア・タイム・ゴールデン・ハーベストとでも言うか。

本作は香港アクション/カンフー映画の50年代〜60年代の礎の時代から、ブルース・リーの登場、ブルース・リーの急死からの低迷期、サモ・ハンやジャッキー、ユン・ピョウらがもたらしたショウ・ブラザーズとゴールデン・ハーベストの全盛期、
90年代以降長らく続く衰退期、
そしてその後と中国アクション/カンフー映画の今日を歴代のスタントマン、俳優、監督らの証言を中心に構成。

ジャッキー・チェンが何故か出てないのが不満ではあるが、
その分サモ・ハンとドニー・イェンがしっかりとカバー。

出来れば、何故衰退したのかというあたりを事細かに追求して欲しかったが、
この部分はもう一つ解明・追求が出来てない様子。
その代わり、そこから立ち上がり、現在悪戦苦闘しながら新しい世代を育てている様子をしっかりと映していたので、
決して死んだわけでも終わったわけでもないので、そこを見れただけでも救われる。
あと、せっかく字幕監修に谷垣健治さんが関わっているんなら、なんで彼が出てこないのか?
まあ、あの人が出てない、この人が出てないと言ったらきりがない。
出来る範囲で精一杯作ったことが伺えるし、
ちゃんと、香港アクション/カンフー映画版の栄枯盛衰は描かれているし、応援したくなる。

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