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ベタだけど神は細部に宿る。
私は絵が描けない。
けど紙媒体のデザインをする仕事をしてきた。
絵が描けないのにデザインができるのかと最初は思っていたけど、この仕事を続けながら気づいたことはデザインの基礎知識をちゃんと勉強して基礎と基本を守ることの大切さだった。
絵が描けることはデザインができることとは完全に別だ。
デザインを感覚でできてしまう人がまれにいるがそれは話がそれるので置いといて、ほとんどのデザインに携わる人は基礎知識をしっかりと勉強していてそれを守っている。
人の目に触れる様々な広告などの宣伝物はまさに基礎デザインの結晶なのだ。その上で基礎の型を破り個々のデザイナーのセンスや価値観などが反映されてオリジナリティのあるよりよい宣伝物になる。
そのため、違和感を感じるポスターに遭遇するとなぜ違和感を感じたのかを観察するのだが、よく観察すると原因はやはり基礎をおろそかにしたデザインだということがわかる。
例えば文字間や行間の調整、配置の整列、文字の大小比率、適切なフォント、配色のバランスなどがしっかりと調節されていないと、謎フォントで彩られた統一感のない町内会のチラシのような素人感溢れるものになってしまう。
中村勘三郎さんの名言にもあるように、
型がないのは型破りなのではなく、ただの「形無し」でしかない。
デザインにおいても、神は細部に宿る。
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