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カリグラファーのお仕事


カリグラファーのお仕事は、お誕生日会の招待状、結婚式の招待状の宛名書き、パリコレの招待状、年末年始の挨拶状の宛名書きです。そのほか、ラブレターの代筆、亡くなった方の家族へのお悔やみの手紙、詩の代筆、賞状のお名前入れ(私の祖父は賞状書士でした)、映画の中の小道具としてのカリグラフィーなどです。最近では映画の為にカリグラフィーを書いている手元を撮影するというお仕事もありました。
年間トータルで約6000通書いています。
難しいのは一つしかない物に書くこと、間違えられないお仕事です。フランス語、英語、その他の言語で書く場合、日本人の私は一つ一つ文字を確認して書かないとスペルミスで作品を台無しにしてしまいます。インク一滴落としても駄目だしちゃんとインクを乾かさないと紙が汚れてしまうことになりかねません。
難しいお仕事ですが私が書いたものを見て感動して涙を流してくださるお客さまや、「人生で1番美しいプレゼントだった」とお店まで伝えに来てくださるお客様、私が書いたものを額に入れて飾ってくださっている方々にお会いすると、頑張ってきて良かったとやりがいを感じます。

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